猫の低血糖症の症状から予防法

猫の低血糖症の症状から予防法

「低血糖症」は文字通り、血糖値の低い状態、及び血糖値が正常でなくなることから起こる症状です。人間でも恐ろしい低血糖症という病気ですが、猫ではどのような病態になるのか、治療法や予防法とあわせてご紹介します。

525view

猫の低血糖症の症状

寝ている猫

うつ病に似た人間の症状

炭水化物やお菓子、清涼飲料水など、糖質の高いものを多く摂る生活が続くと、内臓が疲れて機能が低下します。それによって常に血糖値の低い状態が続き、脳が正常に活動できなくなる病気を「低血糖症」と呼びます。

低血糖症の具体的な症状としては、不安・めまい・疲労・気力・集中力の低下などが挙げられます。糖尿病の治療過程で薬の量を間違えたり、運動しすぎたりして引き起こされることもあります。

猫の症状

人間と同じく脳が正常に活動しなくなった結果、下記のような症状が起こります。

  • ふらつく、ぐったりするなどの運動失調
  • 奇妙な鳴き方をする
  • 落ち着きがなくなり、ぼーっとして虚脱状態になる
  • 失明する(数日~恒久的)

重篤化すると昏睡状態に陥り、そのまま死に至ることも。また、奇跡的に回復しても、脳に障害が残ってしまう場合があります。初期の症状を見逃さず、適切な処置をした上で、すぐに病院へ連れて行きましょう。

猫の低血糖症の原因と治療法

サラダを見ている猫

原因

低血糖症の原因は、猫も人間もあまり変わりません。最も多いのは、糖尿病の治療で使用するインスリンの投与量が多すぎることです。インスリンには血液中の糖を減少させる作用があり、過剰摂取は大変危険です。

他にも下記の原因が考えられます。

  • 食事の量が少ない、栄養バランスがとれていない
  • 空腹時の興奮、激しすぎる運動
  • すい臓や肝臓の障害

いずれにしても、猫の体内の糖が極度に減ったとき、低血糖症になってしまいます。

治療法

水を飲む猫

獣医師に相談した上で、子猫の場合は砂糖水やブドウ糖溶液を飲ませ、成猫の場合は消化しやすい食事を与えて糖分を摂取させましょう。血糖値が正常に戻れば症状は落ち着きます。猫がぐったりしており、食事をできる状態でなければ、ブドウ糖溶液を歯茎など口の内側に塗って体内に吸収されるようにしましょう。その際、一気に流し込まないことが重要です。

緊急の場合は、病院へ到着するまで、糖分の接種を続けることが大切です。ただし、人間用のおかしを与えることは絶対にやめましょう。

猫の低血糖症の予防

芝生の上を走る猫

食事と運動量

低血糖症の予防には、食事の量や栄養バランスに気をつけましょう。特に子猫や幼い猫の場合、体を冷やさないようにし、こまめに食事を与える必要があります。また、過度な運動は血糖値を下げてしまうため、控えさせましょう。

糖尿病治療時のインスリンの投与量

猫や犬などの動物にとって、1ミリの投与量の違いが身体に大きな影響を与えます。用法、用量を守って、過剰に与えてしまわないように気をつけましょう。

まとめ

ソファーを見つめる猫

低血糖症は、子猫から成猫まで、すべての年齢の猫が発症する危険性があります。特に糖尿病を患っている猫は注意が必要です。日頃から愛猫の様子をしっかり見て、震えやふらつきなどの症状があれば糖分を摂らせてください。何かあったときは、すぐ獣医に相談できる環境も整えておきましょう。

スポンサーリンク

人気のキーワード