猫の緑内障の症状と原因

猫の緑内障の症状と原因

緑内障とは、眼圧が高まり視野が狭くなるなど、視覚障害を起こす目の病気です。最悪失明の恐れもあるため、早期治療が必須です。猫がかかりやすい種類の緑内障もあります。少しでも早く気づいてあげられるよう、緑内障について知っておきましょう。

297view

猫が緑内障になった場合の症状

顔を拭いている猫

緑内障になると次のような症状が見られます。

  • 瞳孔が開いたままの状態になる
  • 目の色が緑色や黄色になる
  • 目を頻繁にこする
  • 物につまずいたりぶつかったりする
  • 元気がない

猫の瞳孔は明るい場所では細く閉じていますが、緑内障になると常に瞳孔が開いた状態になります。目の色も緑や黄色に変色し、症状がさらに進むと「牛眼」という目が大きく飛び出す症状がみられ、失明してしまう可能性があります。また、痛みが強いと、触られるのをいやがったり、食欲が落ちたりします。

猫が緑内障になる原因

読書中の猫

眼球内では「房水(ぼうすい)」という、眼球を満たしている液体が、常に循環しています。毛様体と呼ばれる組織から生産されるこの房水により、目の状態が安定し、老廃物を体外へ排出しています。ところがこの循環に支障がでると眼圧が高まり、視神経に悪影響を及ぼし、緑内障が発症します。進行が速いので早急な治療が必要です。

猫の緑内障の種類

緑内障にかかっている猫

緑内障は、細かく分類されていますが、原因によって大きく以下の3タイプがあります。

  • 先天性緑内障(先天的に隅角に異常がある)
  • 原発性緑内障(原因不明、特定の猫種に多い)
  • 続発性緑内障(ほかの病気が原因で二次的に発症)

猫がかかるのは、ほとんどが「続発性緑内障」と呼ばれるものですが、続発性緑内障を発症しやすい病気には次のようなものがあげられます。

  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)
  • 猫白血病ウイルス(FeLV)感染症
  • トキソプラズマ症など
  • ぶどう膜炎

これらの病状と診断されたら、あわせて緑内障を疑う必要があります。

猫の緑内障を治療する方法

目薬をしている猫

猫が緑内障と診断されたら、急性である場合も考慮し、一刻も早い診察と治療が必要です。治療は内科療法と外科療法があります。

内科療法

眼圧の低下、視覚障害の進行を抑える目的の治療です。内服薬や、点眼投与などが行われます。

外科療法

房水を別の部位に排出させたりするための手術を行います。また、すでに失明している場合は、痛みをおさえるため、眼球摘出し、義眼を入れる手術を施す場合があります。

症状の進行状況により適切な治療が行われますが、手術が必要になる場合もあります。

まとめ

目の検査をしている猫

緑内障は残念ながら予防することは困難です。また、症状が進行するまで、発見されにくいのも特徴です。定期的に眼科検診をうけさせ、猫の眼圧に異常がないかチェックしましょう。

また意外に思われるかもしれませんが、緑内障だけに限らず、猫の目の病気は早急な治療が必要なものが多いのです。飼い主さんが発見することがほとんどのため、日頃から愛猫の目の状態を確認し、上述以外の症状でも、少しでもいつもと違う場合は獣医さんに診てもらうようにしましょう。

スポンサーリンク

人気のキーワード