猫が脱水症状を起こす5つの原因と対策法

猫が脱水症状を起こす5つの原因と対策法

猫が脱水症状を起こした場合、体全体の機能が低下していきます。重症になると命に関わりますので、早めの対処が必要です。猫が脱水症状を起こすのは、様々な病気が原因となっています。一体どんな病気により、猫は脱水症状を起こしてしまうのでしょう?また、飼い主が出来る対策法は、あるのでしょうか?

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猫が脱水症状を起こす原因

水道と猫

脱水症状を起こす時は、必ず原因となる疾患があります。

①夏は厳重注意!熱中症になっている

猫は人間よりも寒さに強いですが、暑さには弱い動物です。夏は特に気をつけましょう。猫がいる場所の風通しを良くしたり、エアコンで室温調整を行ったりして、猫が快適に過ごせるようにしましょう。エアコンが嫌いな猫もいるようですので過剰に気温を下げる必要はありませんが、愛猫が熱中症にならないよう、水のお皿を冬よりも多めに用意してあげるなどして、工夫しましょう。

②猫がかかりやすい腎臓疾患がある

腎臓の機能が低下する事で体内の老廃物を排出できず、嘔吐などを起こして脱水になる事があります。猫は特に、腎臓を始めとした泌尿器系の疾患を起こしやすい動物です。急性腎障害になると命を落とす可能性が高いので、急に元気がなくなった場合は早急に受診しましょう。

慢性腎臓病も猫に多い病気で、老化などで徐々に腎臓の機能が低下していきます。症状が分かりにくい病気なので、愛猫の飲む水の量に気をつけると良いでしょう。量が増えた場合には受診するようにしましょう。

③消化器系に疾患がある

胃や腸などの消化器系に異常がある場合、良く嘔吐をする事があります。嘔吐する事で、脱水になってしまいます。猫は体に異常がなくても嘔吐をする動物ですが、普段はあまり吐かないのに頻繁に吐くようになったり、数日続けて吐いたりした場合には、何かしらの異常がある事が考えられます。早めに受診するようにしましょう。

④予防したい感染症

猫汎白血球減少症や鉤虫症などで嘔吐や下痢が起き、脱水してしまう事があります。これらの病気に感染している猫のうんちを食べたり、ニオイを嗅いだりする事から移る経口感染や、母猫から感染する垂直感染で感染します。鉤虫症の場合は、鉤虫が皮膚から侵入する、経皮感染の場合もあります。

垂直感染に関しては防ぎようがない事もありますが、うんちを残さないように、なるべく直ぐに片付けると良いでしょう。鉤虫が土にいる事もあるので、なるべく外にださないようにする事も必要です。

猫汎白血球減少症は3種混合ワクチンを摂取する事で免疫を獲得する事が出来ますが、副反応が出る場合もありますので、担当の獣医師に相談してから、慎重に決めるようにしましょう。

⑤子猫や老猫は特に注意

特に子猫の場合は、哺乳量が少なかったり、消化器官が未発達なために下痢を引き起こしてしまったりと、脱水症状を引き起こす可能性が高くなります。老猫も、じっと寝ていることが多くなり、食事量と共に水分摂取量が減少してしまうことも。脱水症状にいち早く気付くためにも、日頃から水分摂取量や、尿の濃度などをチェックしておきましょう。

猫が脱水症状を起こした時の対処法

具合の悪い猫
  • ①電解質入りの飲み物を与える
  • ②猫用が無ければ子供用の物を与える
  • ③飲まない時はスポイト・シリンジで少量ずつ与える
  • ④急いで動物病院へ受診する

万が一愛猫に脱水症状が起きてしまったら、緊急処置として電解質入りの飲み物を与えましょう。電解質入りの飲み物とは、スポーツ飲料や経口補水液のことをいいます。できれば、猫専用の経口補水液が望ましいのですが、夜間の場合などで人間用をそのまま与える場合は、約2倍に薄めて与えるようにし、甘味料が入っていないものを選んでください。人間用のなかでも幼児用であれば、薄めずにそのまま与えてもいいとされています。

もし直ぐに手に入らない時には、水1リットルに対し、塩1.5g、砂糖20gをきっちりと測り、混ぜて与えましょう。あくまでも緊急処置ですので、飲ませた後はすぐに受診するようにします。愛猫が飲まない、または飲めない場合は、スポイトやシリンジで少しずつ口に含ませてあげましょう。

猫の脱水症状を予防する3つの方法

ペットクリニック

①猫の水分摂取量を増やす工夫

まず第一に猫の水分摂取量を増やす工夫をしてみましょう。例えば、水飲み場を増やしたり、水の容器を猫が好むものに変えてみたり、カルキ臭などを取り除くフィルター付きの自動給水器を取り入れてみるのも、おすすめです。

②オシッコの状態をチェックする

毎日のオシッコの状態を把握しておくことが、猫の脱水症状にいち早く気付くための近道です。トイレの形状にもよりますが、システムトイレのトレー部分にペットシートに敷くなどの方法で、オシッコの量や尿度をしっかり把握しておきましょう。現在では、自宅で簡単にできるphチェック用のシートや、猫砂も販売されているので是非利用してみて下さい。

③ウェットフードやおやつを活用する

子猫や老猫の場合、夏場の熱中症対策として、水分含有量の多いウェットフードやスープ状、ゼリー状のおやつを利用して水分補給を促すのもひとつです。

猫の脱水症状について

猫と水

猫は、先祖が砂漠で暮らしていたことや、汗を出す汗腺が肉球にしかないことなどから、本来少ない水分摂取で身体を維持することができます。ただし、その習性が裏目となり、何らかの理由で必要最低限の水分さえも接種できなかった場合、脱水症状を引き起こす場合があります。

猫が脱水を起こした時は、食欲の低下や、オシッコの回数が減少するなどの症状から、ぐったりとして元気がなくなったり、目がしょぼしょぼしてしまったり、意識が混濁するまでに至る場合もあります。いずれにせよ、脱水症状が起きた時にはすぐに受診するようにしましょう。

猫の脱水症状についてのまとめ

ぐったりする猫

愛猫が脱水症状を起こす事なんて考えたくありませんが、万が一の時の為に、知っておいても良い情報ですね。若い時は健康でも、人間と一緒で年を重ねるごとに体に不調が出やすくなってきます。

もちろん、若いからと言って注意するに越した事はありませんが、いつも愛猫の様子を観察してあげると良いですね。なるべく健康で長生きして貰うために、心がけたいところです。

20代 女性 彩

猫の脱水症状に人間用の経口補水液を代用できることを知らなかったので、とても勉強になりました。もちろん、猫専用のものを使うことが望ましいということは十分承知していますが、熱中症などの一刻を争う状況の時には、覚えておいて損のない知識だと思います。

以前、脱水症状とまではいきませんが、愛猫の水分摂取量が少ないことに悩んでいた時期がありました。水分摂取量が少ないと、便秘がちになってしまい、便秘がちになることで食欲も低下するのでどうにか水分摂取量を増やせないかと色々試したことがあります。

結果、自動給水器の利用とおやつをスープ、ゼリーなどの水分含有量が多いものに変更したことで、酷いときは2~3日に1度だった排便が、1日1回になり便の質も固すぎず、表面にツヤのあるいい状態に変わりました。それ以来、夏場などの暑い時期は、決まった時間に飲み水の入換えを行い、計量カップでおおよその飲水量を計りながら、おやつなどの調整をしています。

猫も人と同じで、水分摂取はとても大切なことですよね。猫が掛かりやすいと言われている泌尿器系の病気を予防する為にも、日頃からしっかり水分摂取量を意識しておきたいと思います。

女性 yuki

人間でも脱水症状が出てしまうと相当ツライのに、猫が脱水状態に至ってしまった場合、とても危険な状態だと思います。

昔飼っていた猫が腎臓疾患によっておう吐が止まらず、脱水症状を起こしていた時、あっという間に毛にツヤが無くなり、かなりぐったりしていました。水も飲まない状態で、病院で点滴をしてもらうしか方法は無く、毎日毎日ポカリスエットを薄めたものを少しずつスポイトやスプーンで無理やり口に運んでいたことを覚えています。

獣医さんにも、「猫にとって脱水症状が起きているというのはとても深刻な問題だから、毎日少しずつでいいから体を温めながら、ポカリを薄めたものやお水を一口ずつ飲ませてあげてください」と言われました。

猫の脱水症状には中々気が付くことができませんが、毛のツヤが悪くなっていないか、歯茎が乾いていないかをよく確認してみてください。首の後ろ側(母猫が子猫を持つ時にくわえる部分)をつまんで引っ張り、なかなか元に戻らない場合は脱水症状が進んでいる時です。

女性 ケロキ

脱水症状で真っ先に思い浮かぶのは熱中症ですよね。猫は積極的に水を飲まないというイメージがあるので水を飲んでいるのか確認をしていますが、夏は特にチェックの回数を増やします。我が家は普段、家に人がいるので、家の中が暑くなりすぎることはありませんが、どうしても猫だけにするときは暑さ対策を欠かさないようにします。また、お皿の水の量を見て、水を飲む量が少ないと感じたときはウェットタイプのおやつをあげることもあります。
病気などで嘔吐や下痢をしている場合、その症状に気を取られてしまいそうですが、この記事を読んで、脱水症状になることもあると頭に入れておくことができました。応急処置の方法は知っておくといざというときに役立ちますね。

20代 女性 ゆず

脱水症状が起きた時に電解質入りのドリンクを飲ませるのには理由があります。つまり、下痢や嘔吐などが原因で脱水症状になった場合、水分だけが足りないわけではなく、イオンと呼ばれる電解質も一緒に失ってしまいます。なので、応急処置の時は水だけを大量に飲ませるとかえって電解質のバランスを崩しショック状態を引き起こす可能性があるのです。ですから、必ず電解質入りの飲み物で対応するべきでしょう。このことを覚えておくならいざという時に正しい方法で処置を行うことができます。事前の対策も夏場は特にやっていきたいですね。留守中にもし猫が自分で飲み皿をひっくり返しても良いように複数箇所に飲み皿を用意したり、嫌がらなければフードをドライタイプからウェットタイプに変えても良いと思います。

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