目やにが出る猫の病気5つをご紹介!

目やにが出る猫の病気5つをご紹介!

愛猫の目やに。実は、飼い主さんが気になる率No.1の症状なのです。ですが、猫も人間と同じように、正常な代謝活動として目やには出る事があります。我が家の猫も朝起きた後に見ると、目やにを付けている事が良くあります。そしてこれも人間と同じように、何かしらの異常があって目やにが出ている事もあります。この記事では、正常な目やにと注意が必要な目やに、目やにの原因などについてお伝えしていきます!

1637view

目やにが出る猫の病気

猫の目を検査する
  • ①猫風邪
  • ②アレルギー
  • ③結膜炎・角膜炎
  • ④流涙症
  • ⑤ドライアイ

目やにが白い、または黄色や緑の場合は、何かしらの目の異常がある事があります。目やにのある原因となる病気には、どのようなものがあるのでしょうか?両方の目から目やにが出ている場合は、細菌やウイルス感染している可能性があります。

①猫風邪

一般的に「猫風邪」と呼ばれているのは一つの病気ではなく、いくつかの細菌やウイルスが原因となる風邪症状の事を総称した名前です。ペルペスウイルスやカリシウイルス、猫クラミジアなどによる感染症を「猫風邪」と呼んでいるのです。

白や緑、黄色の目やにが出ていたら、この猫風邪にかかっていると疑われます。大抵は両目から目やにが出ていますが、慢性的なペルペスウイルス感染の場合は片目だけの時もあります。もちろん目やにだけではなく、くしゃみや鼻水、発熱や咳などの症状も出てきます。

治療法は主に投薬になりますが、子猫の頃からワクチン接種をする事で予防出来ますので、なるべくなら受けさせた方が良いでしょう。ただ、猫のワクチンには副反応が起こるケースがあり、摂取前に獣医師の説明を良く聞き、慎重に摂取するかどうかを決める必要があります。完全室内飼いの場合でも、飼い主が外から細菌やウイルスを持ち込む事もありますので、不必要とは言えません。

子猫やシニア猫は猫風邪から肺炎にかかり死亡する事もありますので、「ただの風邪か・・・」と放置せず、受診して治療を行うようにしましょう。この記事を読んでいる方の中に、放置する人はいらっしゃらないと思いますが、念のため・・・。

②アレルギー

ハウスダストや花粉症、その他のアレルギーによっても目やにが出る事があります。この時の目やにの色は正常な時と変わらない茶褐色の目やになのですが、取ってもすぐに出る、起きている時も出る、などの場合は注意した方が良いでしょう。また、サラサラとした涙が出る事もあります。猫のアレルゲンはまだ検査方法が確立しておらず、特定する事が難しい状況です。普段の生活の様子からアレルゲンとなっているものは何かを推測して、取り除いてあげるようにしましょう。もちろん、動物病院の受診もお忘れなく。

③結膜炎・角膜炎

前述した猫風邪で、結膜炎や角膜炎を発症する事もあります。その他にも、異物の混入や元々持っている基礎疾患(副鼻腔炎や角膜炎、流涙症など)でもかかる事があります。ネバネバとした目やにが出たり、膿のようなものが出たりして、上下のまぶたがくっついてしまう事も。炎症を抑える為に、点眼薬や眼軟膏を投与します。もちろん結膜炎・角膜炎になっている原因にもよって治療法は異なります。猫が目をかいてしまう時にはエリザベスカラーを付けて、一時的にかかないようにします。プラスチック製のエリザベスカラーは、猫にとっては動きを阻害されてストレスの溜まるものですので、もし気になる場合には柔らかいエリザベスカラーを用意してあげると、多少負担を抑える事が出来るかもしれません。

④流涙症

「流涙症」とは、通常は目にある排水システムが働き溜まらない涙が、何かしらの異常で涙が流れずに溢れてしまう病気です。特に鼻ペチャ猫種のペルシャやエキゾチックショートヘアなどに多いです。涙が溢れ目やにが増え、そして涙やけが出来てしまいます。症状が悪化すると、ベタベタとした目やにが出始め、涙も臭う「涙嚢炎」になる事もあります。鼻ペチャ猫を飼っている場合には、特に注意しましょう。日頃のまめなチェックが大切です。

⑤ドライアイ

猫にも「ドライアイ」があるのですね!!通常は涙膜(るいまく)と呼ばれる薄い涙の膜で覆われている目ですが、何らかの理由でその涙膜がなくなってしまい、まばたきをするたびに目が傷ついてしまうのです。ひどくなると炎症が起こる事もあり、目やにはもちろん、角膜から出血したり穴が開いたり、最悪の場合失明にも至ります。ドライアイが起こる原因は全てはっきりしている訳ではありませんが、猫風邪などによる感染症で涙の生産量が減り、ドライアイになるのでは、と言われています。この病気の治療には、涙の生産を促す涙促進薬や、一時的に乾きを潤す点眼薬を使います。重症な場合や薬が効かない時は、手術をする事もあります。

猫が目をケガをしても目やにが出る

猫の目をふく

病気ではなく、猫同士の喧嘩などで目が傷ついた場合にも目やにが出る事があります。サラサラの涙が出る場合も。両目をいっぺんにケガする、という事は稀だと考えられますので、大抵はどちらか片方が傷ついている状態でしょう。片目を開けづらそうにしていたり、涙が止まらなかったりした場合は即、受診するようにしましょう。角膜まで傷ついている可能性もあります。膿が出て黄色い目やにが付いている事もありますので、外に出る愛猫の場合には、特に注意が必要です。

目やにと猫の目の状態

目を覆う猫

目に異常がある時は、目やにだけでなく目の様子にも異常が表れる事がほとんどです。目をやたら気にして痛がっている様子や、透明な部分に濁りがある場合、瞳孔が左右対称に開かないなどの異常があれば、早めに受診をしましょう。目が腫れていたり充血していたりする場合も同様です。飼い主さんが早期に気がついてあげる事で、愛猫の負担を軽くしてあげる事が出来るでしょう。

猫の目やにの治療

眠そうな猫

目の治療で良く動物病院で処方される点眼薬(目薬)ですが、猫は嫌がる事が多いです。さし方のポイントとしては、猫の後ろからさす事です。猫の前からさそうとするとどうしても目薬が猫の視界に入るので、嫌がって逃げてしまったり、暴れたりする事もあるでしょう。そうなっては猫にとって必要な治療が行えませんし、飼い主さんがケガをしてしまうかもしれません。猫を座らせた状態で後ろからさすようにすると、割とスムーズに行えます。目薬は1回に1滴で充分です。溢れた目薬は、清潔なコットンなどで拭き取ってあげましょう。

猫の目薬の差し方

また、どうしても暴れる猫の場合は、2人で行うと良いでしょう。1人が猫の前足と後ろ足をしっかりと保定し、もう1人がさっと目薬をさすようにします。もちろん1人で行う事も可能です。その場合は、バスタオルなど大きめのタオルで猫の体を包み、逃げたり暴れたりしないようにして手早く点眼します。慣れるまでは失敗する事もあるでしょうが、愛猫の為、根気よく点眼してあげましょう。なるべく気がつかれないように、猫のスキをついてさっと素早くさすとスムーズに行きますよ。下記にご紹介する動画もご参考にどうぞ!

猫の目やにの自宅ケア

猫と道具

猫に限らずの話ですが、目は目を保護するためにいつも涙に覆われています。その涙の成分は水分と油分・粘液などです。その粘液とゴミや古くなった細胞などが混ざり、目やにとなります。目頭などに少しついている茶褐色の目やには、正常な目やになので問題はありません。水に濡らしたコットンや猫用ウェットティッシュなどで優しく拭き取ってあげると良いでしょう。

出来たてホヤホヤの目やにはネバネバしている状態ですが、時間が経つにつれ、パリパリに固まってきます。固まるとそれだけ取りにくくなる為、愛猫の目に目やにがついている事に気がついたら、なるべく早く拭き取ってあげましょう。

濡らしたコットンやガーゼなどで優しく、眼球に触れないように拭き取ります。ウェットティッシュはアルコール成分が入っているものだと目に刺激を与えてしまうので、猫用か赤ちゃん用のノンアルコールのものがオススメです。嫌がる場合はなるべくすばやく拭き取ってあげましょう。片目ずつ、新しいコットンやウェッティに換えて拭きましょう。

我が家の猫もたまに目やにが付いているのを取り除きますが、目を閉じてお任せしてくれる様子が、まるで母猫に身を委ねているような子猫の雰囲気で、とても微笑ましいです♡

正常な目やにの時はのんきにそんなムフフな時間を楽しんでいられますが、細菌やウイルス感染による目やにの場合は感染力が強いので、多頭飼いでは他の猫に移らないよう、充分な注意が必要です。出来れば感染した子は隔離をした方が安全です。隔離された方も、ゆっくりと休む事が出来るでしょう。

普段からマメに愛猫の目の様子をチェックするのも、病気などを防ぐ為に大切です。充血していないか、目は濁っていないかなどの異常がないかチェックしてあげましょう。

猫の目やにに関してのまとめ

猫の目のアップ

目やに一つとっても、気をつけたい事ばかりですね!もちろん正常な目やにの場合は「目やにを取る!」という名目で、愛猫と触れ合う良い機会にも出来ます♪抱っこ嫌いな子でも、「目やに取るからね〜」と優しく声をかけながら行うと、「仕方ないな〜」とばかりにやらせてくれるかもしれません。目やに取りついでに、目の様子も観察しちゃったりなんかして、愛猫とのほんわかな時間を楽しみたいですね!

50代以上 男性 イチロウ

猫の目ヤニに関わっては、私自身の痛恨の大失敗があります。 我が家の最愛の家族である長男猫の「とら」に対して、取返しのつかない失態を犯したのです。 これについて記しまして飼い主の皆様に警鐘を鳴らし私と同じ失敗をされないようにしたいと思います。

二十年程前のことですが、亡母が自宅で倒れました。 脳梗塞でした。 夕飯時に突然のことに私の面前で倒れてから三か月の闘病後に亡くなったのです。 

その同じ時期に、「とら」が猫風邪らしく目脂を出して半眼が塞がれました。 目薬を入れて、明日には獣医院へ連れて行こうと思い、たった一日、先送りしたその間に、自分で眼を掻いて傷をつけてしまったのです。 獣医さんには、この傷は自分で掻いたのでしょう、と言われたのですが、相当に痒かったのでしょう。 

たった、一日のことでした。 眼が悪くなったことを知った日にすぐさま獣医院に連れていけば、エリザベス・カラーをつけて貰えば防げる傷でしたし、たった千円の目薬を入れるだけで有効な治療になるのでした。 

何度も書きますが、たった一日、獣医院へ連れて行くのが遅れたのが、馬鹿な飼い主の取返しのつかない大失態でした。 

それ以来、別れる日まで謝りつづけましたし、自分の失敗を何とか取り返したい思いから、罹り付けの獣医院以外にも獣医さんで眼科専門の方を探して通院もしました。 

「とら」の眼が最初は、白濁していたものの周辺部から次第に透明になり、透明の部分が拡大していくのが嬉しかったものです。 米国から輸入の専門治療薬も試しながらの療養でした。 

でも、完全治癒出来ませんでした。 「とら」の寿命が尽きたのでした。 

私の慰めに似た思いは、眼科への通院が定期的にあったがために、「とら」の体重減少を察知された獣医さんが血液検査をされて腎臓病の早期発見が出来たことです。

爾来、眼科専門医と罹り付け医との連携で「とら」の診療が万全になったのでした。 

でも飼い主であれば、最初から万全の対応をしておけば、眼病も完全に治癒出来たのです。

何度も書きますが、たった一日の差でした。 完全治癒と終生の通院。 この差は大きすぎます。 

皆様には、私のような愚かな飼い主にはならないようにお気をつけ下さるように願います。



人気のキーワード