猫の歯が抜ける理由とは?生え変わり時期と病気の見分け方

猫の歯が抜ける理由とは?生え変わり時期と病気の見分け方

の歯が抜ける、生え変わるのは人間と同じことですが、成描になってから歯が抜けるのは病気のサインかもしれません。病気のサインを見逃さないためにも、猫の歯が抜ける、生え変わる時期などを知っておくのも大切です。

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目次
猫の歯の構造と抜ける理由
生え変わり時期が来くると猫の歯は抜ける
成猫で歯が抜けるなら病気も疑ってみましょう
猫が高齢になると歯が抜けやすくなる
まとめ

猫の歯の構造と抜ける理由

猫の歯

猫の歯の構造はどうなっているのかご存知ですか?実は人間と似たような構造になっているのです。歯には食べ物を食べるときに必要な役割がそれぞれ与えられており、人間も猫もその目的にあった歯を使って食べています。

ただし、歯の生え方や歯の形には違いがあり、乳歯から永久歯に一度だけ生え変わるという点も人間と同じです。そして、歯が抜ける理由も人間と一緒で、成長による生え換わりと、病気によって抜ける場合の2つのパターンがあります。では、先ずは猫の歯の本数についてみて行きましょう。

乳歯

猫の乳歯は切歯が12本(上6本、下6本)、犬歯が4本(上2本、下2本)、前臼歯が10本(上6本、下4本)、あわせて26本で構成されています。

永久歯

猫の永久歯は切歯が12本(上6本、下6本)、犬歯が4本(上2本、下2本)、前臼歯が10本(上6本、下4本)、後臼歯が4本(上2本、下2本)、あわせて30本で構成されます。乳歯の時にはなかった後臼歯が増える形となっています。成長につれてあごの骨が大きくなり歯の生える場所も広くなるため、永久歯の本数が増えるのでしょう。これは人間も同じです。

生え変わり時期が来くると猫の歯は抜ける

猫と獣医

猫の歯にも人間と同じように乳歯が生えてから永久歯へ生え変わるサイクルが決まっています。どのようなサイクルで乳歯から永久歯へと変わっていくのでしょう。

猫の乳歯が生える時期

猫は生まれたばかりのときは人間と同様に歯は生えていません。歯が生えてくるのは2週間ぐらいたってからで、生後約1ヶ月でおおむね生えそろうと言われています。このときに生えてくる歯が乳歯です。

猫の永久歯に生え変わる時期

猫の歯は生後3ヶ月から7ヶ月で永久歯に生え変わると言われています。また、生え変わり始めると1ヶ月程度ですべてが永久歯に変わります。

猫の乳歯が抜ける時期

人間の場合、乳歯が抜けた場所に永久歯が生えてきます。しかし、猫の場合、乳歯の隣に永久歯が生えてきます。永久歯が成長して大きくなってくると乳歯の歯根が溶け、乳歯が抜けるようになっています。

猫の乳歯が抜けるのを発見できたらラッキーかも?

猫の乳歯が抜ける時期が分かっても、抜けた乳歯を発見するのはなかなか難しいようです。なぜなら、ほとんどは飲み込んでしまうからだそう。もし飲み込んでしまっても、たいがいは便と一緒に体外に出てくるので心配の必要はないそうです。飲みこむ確率が高いからこそ、抜けた乳歯を発見できたらラッキーですよね。どのようなところを探すと見つかりやすいのでしょうか。

  • 水飲み容器の中
  • ご飯のお皿
  • お気に入りのおもちゃにくっついていた

このような場所で見つけたという声が多いようなので、毎日の掃除の前に一度見渡してみると意外と見つけられるかもしれません。また、歯が抜ける時期になるとムズムズするせいか、飼い主の手やおもちゃを噛むことが多くなるそうです。

こんなときはチャンスかもしれません。最近では、抜けた乳歯を入れておけるような猫専用の乳歯保存ケースも販売されています。思い出のひとつとして使うのもよい方法ではないでしょうか。

猫の歯が抜けて生え変わる時の出血は心配無用

乳歯が抜けると、人間と同じように歯が抜けたところが出血します。出血を見るとびっくりしてしまうものですが、たいていは5分から10分くらいで止まるので心配しなくても大丈夫です。ただし、15分以上出血が続く場合は獣医さんを受診したほうがよいでしょう。

猫の乳歯遺残に注意

まれに永久歯が生えているのに乳歯が抜けずに残ってしまったり、永久歯がきちんと生えてこずに乳歯が残ったままになっている場合があります。これを乳歯遺残と呼びます。

乳歯遺残になると、歯のかみ合わせが悪くなり食べ物をきちんと噛めなくなる不正咬合をひきおこしたり、歯垢が残りやすくなって歯肉炎を悪化させ、歯周病の原因になることもあるのです。永久歯が生えそろう7ヶ月あたりを目安に口の中を一度チェックしてみましょう。

もし、永久歯が30本そろっていなかったり、乳歯が抜けずに残ったままになっていたら注意が必要です。場合によっては手術を行ったほうがよい場合も考えられます。乳歯遺残を見つけたら、一度獣医さんに相談してみてはいかがでしょう。

成猫で歯が抜けるなら病気も疑ってみましょう

女医と猫

生え変わりの時期はとっくに過ぎているのに歯が抜けることもあります。そのような場合は病気を疑ってみましょう。

「歯周病」になると猫の歯が抜ける?

成猫で歯が抜ける病気として一番多く考えられるのは歯周病です。猫の口の中はアルカリ性になっています。虫歯の元になる虫歯菌は酸性で増殖しやすいため、猫は虫歯になりにくいと言われています。ところが、3歳以上の猫のうちの約8割は歯周病になっているといわれており、早い猫では永久歯に生え変わる頃には歯周病になっている猫もいるそうです。

歯周病の原因は歯垢の中の細菌です。歯垢が歯と歯茎の間の歯周ポケットにたまって石灰化すると歯石となり、さらに歯垢がたまりやすい状態になっていきます。細菌は歯の周囲の組織に炎症をひきおこし、歯茎が腫れて歯がグラグラしたり出血をひきおこしたりして、最悪の場合歯が抜ける場合もあります。これが歯周病です。

歯周病で歯が抜けた場合、重度まで進行している可能性があるので獣医さんに診てもらったほうがよいでしょう。ドライフードを食べている猫よりもウェットフードを食べている猫のほうが歯周病にかかりやすいといわれています。

ウェットフードは歯にくっついたまま口の中に残りやすいため、ふだんからウェットフードを食べている猫は特に注意が必要でしょう。歯周病を防ぐには、飼い主さんによるケアが必要です。人間と同じように歯ブラシによるブラッシングで歯石になる前の歯垢を取り除くのが一番の予防法になります。

猫が高齢になると歯が抜けやすくなる

猫の牙

人間と同じように、猫も高齢になると歯を支えている土台が緩くなって抜けやすくなってきます。10歳を過ぎたら口の中のチェックをしたり、餌を替えることも必要になってくるでしょう。

高齢で自然に抜けた場合は特に心配はありませんが、痛がったり腫れたりしているときは歯が抜けたところが炎症を起こしている場合も考えられますので、獣医さんに診てもらったほうがよいでしょう。

まとめ

急に歯が抜けると心配になってしまうものですが、年齢によって抜ける歯なのか病気によって抜ける歯なのかの判断ができれば、病院を受診する目安にもなります。猫と一緒に安心して暮らすためにも、このような知識を知っておくことも大切でしょう。

  • 40代 女性 junko

    3歳になる日本猫を飼っています。我が家の猫は、成猫になってから家に迎えたということもあり、案の定、歯みがきが嫌いです。とは言っても、まるでやらないわけにもいかないので、なんとか根気よく続けるようにしています。ただ、本当にじっとしていられる時間が短いので、どうしても上手くできないときはネット動画などを見て、どうやったら嫌がらずにできるのか、参考にしたりしています。その甲斐あってか、今はあまり歯垢や歯石は少ないと獣医さんから言われていますが、とてもじゃないですが歯の内側は磨けないので、将来は歯周病が心配です。
    そのため、ウェットフードは月に1~2回ぐらいにしています。歯が弱くなると、それに伴い内臓の調子もおかしくなってしまうので、まずは今できることを続けていきたいと思います。
  • 女性 Keiko

    愛猫はすでに乳歯が大人の歯に生え変わってから我が家に来たため、残念ながら乳歯をとっておくことができませんでした。それはとても残念です。が、ねこちゃんの乳歯を手に入れるのは本当に難しいと思います。ただでさえ、小さく薄い歯なので、飲み込んでしまっていたり、落ちててもこちらが気づかずに掃除機で吸ってしまっていたり...いずれにしろ、わんちゃんこ乳歯を探すより難しいと思います。大人になったらなったで、ねこちゃんの歯のトラブルは多いので、歯周病から歯がぐらついていつの間にか抜けていた、なんてことも多いのではないでしょうか。歯は身体の健康を司るものです。高齢になってもしっかり人が歯医者に定期的に行くように、ねこちゃんも定期的なチェックをしにいくにがいいのかもしれませんね。
  • 20代 女性 ユキ

    生後3か月から7か月の間に乳歯が抜けるとのことですが、我が家には3匹の猫がいてどの子も生後3か月でやってきて、もう1歳を超えた猫、そしてもうすぐ1歳を迎える猫しかいません。

    しかし、よくよく思い返せば、1度も猫の乳歯が落っこちているのをみたことがないので、「うちの猫たちの乳歯はどこへ・・・?」と一瞬ヒヤッとしましたが、飲みこむ確率が高いんですね。むしろ見れたらラッキー!ということで、次に子猫を迎える時には乳歯を探してみようと思います!(笑)

    実は、一度も乳歯が落ちている所をみたことがなかった、というのもありますが、我が家の猫たちはまだ永久歯に生え変わっていないと思っていました^^;

    ですからきっと、この記事を読んでいなかったら、今後歯が抜けてしまっても歯周病を疑うことなく、「やっと乳歯が抜けた!」と思い込んでしまうところでした;;

    これを機に、猫の口内をしっかりとケアしてあげて、歯の様子をよく観察しておこうと思いました。
  • 女性 ふーたん

    実家で飼っているトイプードルは、乳歯が抜けても食べることなく、ソファーの上に吐き出す子だったので、(笑)母が「なに?!これ!!」と驚いていたのをよく覚えています。

    うちの猫は・・・吐き出した所を見たことがないし、転がっているのを見つけたこともありませんから、おそらく食べてしまっているようですね。

    しかし勝手に抜けて当然その後は勝手に生えてくるだろうと思い、今まで猫の口内に関して気をつけていたことといえば歯周病くらいでしたが、乳歯遺残なんていうのもあることをこちらの記事で知り、ちょっとヒヤッとしてました。

    本来ならば30本の永久歯が生えているとのことなので、猫の機嫌が良い日を見計らって口の中を覗き歯の本数をチェックしてみようと思います!
  • 女性 ひなママ

    もう我が家の猫は成猫なので乳歯が抜ける・・・とかの心配はいりませんが、この先は歯周病に気を付けていく必要がありそうです。

    歯周病の場合、歯茎が腫れたり出血したりする前に、口臭がきつくなるためそこで気が付くのが1番良いと獣医さんに言われたことがありますが、正直猫のお口は、顔を近づけて近くで嗅いでみると、どの子も生臭い(?)、魚臭いような気がして、口臭がキツイから歯周病かも、とすぐに気が付いてあげられる自信がありません。

    それも含めて日ごろの歯ブラシや、歯科検診はとても大切だなと思いました。しかし我が家の猫は歯ブラシが大嫌いなので、そこが難点ですが、何とか主人と二人がかりで体にひっかき傷を作りながら、頑張って磨いています。

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