猫のてんかんってどんな病気?原因や症状から予防まで

猫のてんかんってどんな病気?原因や症状から予防まで

「てんかんは知っているけど、猫にもあるの?」と思う方も多いのではないでしょうか?猫にもあるんです。猫のてんかんとはどんな病気なのでしょうか?また、何が原因で起きるのでしょうか?予防法や治療法、発作が起きた時の対処法なども合わせてお伝えします!

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目次
猫のてんかんについて
猫のてんかんの原因と予防
猫のてんかん発作の対処法
猫のてんかんの治療法
猫のてんかんを完治させるには
まとめ

猫のてんかんについて

倒れる猫

猫のてんかんは100匹に1頭以下の確率で発症します。
普段は普通に過ごしているのに、突然発作が起こる病気です。脳の中には常に微量の電気が流れていますが、この脳内の電気回路がショートするとてんかんが起きると言われています。慢性の脳疾患で、発作は治療しない限り何回も起こります。

2種類の発作

放心している猫

てんかんの発作は大きく分けて「部分発作」と「全般発作」の2種類があります。脳の電気的なショートがどこで起きているかで異なります。

部分発作

部分発作は意識があるけれど体が動かなかったり、体の一部分だけ痙攣が起きたりします。脳の表面のショートしている周辺のみに電気的な興奮が起きていると考えられます。

全般発作

全般発作は意識はなく突然パタッと倒れたかと思うと、続いて全身の激しい痙攣が起こります。痙攣といってもただ震えるという訳ではなく、体を仰け反らせてギューっと突っ張る「強直痙攣」と、四肢を素早く伸び縮みさせる「間代痙攣」があります。
この2つの痙攣が交互に起こるパターンと、どちらか一方だけが起こるパターンの全部で3パターンがあります。

全般痙攣の時間は2~3分ですが、すぐ何事も無かったかのように意識が戻る場合やしばらくボーっとしている場合、または半日以上ふらふらしていたり、寝てしまったりと痙攣後の状態は様々です。
痙攣後に意識が朦朧とする状態を「発作後朦朧状態」や「後発作」と言います。発作が起きている時、脳の神経細胞は電気ショートを起こして興奮状態にあります。それが数分間続く訳ですから、神経細胞が疲弊して発作後朦朧状態が起きるのです。

猫のてんかんの原因と予防

顔を隠している猫

てんかんは何らかの理由で脳が傷ついた事で起こります。原因として考えられることは以下になります。

  • 子猫の時の脳の傷
  • 出産時の難産が原因での低酸素症
  • ウイルスによる病気
  • 外傷
  • 脳腫瘍の初期症状
  • 原因不明

てんかんを予防するには、上記の原因となるケガや病気などにならないよう気をつけましょう。
とは言え、予防しきれない事もあるでしょう。ですが、きちんと治療をすれば改善する可能性のある病気です。もし愛猫がてんかんになってしまっても諦めず、前に進みましょう!!

初めて発作が起きた時の年齢と原因

歳を聞かれる猫

初発作が起きた時の年齢によってある程度原因の予測が出来ますが、あくまでも目安となりますので診断は獣医師に任せましょう!

7歳未満

猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫虚血性脳炎、FIP以外のウイルス性疾患での髄膜炎など

7歳以上

真性多血症、腫瘍など

猫のてんかん発作の対処法

洗濯カゴの中で落ち着く猫

もし愛猫が発作を起こした場合、どう対処するのが良いのでしょうか?

まずは冷静に観察

愛猫が突然倒れて、痙攣している・・・!こんな状態になったら誰だって慌てますよね?
特に初めての時にはパニックになってしまうかも・・・!

でも大丈夫です。落ち着いて下さい。
愛猫は苦しそうに見えますが、数分で収まるはずです。愛猫を揺すったり、押さえたりするのは控えましょう。噛み付かれてしまうかもしれません。
まずは冷静になって、愛猫の周囲が安全かどうか確認をします。安全が確認出来たら愛猫を観察して、出来ればその状況をメモしておきましょう。

「愛猫が何をしていた時に起きたのか」「発作前に変わった行動はとっていなかったか」「発作は何分位だったか」「意識はどうだったか」「発作の後の様子」など、発作に関係する事はなるべく記録に残すようにします。後の受診の際、獣医師が発作の型を決めるのに役立つでしょう。

注意点

もし痙攣が10分以上続く、意識が戻らずに発作を繰り返す、という時は速やかに受診しましょう。
てんかんの中で1番危険な「てんかん重積状態」の可能性があり、命に関わります。処置が遅れると後遺症が残ることもありますので、早めの受診が必要です!

猫のてんかんの治療法

治療中の猫

猫のてんかん治療にはどのような方法があるのでしょうか?

主な治療法

てんかんの治療には、抗てんかん薬を使った投薬治療を行うことがほとんどです。人間が使う薬の中から、なるべく副作用が少なく、効果のあるものを使用します。薬には副作用が付き物ですが、副作用が出るか出ないかは、個体差があります。獣医師の説明を聞いて、不明な点は確認するようにしましょう。てんかんの場合は気長に投薬を行う必要がありますので、焦らず、獣医師の指示に従い、投薬を続けましょう!

注意点

治療する上での注意点ですが、獣医師に指示された投薬を勝手に中止しない事です。もし止めてしまった場合、抑えていた脳内の電気ショートが一気に広がり、ショックで死亡してしまう事があるからです。

「薬を長く飲ませるのは良くないのでは?」と心配する飼い主さんはいらっしゃいますが、その場合には自身の判断で止めるのではなく、まずは担当獣医師に相談をしましょう。
愛猫の命を守る為でもあります。自己判断は避けましょう。

猫のてんかんを完治させるには

家具の上でリラックスしている猫

実際に投薬を根気よく続ける事で発作が減ることはもちろん、薬を止められたケースもあります。個体差はありますが、投薬により70%〜90%位発作を減少させる事が可能です。発作が減ればそれだけ愛猫のQOLも向上します。最初の目標は発作を半分に減らすこと、次は70%、次は100%、のように徐々に目標を高くしていき、数年後に発作が起こらないようにしていきます。
気長に焦らず取り組むのがてんかん治療のポイントです。

薬を飲んでも発作が起こる場合

ショックを受ける猫

投薬をし始めてすぐは発作が起こることもありますが、ある程度の期間続けているのに発作が減らない場合、難治性のてんかんか、他の病気の可能性があります。または投薬を忘れてしまっていたり、実は愛猫がきちんと飲んでいなかったり、という事もあります。
難治性てんかんや他の病気の場合には治療方法を変える必要がありますので獣医師に相談します。
また、きちんと投薬出来ない事を避ける為、充分注意しましょう。

まとめ

心配な愛猫のてんかんについてお分り頂けましたか?
100匹に1匹以下の確率とはいえ、絶対に愛猫の身に起こらないとは言い切れません。いざという時に慌てないよう、原因や対処法を知っておけば落ち着いて行動する事が出来るでしょう!

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  • 女性 にゃコロ

    100匹に1匹の確率、少なくはない数だなと感じました。てんかんと言う病名や症状、脳の中に微量の電気が流れている事など、全て初耳だった為、その病気の怖さを知る事ができて良かったです。
    脳の血管の傷等からくる疾患は、見た目では判断出来ないので、発作が出てはじめてその病名を知る方も多いと思います。また、知識としててんかんを認識していても、いざ自分の愛猫がてんかんの発作で痙攣してしまったら、パニックです。てんかんかどうかの判断は獣医さんに委ねる他ありませんが、普段の愛猫の生活習慣、行動などの様子をお話できるのは飼い主さんしかいません。
    脳血管の傷以外にもてんかんの原因は様々ですが、長いお付き合いになる病気である事は確実です。焦らずに、また愛猫の無理にならないように治療する事が大事だと感じました。
    てんかんに使うお薬も何通りかある様なので、診ていただく獣医さんにしっかり治療方針を聞くことも大事ですね。

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