野良猫のTNR活動 目的と内容

野良猫のTNR活動 目的と内容

野良猫に不妊手術を行い、元の場所に返す活動「TNR(Trap Neuter Return)」。この活動が必要な事なのか、無駄な事なのか。様々な意見がある中で、TNR賛成派として考える必要性と注意点やTNRをする際に心掛けたい事など成功例を交えて紹介します。

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野良猫のTNRとは 活動内容・目的について

野良猫の親子
  • TNRとは野良猫に不妊治療をし、野良猫が居なくなるようにする為の活動
  • 猫を捕獲
  • 野良猫の不妊治療を行う
  • 猫を元の場所に戻す
  • 餌やり
  • 健康チェック
  • 場合によって獣医へ連れて行く
  • 不妊治療を行った猫の耳をVの字にカットする事から「サクラネコ」とも呼ばれる

TNRとは

TNRとは、「Trap(猫を捕獲し)Neuter(不妊手術を行い)Return(猫を元の場所に戻す)」ことです。そうすることにより、その場所にいる猫達が子猫を産まず一代限りの命を全うし、最終的には野良猫が居なくなるようにするための活動です。「地域猫」や「さくらねこ」と呼ばれ、最近では広く行われています。

TNRの活動内容

この活動は単に猫を捕獲し、不妊手術をして元の場所に戻すという事だけが目的ではありません。その子達がその場所で短い生涯(野良猫の平均寿命は5歳前後)を全うするための手助けとして、餌やりや健康チェック、酷いケガや病気になっている子を見つけた時には獣医に連れていく事もあります。

さくらねことは

「さくらねこ」とは、不妊手術をした際したことが分かるように耳の先をV字にカットし、その耳が桜の花びらみたいに見えることからそう呼ばれています。そうすることによって二重捕獲や二重手術することを防ぐ事が出来るのです。
獣医師によってはしていない場合もありますので、する際には相談する事をお薦めします。

野良猫のTNR活動は地域の方々の理解を得る事が大切

こちらを見る野良猫の親子

住宅街やたくさんの人が出入りする公園などで行う場合は、排泄の管理や地域の方々の理解を得ることも大切になってきます。
TNRで度々問題になるのは地域の方々との関係です。
糞尿の被害に遭われるのは地域の方々であり、中には猫自体苦手な方もいます。そんな事をするより殺処分してほしい、他の所へ連れていってほしいと考える人も居るのが悲しい事ですが現状です。
しかし、その方々の理解無くしては良いTNR活動は出来ないと思います。

その為には地域の方々と良い関係を築くことも大切になってきます。人とのコミュニケーションは動物愛護を行う上ではとても重要な事です。そこを疎かにしてしまったら、愛護の理解が深まるどころか愛護活動に拒否感を抱かせてしまうこともあります。それでは本末転倒です。
挨拶や地域の方々の考えや話を聞き、良い関係を築きながら活動の意味と必要性を押し付けるのではなく地道に行動で示すことによって、TNRを理解し、協力を得る近道なのではないかと思います。

野良猫のTNR活動に終わりはあるのか

母乳を貰う子猫

やってもやっても誰かが猫を捨てる、やろうと思っていた子が子猫を産んだなど、野良猫が多ければ多い地域ほどこの問題は深刻だと思います。TNRをやったって野良猫は居なくならない、意味がないという意見も目にしました。
確かにすべての野良猫が居なくなる事は難しいかもしれません。

でもちゃんと居なくなった地域もあります。それこそ長い年月をかけてですが、今では野良猫を見なくなりました。野良猫の居ないところには子猫は生まれませんし、居ないところに捨てるのは人の心理としてあまりしません。なのでそこはTNRが成功したのだと思います。
もちろんこれからも絶対に捨てられない、野良猫が来ないとは限りませんので定期的に確認することも必要です。

この活動はほんとに地道な活動だと思います。忍耐と継続、あと経済力。理不尽な思いをしたり傷つくこともあります。手術や病院費用は自己負担の事も多いです。
それでも継続して1匹でも不幸になる猫を減らしたいという思いで、皆さん活動を続けています。そして1つの地域でも終わりを迎えられる事は本当に素晴らしいことです。
終わりがあると信じて活動を継続していくことが何よりも大切だと思います。

野良猫のTNR活動 まとめ

子猫と母猫

私はTNRの活動はしていません。「猫を保護したら飼い主を探す」「出来る時期であれば不妊手術を行い、譲渡する」今の私に出来ることはこれくらいです。
なので地域猫やTNRをされている方、様々な愛護活動を行っている方を尊敬しています。

そしてこの活動をしている当事者ではない事で見える考えや思いがあると思っています。TNR活動は広く理解され、行われていくべきものです。その為には正しい知識を持ち、それを伝えながら押し付けず行動で示していくことが大切なのだと思います。
熱い心を持ちつつ、熱くなり過ぎない事が愛護活動では大切なのではないかと考えています。

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