猫が毛玉を吐く理由とそのケアの方法

猫が毛玉を吐く理由とそのケアの方法

猫が毛玉(毛球)を吐くのは正常な行動の一つです。ですが、猫の毛玉吐きは病気のサインである可能性もあるので注意が必要です。ここでは猫が毛玉を吐く理由と内容物、日常の具体的なケア方法についてご紹介します。

423view

猫の毛玉とは

猫のグルーミング

猫の毛玉は獣医学的には「毛球(もうきゅう)」と呼ばれますが、一般的には毛玉と呼ばれておりますので本記事では「毛玉」という言葉で統一して説明していきたいと思います。

猫が毛玉を作る理由

毛玉は猫の正常な毛づくろい行動で舌にある鋭いとげ状の構造物によって毛が絡めとられることで作られます。

頻繁に狩猟をしている猫では、摂食したネズミなど小型の哺乳類の被毛を嘔吐しているところが観察されます。獲物の中の消化の悪い部分を排除するための防御的な機能である可能性が示唆されています。

毛玉吐き

飲み込まれた毛は粗く凝集した塊もしくは小さく柔らかい粘液と混ざった塊として猫のお腹の中に蓄積します。そして定期的にゲーゲー、ヒクヒク言いながら毛玉を逆流または嘔吐します。この毛玉吐きの頻度は個体差があり、1カ月に数回する猫からほとんどしない猫まで様々です。

正常な毛玉

正常な行動として吐き戻した際に見られる毛玉は毛と粘液で構成されています。通常吐き戻された毛玉の中には食物や黄色い液体(胆汁)は含まれません。

猫の毛玉のケア方法

子猫とフード

毛玉は通常であれば疾患の原因にはなりませんが、吐き戻しをする姿は多くの飼い主さんにとって快いものではありません。
毛玉は適切な食事やケアにより管理することができます。この項では毛玉のケア方法について解説します。

フードによるケア

メーカーの名前は伏せますが、いくつかの市販のペットフードを使用することにより毛玉を吐き出す頻度を減らすことが出来ます。

食物繊維

毛玉用とうたわれているフードの多くは食物繊維の量が増やされています。不溶性の食物繊維、特にセルロースと呼ばれる食物繊維は他の繊維に比べて糞便中に含まれる毛の量を増やし、体外に排出させる働きがあります。

粒サイズ

レントゲン検査による胃腸通過研究の報告では、大きい粒サイズのフードの方が毛玉を糞便中に排出させる傾向にあるとされています。

緩下剤や潤滑剤

猫の毛玉の吐き戻しを減らす目的での流動パラフィンやワセリンなどの使用を推奨するような論文は殆どみられませんが、国内においては製品もあり、実際に使用されています。
毎日大量に投与することは正常な消化と栄養吸収を妨げる可能性があるため、獣医師の指示を仰いで使用することをおすすめします。

パパイン酵素が毛玉を溶かすという話も出回っていますが、猫の毛玉の管理についての科学的な根拠は示されていません。

ブラッシング

ペルシャ猫などの長毛猫は毛が長く絡まりやすいため、日ごろからブラッシングが必要です。初めは嫌がるかもしれませんが、短時間でもいいので毎日継続して行うことが重要です。

猫の毛玉吐きに関する注意点

えづいている猫

猫は正常な行動として毛玉を吐き出しますが、いつもと比べて頻繁に吐き戻したり嘔吐をするときは何か病気が隠れている可能性があります。
吐き戻しや嘔吐は生命に関わる疾患で起きることもあります。「おかしいな?」と思ったら動物病院に連れていきましょう。

まとめ

毛玉か何かを吐いている猫
猫が毛玉を吐く理由や日ごろのケアの仕方についてお話しました。毛玉吐きは正常な行動ですが、あまりに頻繁であったり、嘔吐をしてしまっている場合はなにかの病気を抱えている可能性もあります。注意してあげてくださいね。

スポンサーリンク

人気のキーワード