猫がやけどした!応急処置と原因

猫がやけどした!応急処置と原因

「猫がやけど!?」と思うかもしれませんが、特に寒い時期は意外と多いのです。しかも、暖房器具や日用品などの日常的に使うものが原因で猫がやけどを負ってしまうのです。ここでは、猫がやけどしないようにする予防法や、もしやけどしてしまった際の対処法・治療法をお伝えしていきます。

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猫がやけどした時の応急処置

冷却ジェル
  • 軽度の場合:濡れタオルなどでやけどした部分を冷やし病院へ
  • 薬品でやけどした場合:水で洗い流して病院へ
  • 全身やけどの場合は濡れタオルで覆い、動かさず急いで病院へ

まずはやけどした部分を冷やします。直接水をかけると嫌がる事がありますので、冷たい水で濡らしたガーゼやタオル、冷却ジェルなどをあてます。薬品がかかった時は水で洗い流した方が良い場合もあります。(何の薬品がかかったか分かる場合は獣医師に伝える。)全身やけどの場合はぬれタオルで覆い、なるべく動かさずに病院に運びます。患部を冷やした後で、軽度でも必ず受診しましょう。

猫のやけどの主な原因

やかん
  • ストーブ、調理中の鍋ややかんなど
  • 低温やけどになる:湯たんぽ、こたつ、ホットカーペットなど
  • 化学薬品
  • 夏場の熱いアスファルト
  • 火事

日常的なもので火傷の原因となるものは、ストーブや熱いお風呂、調理中の鍋ややかん、油はね、アイロン、たき火などです。こたつやホットカーペット、電気ストーブ、ドライヤー、床暖房、湯たんぽなどは低温やけどの原因となります。まれに化学薬品や夏場の熱いアスファルトでやけどする事も。火事も重度やけどの原因となります。

猫がやけどになった時の症状

包帯をしている猫

猫の体は被毛で覆われているのでやけどが分かりにくいのですが、重度になると見ただけでも分かる事があります。火傷はその重症度をやけどを負っている深さによって分類しています。ここでは、Ⅰ、Ⅱ-a度を軽度、Ⅱ-b〜Ⅳ度を重度としています。

猫のやけどが軽度の場合(Ⅰ、Ⅱ-a度)

  • 被毛が焼けている、こげたニオイがする
  • やけどした部分を気にしている、なめる
  • やけどした部分を触ると嫌がる
  • 肌に赤みがある(Ⅰ度)
  • 水ぶくれが出来ている(Ⅱ-a度)

Ⅰ度は表皮のみの火傷です。数日で回復する事がほとんどです。被毛により症状の確認が難しい場合があります。Ⅱ-a度は表皮から真皮の上半分位までのやけどで、「浅達性Ⅱ度」と言います。10日〜2週間程度で治ります。もし愛猫がしょっちゅう気にしている体の部分があったら、被毛をかき分けてやけどしていないか確認してみましょう。

猫のやけどが重度の場合

  • 肌に赤みがある(Ⅱ-b度)
  • 痛がっている(Ⅱ-b度)
  • 水ぶくれが出来ている(Ⅱ-b度)
  • 潰瘍がある(Ⅱ-b度)
  • ケロイドになっている(Ⅱ-b度)
  • 皮膚が剥けている(Ⅱ〜Ⅲ度)
  • 皮が剥け皮下の筋肉が露出している(Ⅳ度)

Ⅱ-bは表皮から真皮の下半分位までのやけどです。完治するまで1ヶ月以上かかります。Ⅲ度は皮下組織にまでやけどを負っている状態です。皮膚が薄い黄色や褐色に変色して皮膚がゴワゴワになってしまうので、「羊皮紙」と形容される事も。ここまで来ると皮膚の再生は望めず、移植が必要になる場合もあります。Ⅳ度は皮下組織の更に下の筋肉にまでやけどを負った状態ですが、火事などよほど酷い状況でないと、ここまで重度のやけどにはなりません。見た目でも確認出来る場合がほとんどです。

猫のやけどの予防法

日頃の心がけでやけどを予防する事は可能です。

猫の通常のやけど

お風呂

猫がストーブの上に飛び乗ってやけどする、という事はよくあります。必ず柵やゲージなどで囲い、近づけないようにしましょう。お風呂は溺れる原因となりますので、お湯を張っている間はお風呂場のドアを閉めておきましょう。我が家でも猫達は水が嫌いなので近付く事はあまりないのですが、万が一の落下防止の為、必ずお風呂のドアは閉めるようにしています。

キッチンに入れないようにする

IH

キッチンにも入れないようにするのが理想です。我が家の猫も一度、調理が終わって熱くなっているIHの上を歩き、「熱っ!」となっていた事があります。一瞬だったので幸いやけどはしませんでしたが、それ以来あまり乗らなくなった気がします。猫はジャンプ力があるのでキッチンの形状によってはゲージなどで侵入不可能にする事が難しいのですが、調理中は猫をなるべく入れないようにしましょう。もちろん、猫がキッチンに入らないように出来る場合は侵入防止対策をしましょう。

猫も低温やけどします

暖を取る猫

低温やけどは比較的低温の熱源に長時間触れていた事で起こるやけどの一種です。こたつやホットカーペットなどの暖房器具は、猫も好んで使いますので、直接触れないようにしたり、長時間つけておかないようにしたりして、やけどするのを防ぎましょう。特に高齢の猫は注意が必要です。

病院で行う猫のやけどの治療法

獣医と猫

やけどをすると皮膚のバリア機能が低下するので、細菌感染を起こす可能性が高まります。軽いやけどの場合は冷やした後に乾燥しないようにする湿潤療法などで治療します。重度の場合は入院して消毒・洗浄を行ない感染を防ぎます。壊死した組織をメスなどで除去する事も。更に酷いやけどの場合は皮膚移植する事もあります。

猫がやけどをした時のまとめ

暖炉と猫
  • やけどの部分を濡らしたタオルなどで冷やす
  • 薬品の時は洗い流す
  • 全身やけどで重傷の場合は濡らしたタオルでくるみ急いで病院へ!

猫のやけどは、飼い主が気をつけてあげる事で防げる場合がほとんどです。とは言ってもやけどの原因となるものは無数にありますので、もし愛猫がやけどしてしまった場合は早急に対処してあげましょう。

女性 にゃコロ

私自身が寒がりの冷え性な事もあり、冬場は床にホットカーペットと、電気ストーブをフル稼働させています。
ホッとカーペットは愛猫も大好きで、付けっぱなしにしていると私も猫もいつまでも動かないので、低温やけどは特に注意しなければダメだなと、毎年思っている事です。
電気ストーブも、うっかり触れると本体も相当熱く、猫に限らず危険です。
暖房器具を使う季節は限られているので、尚更付けっぱなしの消し忘れが無いように心掛けて下さい。その他通年使う調理器具の扱いや、熱湯の置きっぱなし、火の処理には十分注意をして、愛猫との快適な生活をしましょう。
もしも、やけどしてしまった時は出来る事に最善を尽くして、病院への早めの受診を心掛けて下さい。

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