猫が脱走した時にやるべき6つの行動

猫が脱走した時にやるべき6つの行動

猫を完全室内飼いにしていても、脱走してしまうことがあります。可愛い猫が脱走するとショックですし、悲しい気持ちでいっぱいになりますね。猫にとっても外は危険が多いです。なので、まず第一に脱走を防ぐ事が大切です。この記事では、猫の脱走防止法をお伝えすると共に、万が一脱走してしまった場合の猫の探し方をお伝えします

猫が脱走した時にやるべき6つの行動

散歩する猫

ケアレスミスや思わぬ原因で猫が脱走してしまう場合もあるでしょう。その時の対処法をお伝えします!

  • 自宅付近を捜索(半径500m前後)
  • 自宅の窓やドアを少し開けておく
  • 猫が脱走したことを保健所・警察に連絡する
  • インターネットを利用して情報共有する(SNSや迷子掲示板など)
  • 猫の迷子チラシを作成する
  • 猫が帰ってくるまで絶対諦めない!!

①自宅付近を捜索(半径500m前後)

洗濯ネットとフード

元々猫の行動範囲はそれほど広くありません。万が一脱走した時でも、自宅の近くに潜んでいる事が多いです。洗濯ネットにフードを入れて、捜索に行きましょう。

洗濯ネットから漂うフードのニオイに惹き付けられてフラっと姿を現すかもしれません。見付けた時はネットに入れて保護もできます。猫を見付けた時は追うと逃げますので、フードで釣るように向こうから近付いてくるのを待ちましょう。

捜索場所は自宅付近を重点的に。隠れるのが上手な猫ですから、前に探した場所で見つかった、ということも多いです。一度探した場所だからと言って探さないのではなく、同じ場所を時間を変えて何度も探してみましょう。

猫の名前を呼ぶ場合は、いつもの調子で。大声や普段と違う様子だと警戒してしまう事があります。

②自宅の窓やドアを少し開けておく

少し開けたドアと猫の餌

防犯には充分注意して頂きたいですが、自宅の窓やドアを薄く開け、そこにフードやおやつなどを入れたお皿を置いておきます。脱走してもお腹が空いたら猫が食べに戻ってくるかもしれません。

③猫が脱走したことを保健所・警察に連絡する

猫が脱走してしまった場合、連絡する先がいくつかあります。

  • 保健所
  • 動物管理事務所(動物愛護センター)
  • 清掃事務所(クリーンセンター)
  • 警察署
  • 動物病院

などです。「○月○日(逃げた日にち)から飼い猫が行方不明なのですが、○○付近(住んでいる地域名)で○○色の猫の保護(引き取り)はありましたか?」と確認してみましょう。

保健所には保健所が保護した猫だけではなく、保護してくれている人からの保護情報が入っている場合があります。動物管理事務所には3日ごと位の頻度で確認をしてみると良いでしょう。

清掃事務所は交通事故に合った動物を引き取る場所ですが、勇気を出して確認してみましょう。動物病院も保護されて運び込まれている可能性があります。

④インターネットを利用して情報共有する

スマートフォンに興味津々な猫

猫が脱走したら、SNSや迷子掲示板へ情報提供を求める投稿もしてみると良いでしょう。とにかく、見つけるのに使える手段は全て使うくらいの勢いで投稿し、猫を探しましょう!

⑤猫の迷子チラシを作成する

猫の写真や特徴、連絡先などを記載してチラシを作ります。「発見に繋がる情報を提供してくださった方には謝礼を差し上げます」という旨の文言を入れると尚良しです。

近所はもちろん、動物病院などにも貼らせて貰えるようお願いします。サイズはA4位が良いようです。あまり大きいと場所を取るので断られる事があります。

枚数は1000枚くらいが良い、という意見もありますが、住んでいる地域により必要枚数も違ってきます。目安としては、脱走直後の場合は自宅の50~100m位の範囲に配れる程度、脱走から1ヶ月程度経っている時は1.5km位の範囲に配れる程度の枚数が良いでしょう。

迷子ペット専門のチラシ作成業者もありますので、サイトをチェックしてみるのもおすすめです。

⑥猫が帰ってくるまで絶対諦めない!!

これが1番大事かもしれません。飼い主が諦めてしまったら、見つかるものも見つからなくなります。「絶対に見つける!見つかる!」と強い気持ちを持って捜索に当たります。

見つかるまでの期間は1週間の事もあれば、半年、何年、という事もあります。見つからない期間が長くても、決して諦めないで探し続けましょう。きっと猫にもその気持ちは伝わります。

猫の脱走防止対策

窓際の猫

良くある脱走パターンは、飼い主が玄関のドアを開けたスキに、というのがほとんどです。他にも、器用に鍵が掛かっていない窓を開けて出ていってしまう、夏は網戸を開けて脱走、というのも良くあります。脱走を防止するには、どのような対策法があるでしょうか?

ドアや窓の開閉の際は周りに注意する

飼い主が帰宅した時や宅急便などが来て玄関のドアを開ける事は良くあります。そのような時は危険タイムです!猫が脱走癖があるか否かは普段の様子で分かると思いますので、脱走しそうな子の場合は、ドアを開ける時は猫がいる部屋のドアを閉めてからにすると良いでしょう。

飼い主が留守にする場合は、猫にストレスを与えない程度に軟禁する、なども有効です。我が家の猫は1匹、元野良な為に脱走癖がありますが、私が気を張っているせいか玄関のドアを開けても、すぐには脱走しません。

ですが、いつもスキをじっと伺っています。もう1匹は箱入り娘なので開けているドアの近くに来て外を眺めますが、脱走しようとはしません。このように脱走するか否かは個体差があるようですので、猫の性格を見極める事も大切です。

窓や網戸をしっかりとロックする

冬などの窓を開ける事が少ない季節はしっかりと全窓ロックをしておけば問題ないと思いますが、窓を開ける事が多い夏は危険です!網戸を自分で開けて脱走してしまう子がいます。その場合は、網戸ストッパーを使用すると良いでしょう。お手軽な価格で市販されています。

100円ショップでも手に入ります。念には念を入れる場合は、猫が通れない位の隙間を開けて窓にストッパーを付けるのが1番です。大体5cm以下であれば通れないでしょうが、猫の顔の大きさにもよって調節しましょう!

我が家の猫は顔がすごく小さいので、5cmでも恐らく通ってしまいます。窓を開けた隙間が狭いと暑いのではと思いますが、意外と風が通り抜けるので涼しいようです。真夏はさすがに暑いかもしれません。

また、2階の窓だからと言って油断は禁物です!何かに伝って地上に降りてしまう事もあるようですので、注意しましょう。中には網戸自体を破って逃走するツワモノ猫もいるようです。

網戸に爪を立てて破ってしまう場合は、破れない強い素材の網戸に変えると良いでしょう。それに網戸のロックもすればバッチリです!それでも上には上がいて、網戸に体当たりして枠ごと外して脱走する子もいます。

そのような場合には、網戸の前にフェンスを取り付けると良いでしょう。猫脱走防止用の専用フェンスも販売されていますが、お値段がまぁまぁしますので、100円ショップで窓の大きさに合わせてフェンスを数枚と結束バンドを購入し、お手製フェンスを作っても良いでしょう。

作る際はガラス窓の窓枠にフェンスをはめ込んで作ると安定します。フェンスを数枚使う時は、つなぎ目はある程度重ねると強度アップです。ただ、この方法には、フェンスをどかさないと窓が閉められない、というデメリットがあります。ですからあまり開け閉めしない窓に使うと良いでしょう。

ノムラテック ウインドロックZERO

ノムラテック ウインドロックZERO 3個入
1,056円(税込)


猫が脱走する原因を突き止める

前述したように、発情期で相手を求めて脱走する場合には、去勢・避妊手術を検討しましょう。手術しているのに脱走する場合は、外に楽しさや刺激を求めているのかもしれません。また、何かしらのストレスを感じている場合も。猫が脱走する原因を突き止めて取り除いてあげると、脱走癖が収まることもあるでしょう。

猫にマイクロチップや迷子札を装着をする

猫の首輪

直接的な脱走防止策ではありませんが、マイクロチップの装着や迷子札を首輪に付けておくと良いでしょう。それを付けていたからと言って確実に戻ってくる訳ではありませんが、戻る確率が少しでも高くなるのなら、付けておくに越したことはありません。

猫が脱走する理由

屋根の上を歩く猫

特に去勢・避妊手術をしていない猫は発情期になると相手を求めて脱走するパターンが多いようです。また、元々野良猫だった子も、外の楽しさをしっているので脱走する傾向があります。

脱走してしまうと外で変なものを食べ、お腹に寄生虫を宿して戻ってきたり、何か病気を貰って帰ってきたりと後々大変になりますし、交通事故の危険性もあります。

保健所に保護された時は見つからなければ最悪3日程度で処分されてしまうことも・・・こんな悲しい悲劇にならないように、脱走防止対策はしっかりと行ないましょう!!

我が家の猫が脱走した体験談

考え込む猫

我が家の元野良で脱走癖のある方の猫は、誤って開けっ放しにしてしまった窓や玄関のドアから何度か脱走しています。幸いどれも1日以内でお腹が空いて戻ってきてくれていますが、それでも初めて脱走した時には心配で悲しくてたまりませんでした。

外に探しに行っては見つからず・・・見つけてもダッシュで逃げられ・・・でもひょこっと戻ってくるので、今では脱走してもそこまで慌てません。あまり参考にならないかもしれませんが・・・もう1匹の箱入り娘の方は、やはり窓が開いていたので2回ほど外に出たことがあります。

ですが外に出てしまった本人の方が慌ててしまったようで、出た窓のすぐ近くで固まっていました。そして自分からまた家の中に入りました。来客があり玄関の窓を開けていると外を見にやってくるのですが、ドア付近にはいるものの、逃げることはありません。

きっと「外は怖い」と思っているのでしょう。本能的に自分は外で一人では生きていけない、と感じているのかもしれません。この子は動物シェルターで3ヶ月頃の時に譲り受けた子なので、外の記憶はほとんどないようです。

何にせよ、脱走しないようにするのが1番です。我が家のように毎回戻ってくる子でも、どこでいつ交通事故に巻き込まれるか分かりませんし、脱走しないように細心の注意を払わないといけません。

まとめ

猫が脱走していなくなってしまったら、本当に心配で夜も眠れませんよね。ですが猫には帰巣本能があります。確実に当てになるとは限らないのですが、愛情たっぷりに可愛がっていた飼い主の事を思い出し、恋しくなる事もあるでしょう。脱走しても帰ってくることを信じて、待ちましょう!

投稿者

50代以上 男性 猫好きおじさん

三日前に猫がいなくなりました。我が家の猫は雄10才の2匹です。生後3~5ヶ月頃2匹が庭に居つきました。その後、片方が足に大けがしてかわいそうになり病院に連れていき3週間ぐらい入院した後、2匹とも家で飼うことにしました。それ以来外には一度も出ていません、三日前にいつも網戸越しに外をみるのが好きなのでその日も窓を開けてあげたらその日に限って網戸が開いてました(私の不注意です)一匹は直ぐに戻りましたがもう一匹が戻りません。その晩家族一同で近所を探しましたが見つかりません。パニック状態になり後悔ばかりです。次の日、猫探偵の業者さんに電話した所、家飼いの猫は5日~1週間程で帰って来ることが多いので窓を少し開けて待って下さいとの事でした。ネットで見たら同じ事が書かれていましたので待った所、3日目の夜中3時頃に戻ってきました。家族一同大喜びしました。適切なアドバイスありがとうございました。猫ちゃんにも寂しい思いをさせてしまいました。これからは気を付けます。

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