猫を完全室内飼いすべき11の理由

猫を完全室内飼いすべき11の理由

皆さんは「猫の完全室内飼い」という言葉をご存じですか?「室内だけで飼ってて窮屈じゃない?かわいそうじゃない?」「これから猫を飼うんだけど放し飼いと、室内だけで飼うならどっちの方がいい?」…答えは断然、完全室内飼い!今回は【猫を絶対に完全室内飼いすべき11の理由】をまとめてみました。

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目次
はじめに - 猫の「完全室内飼い」って?
狭い室内に閉じ込める「完全室内飼い」は猫にとって「かわいそう」?
猫を絶対に「完全室内飼い」にすべき11の理由
まとめ

はじめに - 猫の「完全室内飼い」って?

眠る猫

現在、猫は飼育環境や飼い主さんの事情によって、様々な飼育のされ方をしているのが現状です。
大体、以下の3つに分かれます。

  • 「完全室内飼い」…室内でのみ飼育し、外には一切出さない
  • 「放し飼い」…外と家の中を出入り可能にして飼育する
  • 「外飼い」…室内には居れず、外のみでご飯などをあげる

もし、これから新しく猫を飼おうと思っているなら、絶対に「完全室内飼い」にすることをオススメします!

なぜなら「放し飼い」も「外飼い」も、ご飯を用意したり病院に連れて行ってあげることを除けば極端な話、“野良猫と一緒”だからです。

狭い室内に閉じ込める「完全室内飼い」は猫にとって「かわいそう」?

こたつに入る猫

よく「猫ちゃんは走り回りたいのに、狭い部屋に閉じ込められてかわいそう」という人が居ますが、果たして本当にそうでしょうか?

日本は海外に比べて土地が狭いので、家の中もそこまで広くなくて当たり前。でも、工夫次第でいくらでも室内で猫ちゃんは幸せに暮らせますし、「かわいそう」なことなんてちっともないんです!
「狭い部屋で申し訳ないな」という気持ちは筆者も感じたことがありますが、工夫次第でいくらでも快適な「猫のための小さな世界」を作ってあげられますよ♪

猫を絶対に「完全室内飼い」にすべき11の理由

かごに入る猫

その1:猫エイズ・猫白血病など、恐ろしい病気をもらってしまうことを防げる

完全室内飼いをしていればかかるはずのない病気も、放し飼いにしていれば他の猫からもらってきてしまう可能性があります。「猫エイズ」「猫白血病」という名前からも想像できるかと思いますが、とても重い病気です。

「猫エイズ」は「猫後天性免疫不全症候群」と呼ばれていて、FIV(猫免疫不全ウィルス)に感染することで発症する病気の総称のこと。FIVは人間のエイズウィルスHIVと同じ種類ではありますが、猫同士に移ることはあっても人間や他の種の動物にうつることはありません。徐々に免疫が落ちていき、免疫不全、そして肺炎や悪性腫瘍を発症し死に至ります。

「猫白血病」は“発症していないキャリア(保菌者)であれば、自己免疫力で完治する”場合や“発症しても投薬治療やサプリメントで完治”する場合もあるようですが、それはあくまで一例であり、もし発症すれば「80%の猫が3年以内に亡くなる」ことが多いそうです。

その2:完全室内飼いなら他の猫との喧嘩・怪我の心配がない

外の世界には見知らぬ猫がいっぱいです。縄張り争いの喧嘩も日常茶飯事!ちょっと威嚇されるくらいならまだしも、気の強い猫同士が睨み合うと流血沙汰になってしまうことも少なくありません。しかも、手加減なしの真剣勝負。猫同士の喧嘩で大怪我をしてしまう猫もいます。

また、相手の猫が病気を持っていた場合、喧嘩の際に病気をもらってしまうことがあります。

その3::完全室内飼いなら交通事故の心配がない

猫はとても足が速い動物ですよね。でも、例えば大きなトラックが突っ込んできた時…怖くて足が竦んでしまって動けずにはねられたり、轢かれたりしてしまう子も居ます。車通りの多いところで撥ねられてしまった場合、命が助かることはまずないでしょう。完全室内飼いであれば、そんなリスクも下げられます。

人間よりずっと体の小さい猫ちゃんですから、車になんて撥ねられたらひとたまりも無いです。もし、運良く助かることがあっても、体には大きな障害が残り、一生涯介護が必要になります。

その4::完全室内飼いなら動物虐待の心配がない

世の中の誰しもが猫や動物を好きだとは限りません。毒入りのエサを撒いたり、捕まえていじめたり…虐待して殺したり。最低な行いをする人間がいるのも事実。

たまにテレビニュースになることもありますが、テレビに取り上げられていないだけで、実際にはもっともっと多くの動物たちが心無い人間によって傷つけられているのではないかと思います。

その5::完全室内飼いなら他の人の家の敷地で粗相をしてしまうことがない

猫は砂場におしっこやうんちをしますが、放し飼いにしている猫ちゃんは他人の敷地で平気で用を足してしまうこともあります。これが近隣トラブルを招いたり、最悪の場合、猫を虐待する原因にもなっているようです。
自宅の庭に毒餌を撒いている人がいるというのも聞いたことがあります。

もし、このような第三者による攻撃で猫の体調が悪くなった、後遺症が残った、死んでしまった…そんな最悪の事態に陥ってしまっても「野良猫」では何も言えません。「飼い猫」だったとしても日本の法律では、「器物損壊」や「器物破損」の罪になります。悲しいですが、「生き物」ではなく「器物」扱いになってしまうんですね…

それだけ、「現在の日本の法律では動物は保護されていない」ということなんです。
悲しいことが起こってしまわないためにも、大切な猫ちゃんのことは飼い主さんがしっかり守ってあげるようにしましょう。

その6:保健所に連れて行かれてしまう心配がない

捕まったり、誰かが通報したりして、保健所に連れていかれてしまう危険もあります。猫の脱走・迷子防止のために「マイクロチップ」を猫の体に埋め込んでいる飼い主さんもいるかもしれませんが、まだまだ完全には普及されていませんし、そもそも“「マイクロチップ」を猫の体に埋め込む”ことの安全性がはっきりしていません。

マイクロチップを埋め込んだ部分がガン化し、ガンを発症してしまった例もあるようなので、埋め込みに踏み切れない方もいます。ただ、日本は地震の多い国であり、震災の際に迷子になってしまったペットの保護にマイクロチップが活躍したというのも事実です。

話が少し逸れてしまいましたが、もしマイクロチップを入れていたとしても、万が一のことだってあります。
マイクロチップや読み取り機の故障、人為的ミスなど。「マイクロチップがあるから大丈夫」ではなく、可能な限り保健所のお世話になることは避けるべきかと思います。

その7::完全室内飼いなら迷子になって行方不明になる心配がない

外で迷子になり、そしてそのまま行方不明になってしまう猫も居ます。外で具合が悪くなってそのまま動けず、一人で苦しみながらにひっそり死んでしまう猫もきっといるでしょう。完全室内飼いであれば、その可能性も下げられます。

猫の具合が悪い時には、飼い主の助けが必要です。病気を防ぎ、何かあった時にしっかり対処してあげるためにも、普段から傍に居て健康を観察してあげることが大切です。

その8::完全室内飼いならノミをもらってこない

「放し飼いにしている猫が外から持ってきたノミが、家の中で大量発生してしまった」ということが結構あるようです。猫にだけついているようなら「フロントライン」などのノミ・マダニ駆除剤で対処出来ますが、ソファや畳、寝室やあらゆるところに大量発生してしまったらそうはいきません。大規模なノミ駆除が必要となってしまいますし、猫にノミを発見すればその度にノミ駆除をする必要があります。

ですが、「完全室内飼い」にすればノミ駆除は基本的には最初の1回だけで済むんです!筆者の猫は元々野良の子猫で、一度ノミ駆除をしてからはもうしていませんが、ノミが発生したことはありません。

その9::完全室内飼いならしっかり健康管理が出来る

野生では単独行動で生きる猫ですから、自分の不調が敵に知られれば襲われる危険も増し、命に関わります。そのため、猫は具合が悪くても必死でそれを隠そうとしてしまうんです。

それでも、家の中で一緒に生活して日々猫の様子を観察していれば、小さな病気の予兆にも気付くことが出来るかもしれません。しかしこれも放し飼いをしているとなると、なかなか病気の兆候に気付けず、気付いた頃には手遅れなほど重症化してしまっていたという場合も…。

その10::完全室内飼いなら不幸な野良猫が増えてしまう心配がない

放し飼い、外飼いをしている飼い主さんの中には、去勢をせずに放し飼いにしている人も居ます。「去勢はかわいそう」という人も居ますが、じゃあ、去勢せずに生まれてきた何匹もの子猫たちを自分だけで一生涯育てていけるんでしょうか?その子猫たちもやがて大人になり、また子を産み、その子もまた子供を産み…

そうして増えすぎた野良猫たちが今、毎年「殺処分」ということで殺されています。去勢・避妊に関しては賛否両論ありますが、きちんと飼い主さんの飼育状況に合わせたメリットデメリットを考え、適切に行う必要があると思います。

その11::完全室内飼いなら寿命が長い

猫の寿命ですが、やはり一番長生きしてくれるのは「室内飼い」の場合です。

  • 室内飼いの猫     …15年
  • 放し飼い、外飼いの猫 …13年
  • 野良猫        …5~10年

上記が平均的な猫の寿命です。
「放し飼い、外飼いの猫」の猫も13年と一見長く見えますが、当然行方不明になってしまったり、飼い主さんの知らないところで死んでしまった猫は含まれていないでしょうから、実際にはもっと少ない数字のように思えます。

仮に寿命自体は長かったとしても、外に出ていれば、怪我や交通事故の心配が無くなるわけではありませんので、運悪く事故で死んでしまう猫も少なくありません。完全室内飼いであればそんなリスクも大きく下げられるのです。

まとめ

灰色の猫

猫ブームと言われている現在も、ペットの殺処分の数は莫大です。
環境省による「犬・猫の引取り・負傷動物の収容状況に関する統計」(平成27年度版)では

「引き取り」

犬…46,649匹(狂犬病予防法等に基づく捕獲収容を含む)
猫…引取り90,075匹
→合計136,724匹

「殺処分」

犬…15,811匹
猫…67,091匹
→合計82,902匹
(負傷犬猫の殺処分も合計すると…犬16,287匹、猫76,369匹、合計92,656匹)

殺処分数は昨年の10万匹台から、9万匹台へ減りましたが、それでも年間9万匹以上の犬や猫が、“二酸化炭素を充満させる”というとてもとても苦しい方法で殺されています。(山口県下関市などでは「苦痛の軽減のため」吸入麻酔を使っているところもあるようですが、まだほんの一部です)

人間の身勝手で殺処分される動物を「ゼロ」にするため、日々奮闘している保護ボランティア・譲渡会をされている方の努力を無駄にしないためにも、そして何より大切な猫ちゃんの健康と安全のためにも、猫の飼育は「完全室内飼い」を強くお勧めします。

繰り返しになりますが、猫は飼い主さんの努力と工夫次第で「室内のみ」でもいくらでも快適に安全に暮らすことが出来ます。外の世界の危険から守られて、快適な室内で飼い主さんの愛情を受けて日々を過ごせるということは、猫ちゃんにとってとても幸せなことじゃないでしょうか。

  • 女性 Keiko

    メインクーンは、あのフサフサの毛が特徴で、大きさも大きくなるので木になるねこちゃんです!毛がフサフサなので、被毛のお手入れは大変だろうなと思ってはいましたが、やはり大変そうですね。メインクーンのいい所でもあるあのフサフサの毛ですが、しっかり管理してあげないとかわいそうなことになってしまいます。でも、意外だったのは、ダブルコートではない、ということと、毛の色や毛の質で抜け毛の量などが変わってくることはちょっとびっくりです!毛の色などはとても面白いですし、遺伝なども関係しているのでしょうか。本当にねこちゃんの種類によって、いろんな特徴がありますね。それらを知れば知るほど、さらにねこちゃんを好きになります。

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