猫が手術するのはどんな時?費用や術後に気をつけたいこと

猫が手術するのはどんな時?費用や術後に気をつけたいこと

「愛猫が突然大きな怪我をした」「病気にかかって手術が必要になった」という事は誰もが遭遇する可能性がある事態です。猫が手術をしなければいけない時とはどんな時なのでしょうか?猫に多い手術とその手術費用の目安などについてお伝えします!

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目次
猫の手術が必要な時
【猫の手術1】骨折
【猫の手術2】尿路結石
【猫の手術3】去勢・避妊手術
【猫の手術4】異物誤飲
【猫の手術5】巨大結腸症(便秘)
手術後の猫の注意点
手術になる前に。事前の猫の医療費準備について
まとめ

猫の手術が必要な時

手術中の猫

猫の手術が必要な時は様々ですが、骨折や投薬を続けても症状が改善しない場合や、病気ではありませんが、去勢・避妊手術などがあります。

【猫の手術1】骨折

骨折している猫

猫は運動神経が良く、犬と比べると骨折をする事は少ないのですが、それでも不意の事故などで骨折してしまうこがあります。例えば外に出る子は交通事故に合いやすいですが、室内飼いの子でも高い所から落ちてしまったり、骨が弱い子猫が着地に失敗したり、飼い主が猫に気がつかずドアを閉めて足を挟んでしまったりなどで骨折する事があります。

体の部分が普段とは違う形をしている、歩き方がおかしいなど、いつもと違う様子があったら動物病院へ連れていきましょう。特に初めて猫を飼う人は骨折に気がつかない事があります。毎日愛猫の様子を観察して、様子がおかしい所はないか、気をつけてあげましょう。

猫の骨折手術かかる費用

猫の骨折の手術費用ですが、例として足の内1本骨折して手術を行ない、6日間入院したとしましょう。その場合の費用は全部で22万円ほどになります。骨折の本数や度合いでかなり差が出ますが、10万円〜50万円程度と考えておきましょう。

【猫の手術2】尿路結石

猫の体の構造の為に多い泌尿器系の病気ですが、尿路結石はオスの猫に多いです。我が家の猫はメスですが、猫用かつおぶしを食べさせ過ぎた事により、小さな結石が出来てしまったことがあります。結石が出来やすい体質の子と出来にくい体質の子がいる、と獣医さんには伺いました。この時はまだ軽症だったので食事療法で治りましたが、酷くなると手術が必要になるようです。

猫用カツオブシ

特に冬になると水を飲む量が減るので、注意が必要です。水の容器をあちこちに置くなどして、なるべく水を飲みやすい環境を作ってあげましょう。トイレに行く回数が異常に増えたり、トイレに行ってもおしっこが出ていなかったりした場合は結石を疑った方が良いかもしれません。なるべく早く受診するようにしましょう。

尿路結石によりおしっこが排出されず体内に溜まると、腎臓の機能に負担がかかり、毒素が体中にまわって「尿毒症」になる可能性があります。2日以上おしっこが出ない場合は危険です。尿毒症は食欲不振や貧血、心不全などの症状が出てきますので、トイレの回数は常に気をつけて見てあげましょう。

猫の尿路結石手術でかかる費用

尿路結石は、重症になると結石が尿道につまり、尿道閉塞が起こります。また一度は改善しても何度も再発する事があります。そのような場合には尿道が細くなっている部分を手術で切除し、尿道を広げます。「尿道閉塞解除手術」と言いますが、この手術を受けて7日間入院した場合は、総額で25万円ほどかかります。

【猫の手術3】去勢・避妊手術

猫と獣医

猫に行う手術の中で1番メジャーなのが去勢・避妊手術です。病気ではないものの、不幸な猫を増やさない為や、猫の発情期のストレスを減らす上でも重要な手術です。手術をする時期については様々な意見がありますが、初めての発情を迎える前に受けさせる事が多いようです。去勢手術は生後6~10ヶ月頃、避妊手術は生後6~8ヶ月頃が目安となります。手術の際には全身麻酔となりますので、リスクなどきちんと説明を受けた上で愛猫に受けさせましょう。

猫の去勢・避妊手術でかかる費用

去勢・避妊手術は病気ではないので、ペット保険は適応外になります。ですが費用はそれほど高いものではなく、去勢手術で15,000円〜30,000円程度、避妊手術で20,000円〜50,000円程度です。動物病院によっても費用が違いますので、手術を行う前に確認しましょう。中には野良猫を保護した場合は少し安くなる病院もあります。また、お住まいの地域によっては補助金が出る場合もありますので、確認してみると良いでしょう。

【猫の手術4】異物誤飲

冷蔵庫の猫

異物誤飲の治療法は、飲み込んだ物や異物がとどまっている場所などによって様々なケースがあります。手術が必要になる場合は、レントゲンで明らかに胃の中に異物が確認出来る場合や飼い主が飲み込んだ所を見た、という明確な証言がある場合で、更に異物を吐かせる処置や内視鏡での摘出が難しい時に「胃切開術」を行います。

「胃切開術」はお腹を開いて胃を引っぱり、胃の一部を切除する手術です。この手術自体はそれほど難しいものではありませんが、飲み込んだ異物によっては困難になる事もあります。猫の場合は口が小さいのでそれほど大きなものは飲み込まないでしょうが、ボタン電池や段ボールなどは良くあるケースです。猫の飲み込んだ毛が胃に溜まり詰まってしまう事もあります。

猫の異物誤飲手術でかかる費用

手術の費用としては10万円程度になります。手術以外にも麻酔費用や点滴、注射、薬、入院費などがかかりますので、1週間入院したとして、総額で20万円程度かかるでしょう。

【猫の手術5】巨大結腸症(便秘)

トイレをする猫

猫が便秘?と思うかもしれませんが、実は以外と多いのです。猫の骨盤の構造上、便秘になりやすい事が分かっています。愛猫がトイレに行って砂を掻いている音はしているけれど、便が出ていない・・・という場合は便秘を疑いましょう。そのうち出るさ、と軽く見てはいけません。便秘が繰り返される事で便を貯めている大腸が麻痺して、大量の便が溜まってしまう事があります。これを巨大結腸症と言います。

便秘になる原因としては前述したように体の構造というのもあるのですが、それ以外にもトイレが汚かったり、猫が落ち着いてトイレが出来なかったりする事も挙げられます。もし愛猫があまり便をしていない様子があったら、トイレ環境は愛猫にとって良いものかを確認してあげましょう。猫は綺麗好きですので、トイレが汚いと嫌がってしない事があります。また、トイレが置いてある場所が騒がしいと落ち着かないのでしなくなる事があります。愛猫が気持ちよく用を足せるトイレ環境が大切です。

猫の巨大結腸症手術でかかる費用

便秘はいきなり手術をするのではなく、最初は内科治療を行ないます。便軟化剤や便を柔らかくする食事を与え、病院では浣腸をしたり便を搔き出す処置を行ったりします。この処置は千円〜4千円程度ですが、その他診察料や血液検査、薬の費用もかかりますので、全部で1万円〜2万円程度でしょう。浣腸や便を搔き出す際に鎮静を行うこともあり、この費用は2千円〜4千円程度です。療法食を与える場合は、そのキャットフードの費用がかかります。

内科治療を行っても改善しない場合は、結腸を切除する手術を行ないます。便が詰まって機能していない結腸を摘出して、便秘の解消をします。費用は7万円〜15万円程度でしょう。術後は入院が必要になってきます。

手術後の猫の注意点

獣医と猫

手術と入院が終わり愛猫が帰ってきたら、まずは疲れを癒せるような環境を整えてあげましょう。大抵の猫は慣れない入院で緊張と疲労を感じているはずです。特に環境の変化には敏感な猫ですから、ゆっくりとリラックスして休めるようにしてあげましょう。

術後に1番気をつけたいのが、猫が手術の傷口を舐めてしまう事です。一般的には病院でエリザベスカラーを付けてくれますが、嫌がって外してしまう事もあります。また、エリザベスカラーを付けている事で動きが制限されてしまったり、距離感が掴めずに家具にぶつかってしまったりして可哀想に感じることがあるかもしれません。プラスチックではなく柔らかい素材で出来ているエリザベスカラーが販売されていますので、どうしても愛猫が大変そうな時はソフトタイプに変えてみても良いでしょう。手作りする方もいるようです。

また、「術後服」と言って猫がストレスを感じないように開発された専用の服もあります。排泄や食事の時にも邪魔にならないように作られており、エリザベスカラーと違って動きが制限される事もありません。3~4千円で購入できますので、こちらを着せてあげるのも良いでしょう。使用の際は念のため、獣医師に確認してからにしてくださいね。術後服も着なくなった飼い主の服で作ることが出来ますので、愛猫が入院中に作成にトライしてみるのもグーですね!愛情を込めて作った術後服で、愛猫も満足してくれるかもしれません♪

手術になる前に。事前の猫の医療費準備について

計算機を持つ獣医

猫が病院にかかった場合には人間の健康保険は使えません。基本的には自費になります。通院だけでも結構な費用になりますが、手術となると更に、数十万円単位の費用が必要になってきます。充分な貯蓄があれば問題はないでしょうが、そうでない場合には飼い主にとって負担が大きくなります。

クレジットカード払いが出来る動物病院は多いですので、受診する前にカード払いが出来るかどうかを確認しておくと良いでしょう。また、ペット保険に加入するのも、急に必要となる事が多い高額の治療費の支払いには有効です。猫は犬に比べて保険料が安い場合が多く、保障の範囲によっては月々千円以下で加入出来る保険もあります。ペット保険は多くの会社が扱っており選ぶのに苦労しそうですが、どの会社の保険がご自身と愛猫に合っているのか充分に比較検討し、加入する事をおすすめします。

まとめ

寝ている猫

幸い我が家の猫はまだ手術をするような事態になった事はありませんが、それでも突然風邪を引いたり、結石が出来たりと病院のお世話になる事はあります。日頃から愛猫の怪我や病気に気をつけることは大切ですが、もし手術をする事になっても慌てないように、充分な備えを行っておきたいですね。

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