猫にエビはNG!その理由とは

猫にエビはNG!その理由とは

猫にエビを与えても大丈夫なのでしょうか?「魚介類は猫の好物だから与えても大丈夫」という意見や「猫はそもそも肉食性だからダメ」などなかなか真実が見えないところですよね。猫にエビを与えることに関してどう考えられているのか知っておきましょう。

1378view

猫にエビを与えてもいいのか

猫にエビを与えてはいけません。

エビにはビタミンB1を破壊する、「チアミナーゼ」という物質が含まれています。そのため、エビを過剰に摂取すると、「ビタミンB1欠乏症」に陥る危険性があります。

特に、お寿司や刺身など、生で与える場合はチアミナーゼがそのまま体内に吸収されるため、危険度が高まりますので、食卓に出す際は誤って食べてしまわないように注意しまてあげましょう。

猫にとって危険酵素!エビに含まれる「チアミナーゼ」とは

舌を出す猫
  • チアミナーゼとはビタミンB1を分解する働きを持つ酵素
  • 猫が接種するとビタミンB1欠乏症を引き起こす
  • エビにチアミナーゼが多くあるのは内臓の部分
  • 加熱するとチアミナーゼは無毒になる

ビタミンB1欠乏症を引き起こす原因になる「チアミナーゼ」。この物質はじつは多くの動物に含まれる酵素です。
例えば、ワラビなどの植物、エビ以外にも淡水魚や貝類に多く含まれることが昔から知られていました。以前はアノイリナーゼと呼ばれていましたが、ビタミンB1がチアミンと命名されたので、それに合わせてチアミナーゼと呼ばれるようになったそうです。

この酵素は生の魚介類に多く、昔から日本では生の魚を食べる機会が多かったため、「猫にイカを食べさせると腰を抜かす」と言われるようになったのです。

チアミナーゼ過剰摂取は「脚気」の元だった

チアミナーゼはチアミン、ビタミンB1を分解する働きを持った酵素なので、人でも過剰に摂取すればチアミン欠乏症になります。猫の場合、体の大きさが小さいですから、人にとっては少量でもエビから過剰摂取する可能性は高いのです。これは犬でも同じです。人の場合は完全に雑食、犬は食性がやや雑食なので、他の食べ物からビタミンB1を摂取できますが、猫の場合は植物はほとんど口にしないので、エビを含めた魚介類過剰摂取はチアミン欠乏症になりやすいのです。

チアミナーゼが多く含まれるのは内臓

この酵素は、魚介類の内臓に非常に多く含まれています。そのため肉となる筋にはあまり含まれていません。従ってむきエビにはあまり多く含まれていないということです。つまり、そもそもエビが食べる餌にチアミナーゼが多いから、自然と多く持つようになるというわけです。植物のワラビなどは、非常に多く含まれており人では「ワラビ中毒」という症状もあるくらいです。ただし加熱すれば酵素として無毒になります。

猫にエビを食べさせないための予防策

食卓のコーヒーを狙う猫
  • 人の食卓に猫を同席させない
  • 飼い主さんが食べているので興味を持ってしまう

猫を家の中で飼育していると、ついつい情が移って人と同じような食生活をさせたくなります。「与えると危険」と呼ばれる食材のほとんどは、猫は本来全く関心が無いのものです。

その多くは猫の食性の知識が少ない飼い主さんが、知らない間に故意に与えているということです。猫が自分から口にすることはありませんが、猫の目の前で人が食べていれば、当然同じように興味を持つのは当たり前です。

問題は人の食卓に猫が同席すること

猫に毎日餌を決まった時間に与えていても、人が食事をしているところに猫がいれば、食べ物を欲しがります。これは猫の習性ともいえるもので、人が何かを食べていればそれを奪い取ってしまうのは防ぎようが無いともいえます。

ですから魚を食べていれば横取りしますし、食卓のテーブルには乗りたがるものなのです。そこで思わず猫の執念に根負けして与えてしまえば、「猫は魚が好きなんだ。」と誤解を生むことになるのです。

つまり、「人の食卓に猫を同席させない」事が予防に繋がると言えるでしょう。

猫にエビなどの魚介類は必要ない

エビ

猫は純粋な肉食動物です。その理由は消化吸収が早く、しかも穀物に比べて糖質を体力の基であるエネルギーに変えるためのビタミンB1は肉類に多く含まれています。そのため猫は人や犬よりもより多くのビタミンB1を必要としています。

日本は昔から魚食だったので猫にも魚を与えていた

「猫にサンマ」とか、魚介類を与えるのは日本独特のもので、日本は古来から肉類よりも庶民が口に出来るタンパク源は大豆か魚介類でした。そのため所謂「猫まんま」と呼ばれる、人の食べ残しを猫に与える場合、自然と魚も与えていたわけで、猫が好物というわけではありません。日本に住む野良猫も、野鳥やネズミを捕食することがあります。

市販の猫餌に魚介類が多い理由

頭を抱えるロシアンブルー
  • 昔は人の栄養学を猫に応用していた
  • 日本に昔から伝わる猫まんまが起源

ここで多く人は市販の猫缶などをみて、魚介類が多いのだろうと疑問に思いませんでしょうか?これは、昔の「名残り」です。動物栄養学が確立され猫などの愛玩動物に対して考え出されたのは、海外からでした。そのため、それまでは人の栄養学を猫などの飼育動物に適用していました。「ラム アンド ライス」と書かれた市販のフードを見た事が無いでしょうか?

何故犬猫の餌に「ご飯」が含まれていおるのかは、実はこれは日本向けの商品で、海外では動物用炭水化物は主にジャガイモです。お味噌汁にご飯を混ぜた「猫まんま」が起源なんですよ。その食生活の名残りで、「日本の風土に合わせた」となっているわけなんです。これはペット業界に在籍し、実際メーカーの担当者から情報は頂きましたので間違いないでしょう。

人の食べ物は猫に与えない

「猫に魚介類」も同じです。たまたまあげてみたらよく食べるので、それが定説になってしまった例ですね。昔からあげていたから猫にとっても食べ慣れているというわけです。今でもそう思っている方は日本には多いですよね。エビを猫に与えても良いかどうかを質問されたら、「人が食べられるものは、猫に絶対与えないでください。」が正解です。

一方で、猫のおやつなどの中には、人が食べても酒のつまみになる程美味しいものがあります。これも実は、最近の飼料も人が誤って食べても大丈夫なように製造し、やはり日本の風習に合わせてあるからと言えます。ペットショップでは「おやつは与え過ぎないでください。」とよく言われると思いますが、その背景には「本来の猫の食性には合いません。」ということがあります。

どうしても猫と親密なコミュニケーションをしたい飼い主さんが多いため、種類も多いというわけですね。猫は人が考える以上に味覚に関しては鈍感で、グルメではありません。むしろ食いつきがよくなるように、濃い味付けがされている場合があります。猫の肝臓には決してやさしくないものがありますから、あくまでもコミュニケーション・ツールの一つと考えるべきでしょう。人にとっての酒と同じですね。

加熱したエビなら猫に与えていいの?

加熱したエビ

加熱したエビも気をつけよう

確かに、エビなどに含まれるチアミナーゼは加熱すれば、問題は無くなります。
しかし加熱してもチアミナーゼが完全に無くなったかどうかは判断し辛いので与えない方がよいでしょう。また、エビなどは消化が悪いためお腹を壊してしまう可能性があります。

原則的に「人が食べている加工食品」は、全て猫に与えないほうがよいでしょう。

市販される猫の餌に「要加熱」のものはありません。必要な栄養素や酵素は加熱されると失われるものがあるので、製造過程で原材料から栄養を抽出したり、加える際に加熱が使われるだけです。

私たちが食べ物を口にするとき、確かに「安全性」を気にしますが、動物はそれを気にして生きているでしょうか?動物は野生にある、食べられるものだけ選んでいるのです。植物を好む動物が毒性のある植物を食べて野生動物が死ぬ、なんて本末転倒で有り得ない話ですよね。人も食べられるものだけ選んで食べて、どうにかして毒キノコを安全に食べようとは思わないはずです。

肉食性の猫でさえ、いくら獲物を捕らえても雑食動物や草食性の動物が消化したものが含まれる内臓を食べているわけで、必須な栄養素を考え獲物を捕らえているわけではありません。なので「加熱すれば安全」「少量だし影響は少ない」と考えるのは危険だと思います。

猫にエビを食べさせることについてのまとめ

エビを取ろうとする子猫

エビに関しては、生では衛生的に問題がありますし、丸ごとではチアミナーゼの過剰摂取が心配です。加熱したら今度は栄養価は確実に下がり、タンパク質は凝固し固くなるので猫などの肉食性動物の内臓では、余計に消化に時間がかかります。
本来の猫の食性と異なる食材には変わりがなく、エビを猫に与える必要は特に感じられません。

問題は常に餌に混ぜているとか、猫が食卓にあがってついでにエビを与えるような事をいつもしている場合です。たしかに、チアミナーゼは一度に多量に摂取しない限り、病気や致死量になることはありません。
しかし、だからと言って故意に与える必要も無いのです。むしろ避けるべき食材だという事実を理解するべきでしょう。

もし、今まで日頃から猫にエビを与えていた、という飼い主さんは、直ぐに愛猫に与えるのを止めて、一応定期健診を受けさせてください。

50代以上 男性 ソクチン

小海老の唐揚げをうちのみゃんこは好んで食べています。

でも害になるんですんね。 

なら可哀想だけど、これからは食べさせません。

女性 ケロキ

猫を飼い始める前は、「猫は海の幸が好き」というイメージがありました。しかし、実際に猫を飼育し、どのフードが良いのかを調べ「猫は海の幸が好きというわけではない」という事実を知り驚きました。海外製のフードと、日本のフードの違いには文化や土地柄があり興味深いですよね。
我が家では猫に人間が食べるものは一切与えていません。また、猫もそれほど人間が食べるものに興味がないようで安心しています。エビに関しては、そのような成分が含まれていることは知りませんでした。これからも与えることはありませんが、飼い主が見ていないときに何をするのか分からないので、食べ物を出しっぱなしにすることがないように徹底したいと思いました。

30代 女性 JoMimi

人間の食べ物を与えた事がないですし、そもそもキャットフードに含まれていない海老を猫にあげるという発想がなかったです。また、甲殻類はペットには元々良くないイメージがあります(元々海で生きている哺乳類にはアリだと思ってますが)が、うっかり食卓に並んだ海老を食べてしまわないようにより気をつけようと思います。

ただ、この記事を読んで魚介類自体が本来の猫の体質に合っていないという事を知って驚きました。
確かに日本のキャットフードにはお魚が原料のものが多いですよね。その一方でヨーロッパやアメリカなどの海外のキャットフードのホームページを見て、ラム、チキン、イノシシなど畜肉を原料としたものが多いと今調べて知りました。
でも、よく考えれば自然の中で生きているネコ科のライオンも確かに肉食ですから、お肉のフードの方が消化や健康を考えると良いのかも知れませんね。

うちの猫はマグロのおやつが好きなのですがおやつでは少しあげても、フードはお肉由来のものに変えてあげようと思います。
ちなみにうちには犬もいるので犬はアレルギーの子向けにお魚のフードがありますが、猫と同じ肉食動物なので、果たしてどうなんだろう?と少し気になってしまいました。

女性 UMI

猫の好物だとされている物ってその地域によって様々だそうです。日本は江戸時代まで魚文化だったため、魚を食べていた人のおこぼれをもらっていた猫を見た人々が「あぁ、魚が好物なんだ」と勘違いしたかららしいですね。では他の国でも同じような事がおきているのでは!?そう思ったので試しに調べてみました。すると・・・

イタリタ→「猫はパスタが好物」
インド→「カレーが好物の猫多数」
アメリカ、オーストラリア→「ピザが大好物」
ギリシャ→「トマトパスタ大好きな猫多数」

日本人からしたら「嘘でしょ!?」となるような世界各国の猫の常識。イタリアのパスタに至っては、日本では猫まんまをあげるような感覚でパスタをあげているそうです。世界各国、文化が違うのは人間だけではないようですね。

女性 yuki

イカにチアミナーゼが含まれているから猫には与えない方が良い、というお話は知っていましたが、エビもそうなんですね。イカ同様、加熱したものを少量なら問題はなさそうですが、わざわざ与えるメリットもなさそうです。

それならば新鮮な生の牛肉を少量与えてあげたほうが、猫も喜んでくれますし、健康にもつながりますので一石二鳥ですね^^

我が家の猫たちは、お刺身やお肉系の食べ物には興味深々で寄ってきますが、エビにはあまり興味を示しません。なので助かりますが、知り合いの猫ちゃんではエビが大好きでよく与えているというお話も聞いたことがありますので、すぐにこちらの記事に書かれていることを教え、やめたほうがいいと伝えてあげようと思います。

40代 女性 椎花

猫の手作りご飯のサイトや書籍を見ると、けっこうエビを使ったレシピが数多く存在していますよね。最近の愛猫家さんは、愛猫の為に手作りご飯を作っているかたも多いため目にしたことあるかたも多いですよね。もちろんたくさん与えるのはよくないのですが、エビな高タンパク、優れた栄養、そしてローカロリーの為、ダイエット中の猫ちゃんにはとても優れた食材です。
無理に与える必要はありませんし、大量に与えることはもちろん駄目ですが、ダイエット中の猫には是非与えたい食材として推奨されています。もし可能ならビタミンB1を補う食材とともに料理するといいでしょう。

何度もいいますが大量に与えるのは危険です。使うなら適量を使ってバランスのよいメニューを考えてあげましょう。

20代 女性 ゆず

猫はカツオとかマグロが好きなイメージがあるので魚介類全般与えても良いと勘違いする人は多いですよね。私も猫を飼う以前は猫の大好物は焼いたサンマだと思っていました。記事にもある通り、魚介類全般にチアミナーゼは含まれているので与え過ぎには注意したいです。
猫にエビを与えないための方法、とても参考になりました。やっぱり人間が食べているから興味を持ってしまうんですね。気をつけたいです。他にも覚えておくべき点として、エビだけに限らず猫が食べなくて良いもの、食べてはいけないものを理解しその情報を家族全員で共有する必要もあると思います。私の経験ですが、一緒に住んでいる祖母がチョコレートを与えてしまったことがありました。カカオは動物には毒だというのは常識だと私は思っていたのですが祖母は知らなかったようです。最悪の結果になる前に家族全員がちゃんとした知識を持つことが大切だと思います。愛猫の健康のためにも記事にあるような事前の対策も必要ですね。

30代 女性 takako

私も愛猫と暮らし始めるまでは「猫は魚が好き」な動物なのだと思っていました。実際は、うちの猫の場合、魚介類には全く興味を示しません。人間の食べ物で興味を示すものといえば、蒸したささみや、湯がいた豚肉です。最初は不思議でなりませんでしたが、猫は本来肉食なのですから、当然の事ですよね。

猫用のフードに、カニやエビ、ホタテなどと表記されているものもあり、猫が喜ぶのかなと思ってしまいがちですが、それは日本人が勝手に作ったイメージから来たものだと知った時は驚きました。これが日本は「動物愛護後進国」だと言われる理由のひとつでしょうか。

動物愛護先進国と呼ばれるドイツやイギリスが作る猫のフードは、プレミアムフードとして扱われ主に良質な「肉」が使用されています。日本では、マグロ味やかつお味のキャットフードをよく見かけますが、プレミアムフードの場合はチキンやラム、サーモンなどが主流です。

この様な事からも、猫に対して無理に魚介類を与える必要は全くないといえます。むしろ、害になる可能性もあることから、控えるべきです。今一度、猫の食生活についてじっくり見直してみると意外な気付きがあるかもしれませんね!

40代 女性 ぱくちぃー

猫にはタンパクが大事でかかせない、と言う事はしってましたが、ビタミンの重要性はあまり考えた事ありませんでした。
エビって、ダメなんですね…
市販の猫缶なんか見ると小エビが入ってたり、カリカリにも、入っていたり。
よく目にするんですが、「豪華で、美味しそう」と手に取って、買ってしまってました。

お店に売ってるし、キャットフードとして売ってるし、まさか良くないモノとは・・・

実は、当たり前のようにかつお節も良くあげています。

カリカリにトッピングすると、喰いつきも良いのでかかせない存在なんですが、どうやら結石ができやすい食材のようで、またまた冷や汗です。

エビも、かつお節もダメ、お刺身も危険となると、猫にお魚は避けた方が良いのかな?
と思わずにいられません。

まぐろ、かつお缶は毎日。時々アジや鯛入りの猫缶も買います。

食事の改革をしないと、ダメですかね・・・・。
人気のキーワード