猫にミネラルウォーターを与えてはいけない理由

猫にミネラルウォーターを与えてはいけない理由

猫にミネラルウォーターはあげてもいいの?そんな疑問がふと浮かびました。可愛い猫ちゃんのため災害時に備えたい、普段から安全で良質なものを与えたい。猫ちゃんの体は人間に比べてとっても小さいですよね。だから水一つとっても、体に与える影響は大きいです。正しい知識を身につけて猫ちゃんに健康で長生きしてもらいましょう♪

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猫にミネラルウォーターは『ダメ』な理由

バツ印

硬水は猫の体内のミネラルバランスを崩してしまう

  • 硬水の場合ミネラルが多く含まれている
  • 硬水の場合猫の体の中のミネラルバランスが壊れる
  • ミネラルバランスが壊れる事で病気になる可能性がある

結論から言うと、猫に人間用のミネラルウォーターを与えるのはNG。

ミネラルウォーターには“軟水”“硬水”など種類がありますが、特に硬水の場合、ミネラルが多く含まれているので、毎日のお水を硬度の高いミネラルウォーターにしてしまうと、猫の体の中のミネラルバランスが壊れてしまいます。また、ミネラルバランスを崩した事が原因で腎臓や膀胱、尿道などの病気や疾患になる可能性があります。

ミネラルウォーターの「硬度」について

日本の水道水の硬度は地域によって違いがありますが、日本の水質基準では硬度300mg/L以下とされており、大体平均40~70mg/L程。

硬水(硬度が高い水)は、良く知られているものだと「エビアン(硬度304mg/L)」「コントレックス(硬度1468mg/L)」など。コントレックスはなんと、1468mg/Lと、超硬水!便秘解消やダイエット目的で飲んでいる人もいますが、人間の体に影響が出るくらいなので、人よりずっと体の小さい猫ちゃんによっては危険でもあります。

猫には『ペット用ミネラルウォーター』を与える

コップの水を飲む猫
  • 硬度の高い水はダメ
  • 超軟水、純水はOK
  • ペット用のミネラルウォーターが好ましい

ミネラルウォーターはダメだと言いましたが、厳密に言うと「硬度の高い水はダメ」ということ。“水道水よりもミネラル成分が少ないミネラルウォーター(超軟水)”や、ミネラルを含まない“純水”というものも存在します。また、今はペット用のミネラルウォーターもあるので、こういったものならOK!

ミネラルウォーターで猫が発病するかもしれない病気

寝ている猫

尿路結石症

  • 尿路結石症になる可能性がある
  • 尿路結石症は、ストルバイト尿石症・シュウ酸カルシウム尿石症の2種類ある
  • ストルバイト尿石症:おしっこがアルカリ性に傾く
  • シュウ酸カルシウム尿石症:おしっこが酸性に傾く
  • オス猫は特に注意する

猫は元々、腎臓や膀胱、尿道など、おしっこにまつわる病気(F.L.U.T.D.=猫の下部尿路疾患)になりやすい生き物。ミネラルバランスが崩れると「尿路結石症」になりやすくなってしまいます。

「尿路結石症」とは

まず、結石には「ストルバイト尿石症」と「シュウ酸カルシウム尿石症」の2種類あります。

  • 「ストルバイト尿石症」…おしっこがアルカリ性に傾くこと出来る
  • 「シュウ酸カルシウム尿石症」…おしっこが酸性に傾くこと出来る

おしっこの中に「マグネシウム」「リン」「カルシウム」などのミネラルが増えたり、バランスが崩れたりすることで尿のpHが傾いてしまうと結石の原因となります。

健康な猫の尿pHは弱酸性(ph6.4±0.2)と言われているので、特別な疾患がなく、医師の指示もない限りは弱酸性を保つのが健康の秘訣!

「シュウ酸カルシウム尿石症」は、手術しかない!

結石の中でも特に気をつけたいのが「シュウ酸カルシウム尿石症」。ストルバイト結石はphをコントロールすれば解けますが、シュウ酸カルシウムによる結石は“溶けません”。7歳以上の高齢期に入ってくると、この尿石症になりやすくなる傾向があります。おしっこだけ採取して病院に持っていけば1000円程で尿検査をしてもらえるので、小まめに検査すれば予防できます。

先天的に尿結石になりやすい猫ちゃんもいる

体質的に結石になりやすい猫もいます。筆者の猫がまさにそうなのですが、ストルバイトが出やすいです。幸い、結石になって詰まったりしたことはありませんが、phがアルカリ性に傾きがちでおしっこを検査すると結晶(結石になる前段階。ほんの小さな結晶)が出ます。お水を沢山飲ませたり、ストルバイト用のフードやサプリメントででphをコントロールしています。

オス猫はメス猫以上に結石症に注意!

オス猫の場合は特に要注意。なぜならオスの尿道は細長く、そして先端がさらに細くなっており、そのため結晶が詰まりやすくなっています。1日でもおしっこが出なければ即、病院に行きましょう!尿毒症など、命に関わる重篤な症状を引き起こす場合もあります。

猫にミネラルウォーターを与える事に付いてのまとめ

水道水を飲む猫
  • 猫に硬度の高いミネラルウォーターを与えてはいけない
  • 猫の体内のミネラルバランスを崩してしまう
  • 腎臓や膀胱、尿道などの病気や疾患になる可能性がある
  • 尿路結石症になる可能性が高い
  • 特にオス猫は雌猫より発症する可能性が高い
  • 猫には水道水以下の軟水または純水ならOK
  • ペット用ミネラルウォーターなら安心

水の安全性について色々議論が交わされていますが、日本の水道水は世界的に見てもとても安全で、美味しいと言われています。
でも「カルキくさい」「おいしくない」「ミネラルウォーターの方が栄養(ミネラル)がある」などの理由で、ミネラルウォーターを飲んだり、ウォーターサーバーを使っている方もいますよね。

「自分だけじゃなくて、可愛い猫ちゃんにも美味しいお水を飲ませたい!」

そう思うのは愛猫家なら当然のこと。

日本の水は猫ちゃんに嬉しい軟水です。なので、特別な事情がない限りはわざわざミネラルウォーターをあげる必要はありません。でも、地震が多い日本ですから、非常用に猫ちゃんのお水を確保しておきたい。少しでもいいものをあげたい。そんな時はペット用のミネラルウォーターをあげるようにすれば安心です。

ほとんどのメーカーで人と同じ衛生基準をクリアしているので人が飲んでも大丈夫ですし、もしもの時のために家に備蓄しておいてもいいかもしれません♪

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