猫が足踏みする理由って?行動の意味や気持ち・本能について

猫が足踏みする理由って?行動の意味や気持ち・本能について

猫が見せる可愛い仕草の一つとして、足踏みがありますよね。前足で足踏みするようなあの行動、なにか理由がありそうです。知られざる意外な「足踏み」の事実を知ってみたくはありませんか?

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目次
野良猫は足踏みをしない?飼い猫独特の行動
猫の足踏みは甘えとは少し違う
猫の足踏みは本能が転換された行動の表れ
猫同士で足踏みをしているのは?
野良猫が足踏みしない理由「ハンターは孤独を愛する?」
私の知っている飼い猫の足踏みエピソード

野良猫は足踏みをしない?飼い猫独特の行動

ソファーと猫

私の近所や私自身が野良猫の世話や、救助をやってた経験から、猫の足踏み運動は意外なことにそれを発見したことはありません。ところが、一般家庭で飼われている猫のはよくこの、足踏み行動がよく見られます。なぜでしょうか?

多くの飼い猫の素性からわかる事

子猫は生みの親から離れるのは、野生や野良猫では非常に早いです。実際、ペットショップやブルーダーから子猫を飼うケースでも、2か月未満は法律で販売できませんが、2か月すぐから子猫は離乳食を食べなくなっています。通常一般の方が子猫から飼い始める場合でも、ペット用ミルクを使う期間は1か月も無いでしょう。これは猫の特徴の一つかもしれません。

野良猫を観察するとわかりますが、子猫が親のすぐそばから離れない期間は、1か月未満がほとんどで、気が付けば親が近くにいるだけで、その周辺で一匹で遊ぶ子猫の姿がよく見られるようになります。犬に比べて、この親離れの期間は猫の場合、非常に極端に短いですね。これは狩りを本能とする動物の特徴なのかもしれません。

つまり多くの飼い猫は、既に親離れをしている状態から飼育を始めていると言って良いかもしれませんね。

猫の足踏みは甘えとは少し違う

足元の猫

犬の場合、子犬から飼い始めると人間の様に愛情を受けて、人に顔を向けていつも追いかけてくる性質が非常に強いです。そのため、人のいるそばにいると、犬は精神的に「群れ」の中にいる一員として安定すると言われています。しかし、猫はそうした特色がありません。親離れした猫は、家族の元に帰るという行動は無いのです。

この単独行動を好む傾向があるために、猫好きの人は「猫は気ままで好き」となるようですが、猫から見ると、自分より大きな人間は「襲えない対象物」であって、決して仲間には見えていないのです。猫は仲間同士で食べ物を分けることはしませんし、繁殖が近くなればオス同士では必ずケンカになるものです。自分のテリトリーに「見知らぬ顔」は認めないか、あるいはそのテリトリー内に隠れはしますが、知ってる顔はただ単に自分に危害が無いから、存在を許しているだけです。

猫は野生に限りなく近い

そうした中、一般的な飼い猫と野良猫、野生の猫では大きく異なる点が一つあります。それは、「狩り」という本能を飼い猫の多くは除外され、あるいは意図的に奪われている点です。この野生の本能を色濃く現代でも猫が残しているのは、品種の多くは突然変異とか、その地域に住む独特の血統だけ引き継がれ、犬のような品種改良はほとんどしてこなかった点にあります。

日本に住む多くの家猫は、洋種と和種の混血が多いのですが、和猫(日本猫)の代表格、三毛猫の血統の濃い個体は、やはり野生種に近く、人懐っこさはかなり低いです。

猫の足踏みは本能が転換された行動の表れ

猫の喉を撫でる

猫の喉がゴロゴロ鳴るのは、科学的にいまだに謎なんだそうですが、あれもまた甘えた時だけに鳴らしているわけではありません。実際、猫を見ていると自分を嫌っている猫も、撫でさせてくれると喉を鳴らします。

どちらかと言えば、猫が何か飼い主さんに要求してくるときは、尻尾をピンと伸ばして立てたり、足元でまとわりつくように体を擦りつけたり、頭をこすりつけたり、繁殖行動と同じようなものが多いのです。従い、ある種の条件反射のような反応でしょう。単に「気持ちがいいから。」という理由があって、特に甘えたいからでは無いような気がします。

足踏みも同様で、閉ざされた空間で獲物を追いかける必要もなく、またテリトリーを主張する必要もない猫では、獲物を捕らえて離さない鋭い爪も、肉を切り裂く鋭い牙も使い道がありません。ですから、外によく出している猫は、時々一緒に遊ぶとよく強く手などを噛んでくることがあります。これは狩りの真似事で、満たされない欲求を手を噛むことで転嫁させているというわけなんですね。猫の足踏みもこれと非常に良く似ています。

足踏みの行動は、満たされない気持ちを埋めている

猫の脳には、運動に関する刺激に非常に敏感な場所がある事が科学的に文献で見つかっています。非常に三半規管が発達し、狩りをするための運動機能に優れているため、いつも寝ているのはそうした急な行動に備えて、「充電」を行ってるからです。

しかし飼い猫は、そうした準備を整えても狩りをする機会はまずありません。飼い主がおもちゃで遊んで反応が良いのは、おもちゃを「獲物」と勘違いしているからで、やがてそれが対象でない単なる「物」という認識が出来れば、おもちゃには一切興味を示さなくなります。ですから飼い猫は獲物を追って走り回る必要が全くないのです。

猫が足踏みをよくするといった家庭をよくよく調べると、「猫と常に1対1」の関係が築かれているご家庭が圧倒的に多いです。親から早くに引き離されてから、要するに思い切り走り回ったり、狩りをするような疑似的な行動経験が少ない猫の場合、非常にこの足踏み行動がよく見られます。

猫同士で足踏みをしているのは?

複数の猫

これも、最初から複数頭の猫を飼っているケースでは、ほとんど足踏み行動は見られませんが、成猫がいる家庭で、後から子猫を連れてきて飼い始めると先住の猫に対して、後から来た若い猫が足踏みをすることがよくあります。親を懐かしんでいるというよりも、むしろ親から本来受け継ぐはずの狩りの本能が不完全な猫には、若い猫にはそうした行動が多いのです。

「子猫時代の母親のおっぱいをねだる時の行動に似ている」との説もありますが、前述したようにむしろそれは、子犬ならあり得ますが、猫の様に巣立ちが早い動物ではそうした甘えのような行動はむしろ少なく、叶えられない本来の行動を足踏みでなんとか満たしていると考えた方が、猫の飼育状況から考えて妥当だと思います。

野良猫が足踏みしない理由「ハンターは孤独を愛する?」

猫の横顔

猫は一匹で生活して、不安になるとか寂しいといった感情はありません。ですから無人島でも、中東の過疎の地域や、都会でも野良猫で生きていかれるのです。むしろ、自分のテリトリーに獲物を奪い合う同種がいない方が好都合で、よく餌を与える家近くに野良猫が多く一か所にいるのは、テリトリーが互いに重なっていても食料が充分確保されているからです。

当然、ここに他の場所から他の猫を連れてくればこのバランスは崩れて、毎夜ケンカする日々になります。また雌猫が一定数存在する地域は、必然的に猫同士の衝突も少ないので、猫が多い地域はそれだけ生まれる猫も多いことになるのです。

猫を飼うことは、猫の自由を奪わない事

大きな庭があって、ほとんど猫に日中は構わず猫の首輪にリードを付けて、庭で自由にさせているご家庭が近所にあります。とても落ち着いていて、体格もよく、落ち着いているためにいつも昼寝しています。一方で、野良猫が自由に出入りする猫好きの家庭の近所では、猫のケンカが常に絶えません。どちらが猫にとって幸せなのかは、猫に聞いてみない限りわかりませんが、ケンカが多い猫同士では猫の寿命も病気の転移や、怪我で短いのは自明の理になっています。

飼い猫は、猫本来の自由を奪ってるともいえます。しかし一方で人の気持ちを癒してくれますが、決してそれは人のためにやってくれているわけでは無いのです。

私の知っている飼い猫の足踏みエピソード

子猫

私がかつて飼っていた家猫は、かなり離れた地域の家庭で生まれた子猫でした。兄妹も多かったのですが、離乳と同時に兄弟から引き離されたので、環境が我が家に来てすっかり変わり、最初は臆病でいつも鳴いている子でした。

その子が1歳になるまで、この足踏みはよく見られ、我が家の方針で猫は外に出していたお陰で、他の猫との接触による感染症で4歳で亡くなったのですが、やはり外に出るようになってからは足踏みは一切見られなくなりました。猫の兄弟同士では狩りの真似事を遊びの中でよくやりますから、今ではあの足踏み行動は、そうした代わりでやってたんだなと思っています。

個人的には猫の足踏み行動を見ると、色々複雑な思いに駆られますね。

  • 30代 女性 ひぃーちゃん

    我が家には、エキゾチックショートヘア×チンチラのマーブル(9歳オス)、日本猫のミル(6歳メス)がいます。
    マーブルは、以前、最初に飼って居た猫が病院にお世話になってた時に、仲良くなった看護士さんから、譲って頂いた猫で、生後5ヶ月で、我が家に来ました。来た時から、何の戸惑いもなく、直ぐに馴染んでくれたので、即飼う事にしました。洋猫の性格なのか、滅多に鳴く事は無く、常に大人しく、おっとりな性格です。段々年を取るに連れて、甘え上手になり、ご飯要求の時だけ、尻尾をぴーんと伸ばしながら、ニャーニャーと鳴きながら、主人や私の傍に寄って来るようになりました。
    後、自分の寝床や、主人や私の腕などを、ふみふみするようにもなりました。最初は、甘えてるのかな?とも思ったりもしたのですが、常に家猫なので、走り回れないストレスも有り、そう言う行動をするのではと思います。
    もう1匹の日本猫のミルは、私の住んで居る家の近くに捨てらている所を保護しました。保護した時は、推定3ヵ月で、歯も生えていて、常にニャーニャー鳴いていました。少しの間は、子猫用のミルクなどをあげていました。
    ミルも、年を取るにつれて、特に私に甘え上手になり、姿を見つけては、ニャーニャー鳴きながら、傍に寄って来ます。
    性格は、活発的で、人見知りな所です。
    マーブルと同じく、年を取って来てから、寝床などをふみふみするようになりました。人見知りの事もあって、私達の腕などでは、ふみふみはしません。
    常に動物は、喋れない代わりに、行動や仕草で、私達に何かを訴えているのかも知れませんね。
  • 40代 女性 coco

    我が家には、野良猫だったところを保護して飼っている3歳のキジトラ猫がいます。性格は大人しくて甘えん坊です。家に迎えて2ヵ月目のときに初めてふみふみしたのを覚えています。最初にそれを見たときは、「これが噂の猫のふみふみだ!」と感動したのですが、よりにもよって、してきた場所が私の太ももだったので、爪が痛いのと嬉しい気持ちとで、なんとも複雑でした。
    今も柔らかい素材のものを見つけては、よくふみふみしてます。とくにフリース素材が大好きなので、その上でふみふみして、そのあとは満足したのか、必ず寝ます。猫はよくツンデレと言われていますが実際に飼ってみると、全然そんなことないのがよくわかりました。単独行動を好む猫でも、やっぱり甘えたくなるときがあるのかもしれませんね。
  • 40代 女性 miyuki

    3歳のメス猫を飼っています。愛猫がフミフミしている姿は、なんとも癒されるものがあります。自分が寝ている毛布でもフミフミ、私の太ももでもフミフミ。なんとも微笑ましいです。そしてひとしきりやって満足すると気持ちよさそうに寝てしまいます。私にとっては、これが当たり前だと思っていたのですが、友人のネコちゃんは全くやらないそうで、それを聞いたときはかなり衝撃的でした。しかも、そのネコちゃんはウチの猫と同様に、ものすごく甘えん坊な性格なのに、こうも違うものなのかと本当にびっくりです。
    ちなみに、うちの猫は元ノラちゃんで今も外に出していますが、フミフミをしなくなったということは一度もありません。基本的には、猫がやりたいだけさせてあげて見守るようにしています。

  • 女性 のん

    なんと!衝撃です!!ワタシは今まで、猫の足踏み(通称:「ふみふみ」や「もみもみ」)は一時的に子猫の気分に戻っているからだ、と思っていました。多くの獣医師さんもそのように解説していますし、それが猫界の常識かと思っていましたが、このような考え方もあるのですね。

    ウチの猫のウチ、1匹は生後2〜3ヶ月の子をシェルターから譲り受けたので、母猫と離れるのが少し早かったのかも、と思います。コチラは良く足踏みをしています。後から来た方の猫は、恐らく生後半年位だと思いますが、近所にいた野良猫を保護しました。コチラはたま〜に、足踏みしています。比較するとやはり母猫と離れる時期が早かったであろう前者の猫の方が、甘えん坊な気がします。

    ですから、足踏みは子猫の気分に戻っている(子猫の気分が抜けていない)、という説もあながち間違っていないような気もしますが、確かに完全室内飼いの場合、運動不足には注意しなくてはいけませんね。たまに突然狂ったように走り出すこともありますので、きっとパワーが有り余っているのだろうな、と感じることがあります。きちんと時間を取って、愛猫と遊ぶ時間を作らねば、と反省させられた記事でした。

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