猫が掃除機の音を嫌がる意外な理由とは?

猫が掃除機の音を嫌がる意外な理由とは?

猫が掃除機の音を嫌がる理由について様々な説がインターネットにはあがっているようですが、どれも人が考えたもっともらしい理由です。そこで猫にとって何がそんなに掃除機が怖いのかを詳細に科学的に解説します。

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猫は掃除機等の爆音でも平気

こちらを見る猫

「あんなに耳が大きいから、猫は大きな音が苦手なんだ」と一般的には思われてますよね。

しかしながらあの耳は、確かに小さい音にも敏感に反応できる、人間と比べて5倍近い聴覚を持っていますが、音量に関して耳が大きいから音も大きく感じるわけではありません。この点を誤解している方が非常に多いです。

猫にとって掃除機の音は大したことが無い

猫にとって「音」の大きさは全く脅威ではありません。実際大音量のスピーカーの前でも平気で眠れる猫は多いですし、直ぐ近くを爆音を響かせるオートバイが自分のテリトリーを横切っても、全く気にも留めないのです。

これは、音の大きさではなく、音の「高低」と来る方向、奥行きや方向を捉える「レーダー」の役割があるからで、音源が動かない、あるいは決して近づいてこないといった場合は、猫にとって轟音も爆音もなんてことは無いんですね。

猫は結構近眼です

聴覚が優れいる一方で、猫の視力自体は人間よりも劣ります。大体、対象から20メートル離れるとそこに何があるか、ハッキリと猫は見ることが出来ません。

ただし、人よりも視野がかなり広く、広範囲の近場で動くものをパノラマのように見ています。なんとなく焦点がぼやけて見える視界の中で、特に縦横移動するものは、猫の眼にはハッキリと見て取れるのです。

実はこの「近眼」が、掃除機を恐れる最大の理由になっています。

猫の天敵を知れば、掃除機が怖い理由がわかる

掃除機

同じ掃除機でも、最近まで流行っていた円盤状の自動掃除機は、ネットの動画でそれこそ何十もUPされているように、怖いどころか掃除機本体に乗っかって自分も運ばれ自ら楽しんでいます。

ですが、一般的な掃除機に関しては、野良猫を連れてこようが、子猫だろうが非常に恐れることが多いです。これは何故なんでしょうか?

実はビックリ掃除機ホースが猫にとって怖い?

猫が餌を食べている隙に、傍らに猫に気づかれないようにキュウリやナスを置いておくと、振り返った猫が、何でもないその野菜に驚いて飛び上がることがあります。是非動画で探してください。面白いように皆驚いています。

いろんな説がありますが、一番有力なのは形と大きさからして「蛇」に見えるからですね。猫は小動物としてネズミなどを捉えて人に近い場所に暮らしていましたが、同時に小動物が多い場所には、蛇もよく出現します。猫がその暮らしの中で蛇を嫌うのはごく自然だったというわけです。

掃除機のあの長いホース、よくよく恐れる猫を観察していると、猫は掃除機本体ではなく、ホースの先を睨みつけています。「自分を襲ってくる捕食者」に見えているのでしょうね。

掃除機のスイッチを入れると猫が嫌がるのは何故?

掃除機を嫌がる猫

これは要するに「パブロフの犬」同様、条件反射です。自宅で実験するとわかりますが、スイッチを入れただけの掃除機本体からホースを外して置いておくと、猫は逆に近づいたり、掃除機のそばを通って立ち去ります。音に反応しているのではなく、掃除機の存在の中に長いホースがあるのが嫌なんですね。

掃除の様子が猫にとって威嚇と同じ

猫のケンカをまじまじ眺めた方は、どれくらいいるでしょうか?数十回観察したことがありますが、猫の場合のケンカは体格が同じで繁殖できる時期と年齢が重なり、同じ地域にメスが少なければオス同士で必ずケンカは日常になります。

食べ物を巡って争うというのは、猫のテリトリーは米国の大学研究では半径200メートル範囲内という、非常に狭い中だけなので、まず2匹の猫のテリトリーが重なることは無く、餌を巡って争うことは確率的に低いです。

そのメスを巡るケンカの時に、互いのオスはジリジリとにじり寄って距離を詰めていき、相手が立ち去らなければ、前に出たり、引き下がったり行動を繰り返します。この行動と、掃除機の先端を人が前後に揺さぶる動作と同じなのです。

つまり、掃除機の先端部分は、近くにいる猫を威嚇している風に猫には見えるのです。加えて蛇のように体を持ち上げ、しかも胴体が長いわけです。確かにコブラなどの毒蛇は胴体を持ち上げ、頭をあげて顔を相手の正面に向けますから、猫にとって掃除機のホースが蛇に似ていると感じるのは納得です。

掃除機が平気な猫もいます

掃除機に触れる猫

ところがやはり猫も、品種保存で人工的にブリーダーから販売者へ渡り、家族に飼われて一度も野外の世界を知る事のない猫が現代では非常に多いです。

そのため、掃除機をかけようが掃除機のホースで自分の体を吸われようが、意に介さない猫も多いのです。これも、ネットで動画がいくつもUPされています。蛇すら知らない猫がいても、今では不思議ではありません。

科学的に見ると、猫はまず視力は低いが動くものには敏感に反応すること、長くて自分に向かってくる物は一応警戒するということがわかるんですね。今は掃除機も様変わりして静かになってますが、相変わらず怖がる猫がいるのはこうした理由があります。生理的に嫌だと猫は感じているんでしょう。

しかしながら、マメに掃除をしているうちに、我が家の猫は掃除機を見る度に、「鬱陶しい」と言いたいように迷惑そうな顔をするだけなので、慣れというのは面白いものです。

30代 女性 モリオ

猫が掃除機を嫌がる理由は、なんと「蛇」に見えるからだとは、驚きです!
長細いものは本能的に危険だ、と感じるのかもしれませんね。
ウチの猫は長いヒモのおもちゃは大好きなので、ある程度の太さがある長いものがダメなのでしょうか?

確かに掃除機には段々と慣れて行く気がします。
愛猫たちが家に来てすぐの時は、めちゃくちゃ警戒していましたが、
3年経った今では、慣れたものです。

さすがに猫の隣に掃除機が行くと逃げますが、
30cm位の距離では逃げなくなりました。
何度も掃除機を目撃しているうちに、「アイツは大丈夫だ。うるさい音は出すけど、何も危害は加えてこない。」と愛猫の中で判断したのだと思います(笑)。

掃除機を掛け始めると付いてきて、部屋の隅に追いやられるとスキを見て逃げ出すので、
それなら付いてこなきゃ良いのに・・・と思う時もありますが、怖いもの見たさ的なことなのでしょうか?

本当に猫の行動は、面白いと思います。

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