猫の歯ブラシの使い方と選び方とは?正しい磨き方・注意点を知ろう

みなさんの愛猫は歯ブラシで歯をケア出来ていますか?猫がいわゆる「家猫」になってからは、食生活の影響で猫にも歯周病が増えてきています。そこで今回は正しい猫の歯磨きについて、歯ブラシの使い方から学んでみましょう。磨き方のコツもお教えします。

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目次
猫の歯ブラシ使えてますか?歯磨きの本当の事実
猫用歯ブラシの選び方
正しい猫の歯ブラシの使い方
歯ブラシを使って猫の歯磨きは毎日するの?
こんな歯ブラシは磨き方は絶対ダメ!!
歯ブラシを使った猫の歯の磨き方にはこんな方法も

猫の歯ブラシ使えてますか?歯磨きの本当の事実

猫の歯

人間の場合の歯磨きの意味は、咥内細菌の繁殖を防ぐために食べかすの除去が大きな目的です。猫の場合も同じですが、人の場合と違うのは、猫には虫歯というのが無いということです。

猫の歯磨きは、虫歯予防じゃない!

猫の咥内環境は人間とは全く異なります。まずその「歯」ですが、人のように歯と歯の間に隙間なくズラリと臼歯が並んではいません。牙のような鋭く尖った歯の間はスカスカです。加えて、猫の咥内の酸性度つまりペーハー値は人と違ってアルカリ性です。ちなみに人の場合は細菌が暮らしやすい弱酸性で、これに唾液が加わって細菌の繁殖を抑えています。虫歯菌と呼ばれるミュータンス菌は弱酸性でなければ暮らしていけないため、猫のような咥内環境では生きていけないのです。

猫にとって歯磨きが必要なのは、人口の餌を与えてるから

流石に今猫を飼ってる人で、日本では「ネズミ駆除」の為に飼っているという人は殆どいないでしょう。ですが、本来の猫は小動物を狩って丸ごと食べていた動物です。野生動物には虫歯も含めて歯周病など、咥内のトラブルは無いのが普通ですが、現代の猫は人工的に作り出された加工食品を食べて生きています。食べやすく消化も優れている代わり、歯にくっつきますし、食べかすも歯に付着しやすいようになってしまいました。そのため猫の歯磨きは、「歯周病予防」その一点に尽きるといえます。

猫用歯ブラシの選び方

歯ブラシ

既に歯周病になってしまっている場合の歯磨きは、獣医師の指導の下以外では、百害あって一利なしなので、まずは獣医師さんに相談しましょう。歯周病対策としてこれから始めてみようと思う飼い主さんは、猫専用の歯ブラシを購入することをおすすめします。この理由は、歯ブラシの柄に微妙な独特の角度が付いているからです。そして毛先があまり多くないのも特徴です。

正しい磨き方は”磨かない事”

「歯磨き」という言葉の解釈が間違いの元なのですが、猫の歯ブラシの使い方の原則は歯の表面を磨くことではありません。歯と歯茎の間の部分を裏表両方で「食べかす」を除去し、歯垢を防いで歯石を付けさせないことにあります。特に食べかすが残りやすい箇所は、のど付近近くにある小さな臼歯です。人間とは違って、頻繁に食べ物をすり潰す食性が無い猫にとっては、ここに柔らかいペットフードが付着しやすいです。

歯垢とは虫歯菌以外の細菌の塊で、歯石はその細菌の食べかすが固まったものと考えると良いでしょう。歯石とは咥内のペーハーによって石灰化した歯垢のことで、猫のように咥内環境がアルカリ性の場合につきやすいのです。そのため、出来るだけ早い時期、まだ歯垢が柔らかいうちにこそぎ落とす必要があります。このため、人が使うようなフサフサした幅広い歯ブラシでは上手に歯垢は落とせません。

代用するなら赤ちゃん用

人間用の離乳時期以降からの、乳幼児向けの歯ブラシは代用猫歯ブラシとして、猫専用歯ブラシに慣れたら次に選んでも良いです。小ぶりで毛先が少ない方が扱いやすくおすすめです。

正しい猫の歯ブラシの使い方

猫と歯ブラシ

まず猫がリラックスしており、寝ている時はチャンスです。逆に活発に運動した後や餌を食べた後直ぐとか、起きている最中はあまり歯磨きをさせてくれません。それと普段から猫の顔を触ってスキンシップを毎日行い、いつも咥内をいじられていも平気なようにしておく癖をつけておくのも重要です。まずいきなり、「今日から歯磨きをするぞ!」と歯ブラシを構えても、猫は警戒して嫌がるだけです。

最初は唇をめくって短時間で終わる事

猫の歯を実際にご覧になればわかりますが、非常に本数が少なく、奥歯がほとんど無いと思います。従って口を大きく開けて歯磨きするのではなく、最初は猫の顔が横を向いている隙に、左手で猫の後頭部を軽くつかんで同時に親指で唇を引っ張り、見えた上下の歯に向かって小刻みに歯ブラシを動かして歯磨きを行います。ゴシゴシ擦るのではなく、毛先を当てて小さく小刻みに動かす感じです。

食べかすとか歯垢が見えるようでしたら、ティッシュで取っても構いません。咥内全体を磨くというより、集中的に歯垢が溜まりやすい箇所を行うイメージですね。

手を前にもっていかない事

猫は目の前に手などで視界を遮られるのが大嫌いです。猫の視界に入らないように、抑える手は必ず後ろから持っていくようにしましょう。

歯ブラシを使って猫の歯磨きは毎日するの?

猫の口に指

「毎日した方が良い」という意見もありますが、特に歯周病に過去になった経験がある猫を除いては、それほど頻度を気にする必要はありません。食べかすが今残っているから、翌朝歯石になっていたなんて通常ありえないです。問題は「付着した歯垢を放置する」ことがダメなので、特に猫缶などの柔らかい餌を中心に与えている人や、猫が病み上がりとか食欲が無くて、柔らかい餌をしばらく与えていた場合など、状況に応じて頻度は変えてください。

猫を何頭も飼ってきた経験では、毎日するのは歯磨きよりも咥内をたまに広げて確認することで、「歯垢が溜まってるな。」と感じたら、すぐできるように準備しておくのが一番ですね。餌のたびに歯磨きをやらされるというのも、かえって歯茎を傷めてしまいます。歯石となるまでにはある程度猶予があるので、一応歯磨きを毎日ではなく、「確認」を毎日するように心がけてください。

こんな歯ブラシは磨き方は絶対ダメ!!

猫が歯ブラシをくわえている

先日とある動画を見て驚愕しましたが、猫の歯垢除去に人間用の電動歯ブラシを使っている方がいました。もちろん動画には最低評価が多数ついていましたが、非常に呆れた次第です。まず間違えて欲しくないのは猫の歯磨きは虫歯予防ではありません。動画をあげた人は経験が少ないようで、猫用歯磨き粉の使い方も間違っていました。猫には電動歯ブラシのような強力な歯磨きは全く必要ありませんし、歯磨き粉や歯磨きペーストなどは普通は使いません。

市販の猫用歯磨きペーストは、歯磨きを嫌がる猫向けの商品がほとんどですし、歯磨きの後には猫の場合は口をすすいだりはしません。また、人の歯磨き同等にゴシゴシ擦っては歯茎を傷めるだけです。

歯ブラシを使った猫の歯の磨き方にはこんな方法も

獣医と猫の歯

動画でみた獣医師は論外どころか猫にとって有害ですが、昔から手慣れたベテラン獣医師が使う歯ブラシには面白いものがあるのをご存知でしょうか?それが「ガーゼ」です。やや硬めの衛生的な新品ガーゼを人差し指に巻いて、一般的な猫の歯磨きの様に、猫の後頭部を軽く押さえてガーゼを巻いた指を猫の口の中に入れてササっと磨きます。以前は、こうした「歯磨き用ガーゼ」がペットショップには売られていましたが、今では普通の歯ブラシの形状の方が流行っていますね。

指でやるので強さも加減できますし、ガーゼなので歯垢も結構よく取れますし、とれたのを目で確認できます。歯ブラシだとどうしても食べかすや歯垢がブラシですっ飛んでしまうので、よくわからないんですよね。普通の歯ブラシに充分慣れたら、動物にとってはこの方法が一番やりやすくなります。

とにかく人が毎日食後に行う歯磨きとは内容が違うということを、よく理解し、必要以上に神経質にならないことです。また歯垢が付きにくい専用のフードもありますから、餌に関して注意を払って、そもそも歯磨きの頻度を減らす努力も必要だと思います。

  • 女性 ぴょん

    猫の歯磨き、難しいんですよね〜!
    ウチは成猫になってから歯磨きが必要な事を知って始めたもので、中々慣れずで・・・

    でも、ペット用味付き歯磨きペーストを使って、何とかやっています!ペースト使うと、意外とやらせてくれる気が・・・

    歯垢が歯石になってしまうのは、3日くらいだと聞いたことがあります。
    獣医師さんには毎日食後にやると良いと言われましたが、難しい時もあるので、
    なるべく3日以上開かないペースで行っています。

    これも獣医師さんに言われましたが、歯ブラシでできるのは理想で、全ての猫ができる訳ではない、と言うことです。

    ウチには2匹いますが、1匹は歯ブラシで歯磨きさせてくれますが、もう1匹は難しいです。
    ですからいつも、市販されているペット用の歯磨きウェッティを使っています。

    歯周病になってしまいと愛猫も飼い主さんも大変な思いをしますので、
    完璧にはできなくても、できる限りのことをすると良いのでは、と思います。

    参考になる記事を、ありがとうございました!

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