猫の突然死の原因。注意すべき病気と予防法

猫の突然死の原因。注意すべき病気と予防法

愛猫の突然死。ペットとはいえ、わが子のように可愛がっていた愛猫が突然死を迎えるのは何が原因なのでしょうか?突然死の原因とその予防法を知って愛猫が元気でいられるよう努め、そして多くの時間を過ごしましょう。

1500view

猫の突然死が起こる主な原因

ころがる子猫

人間にもある「突然死」。それは猫の世界でも存在しており、いつものように愛猫を触ったら冷たくなっていた…という事例があるのです。では、何が原因で猫は突然死に至ってしまうのでしょう。それには以下の3つが大きな要因とされています。

  • フィラリア症
  • 心臓発作
  • 心筋梗塞、脳梗塞

フィラリア症とは?

フィラリア(犬糸状虫)と呼ばれる寄生虫が心臓に寄生して起こる病気です。犬の病気というイメージが強いかもしれませんが、稀に猫にも寄生します。猫の場合、フィラリアの死骸が肺動脈に詰まることで発症しますが、ほとんど症状がみられません。もし咳や嘔吐、下痢などの症状があれば感染の疑いがあるため注意が必要です。

心臓発作

生まれつき心臓の弱い猫はもちろん、老化にともない心臓機能が著しく低下してくると心不全を引き起こすことがあります。心不全の症状が表れるとぐったりした状態が続き、時には呼吸しづらい様子がみられ、さらに四肢のむくみやお腹の張りなどが続く場合は、心臓発作を起こし突然死する危険性が高まります。普段から身体の変化に気付けるよう観察する習慣を身に付けておきましょう。

心筋梗塞・脳梗塞

血管の病気です。つまり血管内に血栓ができ、それが詰まることで起こります。しかし病気というより、これは日々の食生活や運動不足によるものとも言えます。飼い主がしっかり食事の管理をすることで肥満を防ぎ、ストレスを溜めないよう適度に運動させてあげることが大事です。

猫を可愛がるあまりご飯やおやつをついあげ過ぎてしまう、なんてこともよくある話ですが、可愛いからこそ飼い主が食べ物に対しての適量を守り、愛猫の健康を守るようにしなくてはなりません。

猫の突然死が起こるその他の原因

手のひらに乗る猫
  • ウイルス性感染(猫汎白血球減少症)
  • アレルギー(アナフィラキシーショック)
  • 外傷
  • 中毒

ウイルス性感染(猫パルボウイルス感染症)とは?

猫ジステンパー、猫汎白血球減少症とも呼ばれ非常に致死率の高い病気です。すでに感染している動物の排泄物や感染している動物と触れ合うことで感染します。また室内飼いをしている場合でも、飼い主が靴底に感染動物の排泄物などを持ち込むことで感染してしまいます。

症状としては食欲不振や疲れやすいといった症状がみられ、また激しい嘔吐や下痢、それを繰り返すことで脱水症状を引き起こします。特に子猫や高齢猫は症状が重くなり、突然死のリスクは通常の成猫に比べかなり高まります。予防として年に一度のワクチン接種が有効です。

アレルギー(アナフィラキシーショック)

ワクチン接種を受けた時に副作用として「アナフィラキシーショック」というアレルギー反応を起こすことがあります。これは猫の体内にアレルギー物質である薬物や異物が侵入することで起こるアレルギー反応です。つまりワクチン接種に限らず、食べ物により「アナフィラキシーショック」を起こす可能性もあります。

症状として呼吸困難やじんましん等がみられますが、気付かずに放っておけば突然死を招く恐れがあります。ワクチン接種後に病院内で20~30分ほど待機させられるのはアレルギー反応がみられた場合にすぐに処置できるようにするためです。ワクチン接種後や食事後の様子に注意しておき、猫の様子がおかしいと感じた場合は早急に獣医師に相談しましょう。

外傷

猫は高い所が好きな動物です。しかし、登ったはいいが降りられなくなるというケースもあります(特に子猫に多いです)。そこで無理に降りようとして落ちてしまい頭を強打し、飼い主も気付かないうちに脳内出血を起こしている場合があるのです。

数日後に症状が表れるため、頭を強打したことにも気付かないとなると突然死につながる可能性もあります。

中毒

植物による中毒での突然死の危険があります。例えばスズラン・イチイ・チューリップなど、これらの植物には強心剤という成分が含まれており、心臓に影響を及ぼします。万が一猫が口にしてしまった場合、不整脈などで突然死を招く危険性があります。

また他にも、除草剤や農薬のついた雑草を舐めてしまった場合も中毒を起こし突然死につながります。さらに、食べ物でも玉ねぎやネギ類、チョコレートなども猫にとっては突然死を招いてしまうため、猫が口にしないよう飼い主が食べ物を出したままにしないなどして注意しましょう。

愛猫の突然死を防ぐために飼い主ができること

疲れている猫
  • 食事管理
  • 定期健診
  • ワクチン接種
  • 整理整頓と対策(室内飼いの場合)
  • 観察する習慣を身に付ける

以上のことを常に意識して生活することにより、猫の突然死のリスクを減らすことが出来るかもしれません。また、どの予防法も猫の突然死だけに効果のあるものではありません。他の病気やケガの早期発見につながることですので、ぜひ習慣づけてくださいね。

まとめ

二匹の猫

愛猫の健康管理は飼い主がするしかないのです。可愛がっているだけでは猫だって長くは生きられません。そして可愛いからこそ愛猫が突然死した場合の悲しみも一層深くなります。

愛猫のために飼い主ができること。食事の管理や適度な運動での肥満予防、定期的な健康診断、年に一度のワクチン接種。室内飼いしている場合、油断しがちですが家の中にも猫にとっては危険がいっぱいです。できる限りものは置かずに登られたくない場所への対策、食べ物を出したままにしない。

そして何よりも大切なこと。それは飼い主が普段から注意深く愛猫を観察する習慣を身に付けることです。ちょっとした変化にも早急に気付くことで突然死を防ぐことは可能です。愛猫との大切な日々を一日でも長く一緒に過ごすために、飼い主として愛猫のケアは怠らないようにしましょう。

女性 Keiko

自分の愛猫が、さっきまでは大丈夫だったのに突然なんの前触れもなく亡くなってしまうということを考えたら、もう辛すぎてどうしようもない気持ちになってしまいます。まだ病気で闘病中であれば、同じ後悔をするにしてもその子のためにしてあげれることもありますし、心の整理もまだつくのかなと思いますが、あまりにも突然すぎると心が追いつかない気がします。でも、自分自身の経験としてはないですが、お話には聞いたことがあります。その時の飼い主さんの気持ちをかんがえると涙がでそうになります。けれど、心臓病などは定期的に健康診断をうけることで早めに気づけるものもあるのではないでしょうか。もちろん検査だけで全てをわかることはできないのも事実です。が、わかるものもあるのも事実なので、定期的に健康診断に連れて行くことの大切さも再認識しきしました。

女性 むぅ

猫のフィラリア症は、昔は知られていませんでしたが、最近の調査では10頭に1頭が感染しているという結果が出ています。
蚊から血液に感染する寄生虫なので、どの環境にいる猫ちゃんも感染のリスクがあります。
ほぼ無症状で検査で検出することが困難なため、突然死するケースが多いのですが、予防することができる病気ですので必ず予防をしてあげてください。
レボリューションという皮膚につける簡単なお薬で予防ができます。毎月1回後頭部などの舐めれない場所に滴下することで、皮膚から血液中に薬剤が浸透し、効果を発揮します。
フィラリア以外にもノミやお腹に寄生する回虫、耳に寄生するミミヒゼンダニなどの怖い寄生虫を予防することができます。
最近はネット販売などもされていますが、単なる塗り薬ではなく血中に浸透する薬ですので、初めて使用する場合は獣医師による健康診断等を受けてから処方してもらうことをおすすめします。
動物病院で処方してもらえるので相談してみてください。

20代 女性 瑠理

愛猫の突然死…考えたくもないことです。しかし、実際に愛猫を亡くされている方もおり、他人事ではありませんよね。先天性の病気など、飼い主にはどうすることもできない場合もあります。ただ、記事にあったような感染症、外傷、中毒などは防ぐことができるかもしれません。

ただ、ワクチンとアレルギー反応の関係はとても難しいですよね。どんな薬にも副作用があり、愛猫にとってどちらが正しい判断なのか、とても悩むこともあります。愛猫を守るための方法として、信頼して何でも気軽に相談できるかかりつけ医を見つけておくことが大切だと思います。私自身、ワクチンの副作用と、接種することで防げる病気についてとことん相談しました。嫌な顔ひとつせずに真摯に向き合ってくださる獣医さんだったからこそ、安心してワクチンを受けられているのだと思います。

また、少し様子がおかしいなと思ったときに「こんなことで病院へ行っていいのかな」という迷いが、最悪の結果に繋がる可能性もあります。飼い主さんが一番愛猫のことを知っているのですから、何かおかしいと思えばすぐに受診しましょう!

スポンサーリンク

人気のキーワード