猫の視力は意外に悪い?見えている世界を知ろう

猫の視力は意外に悪い?見えている世界を知ろう

あなたは「猫の視力」について考えたことはありますか?宝石のように美しい猫の目。いったい視力はどれくらいあるの?どんな構造をしているの?知っているようで知らない「猫の視力の不思議」に迫り、猫が見ている「世界」を考えてみましょう。

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目次
視力の前に!猫の目について
猫は視力が良いのか悪いのか
猫の視力ではどんな世界が見えているのか
猫の視力に関するまとめ

視力の前に!猫の目について

猫の目

きらきらと輝く宝石のように美しい猫の目。実際に「猫目石(猫眼石)」と呼ばれる宝石がある程です。世間一般では「キャッツアイ(Cat's Eye)」と言った方が分かりやすいかもしれませんが、厳密に言えば「キャッツアイ」と言うのは、「宝石に光の効果で出来る模様」のことで、それが猫の目のようなので「キャッツアイ効果」と呼ばれています。ですので、「猫目石」を「キャッツアイ」と呼ぶのは正確ではなく、本来は「クリソベリル・キャッツアイ」と呼ぶほうが正しいのです。

猫の目の色について

猫の目の色は、大きく分けると4種類に分類されます(稀にオッドアイと言って左右の目の色が違う猫もいますが)。グリーン、ヘーゼル、アンバー(琥珀色)、カッパー。しかし、生まれたばかりの猫は、生後2か月くらいまでは、メラニン不足のため、もれなくキトンブルーと言う色をしています。

グリーン

グリーンは洋猫に多く見られ、和猫には見られません。メラニン色素が薄く、光の反射でグリーンに見えます。

ヘーゼル

ヘーゼルは茶系とグリーンが混ざり合うグラデーション色のことです。グリーンに比べると、メラニン色素はやや多めです。洋猫と和猫の混合種に多く見られます。

アンバー(琥珀色)

アンバー(琥珀色)はヘーゼルと混同されがちですが、複雑色のアンバーはヘーゼルと違って強い黄色です。

カッパー

カッパーは和猫に最も多く見られます。銅色という意味で、茶系の色をしています。赤っぽく見えることもあります。それだけではなく、メラニン色素も一番多いと言われています。

猫は視力が良いのか悪いのか

草むらから見つめる猫

猫の視界、視野について(近眼や、見える距離、範囲など)

猫は優秀なハンターです。動体視力にとても優れていて、すばっしこく動くねずみや、虫を一瞬で仕留めることからも、そのことはよく分かります。これだけ見れば、猫はとても視力が良いと思われがちですが、実際には、それ程視力は良いとは言えません。むしろ人間の視力の10分の1程度と言われているので、0.1〜0.3くらいしかありません。見える範囲は15cmから20m程度。2~7.5mが最もよく見える範囲ですが、解像度が悪いので、少しぼやけて見えていると思われます。

要するに視力はあまり良くないので、遠くは見えませんが、その代わり、視野が広く距離感や高さを測るのは得意と言えるでしょう。

猫の動体視力について

反対に猫は動体視力は抜群です。動いているものなら、小さな虫でも30m先までなら、見つけることが出来ると言われています。これは人間の動体視力のおよそ4倍に当たります。例えば、猫は暗い部屋の中でも、動いているものなら、即座に反応しますが、同じものをそっと目の前に置いても、動いていなければ気付かないのです。

猫の視力ではどんな世界が見えているのか

猫の横顔

暗い、明るいなどの感度について

猫は夜行性なので、明るいところよりも、暗いところの方が良く見えます。暗闇での見え方は、およそ人間の6倍だと言われています。要するに、猫は人間の6分の1の明るさでもよく見えている、と言うことになります。夜行性の猫にとっては、色彩よりも明暗の方が大事なのです。

認識出来る色について

人間をはじめとする霊長類は、赤と緑と青(光の3原色)を認識する錐状体と言うものがあり、様々な組み合わせで色を認識しますが、動物にはその機能が備わっていません。人間の視神経が約120万本に対して、犬や猫は約12万~20万本しかありません。まるで精度が違います。

犬は「明るさ」しか認識出来ていないのではないかと言われて来ましたが、実際には青と黄色は見分けられています。因みに赤は認識しません。

猫の場合は、緑と青を認識しているようですが、赤を見るのが不得意だと言われていて、諸説ありますが、ぼんやりとした灰色や黒、或はピンクや茶系の色、またはグリーンに見えているのではないかと言われています。ですが、本当のことは猫に聞いてみないと分かりません。

目の構造について

人間と違ってかなり視力が悪いのは、目のレンズ部分である「水晶体」や「角膜」が発達して、僅かな光でも、なるべく多く取り込もうとしているからです。

また、暗闇で猫に遭遇すると、光に反射したように、目が光っていますよね。これは、猫の目には網膜の下に「タペタム」と言う反射板が付いているからです。猫に限らず、このタペタムは、多くの夜行性動物に備わっています。このタペタムにより、網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を、もう一度反射させて取り込むことで、僅かな光の量を倍にして、暗いところでも鮮明に見えるような仕組みになっています。ただ、そのために近視の傾向にあるのです。

それと身体のわりに、目が大きいのも猫の特徴です。それは夜行性のため、少しでも多くの光を取り込むためだと考えられています。それ故に、光を絞る瞳孔も大きくなり、この瞳孔を動かす筋肉も、猫は発達していると言われています。完全な暗闇では、猫も何も見えませんが、代わりに嗅覚、聴力を頼りに行動することが出来ます。

猫の視力に関するまとめ

顎を手に置いてくつろぐ猫

きらきら光る宝石のような猫の目。動体視力はとても優れていますが、静体視力は発達していないことが分かりました。猫の気を引きたかったら最低30cmくらいの距離を取り、動いてアピールすることをおすすめします。ただし、あまりしつこいと違った意味で見てもらえなくなるので十分にご注意下さい。

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  • 女性 コッコ

    猫の目は記事にあるように、緑と青は見えても、赤は見えないようですね。
    視界も、中心にピントは合うけれど、端の方はぼやけている、という話もあります。

    色が見えなかったり視界が狭かったりすると、人間の感覚では不便に感じてしまいますが、実際猫はそれほど困ることはない、とか。
    と言うのも、視力以外の音を聞き分ける力や、ヒゲによって周囲の動きを察知する能力が備わっているからです。

    元々は薄暗い時に狩りを行う動物ですから、色に頼っていては獲物を捕獲できないというのもあるのでしょう。
    色以外の感覚を発達させることで、ネズミなどの小動物の動きを感知できるよう、進化しているのだと思います。

    視界に関しても、猫は頭を動かさずに走ることができるので、
    ピントを獲物に合わせたまま走る、というスゴ技を持っているそうです。
    ですから、端の方がぼやけていても、あまり問題はないのですね!

    猫の事を知れば知る程、その身体能力の高さに、いつも驚かされます☆
    参考になる記事を、ありがとうございました!

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