猫にイカは与えても大丈夫?食べていいもの悪いもの

猫にイカは与えても大丈夫?食べていいもの悪いもの

「猫はイカを食べたら腰が抜ける」なんていう話もあるくらい、猫にイカを与えるのが世間的には良くないとされています。しかし、どのような理由で猫にイカを与えてはいけないのか?そもそも本当に猫にとってイカという食べ物は有害なのか?これらの情報は愛猫と長く一緒に暮らすために必要な知識とも言えます。この記事ではイカの栄養素についてや、なぜ猫にイカを与えてはいけないという風に言われているかなど、「猫とイカ」に関する全般的な情報を書いています。愛猫にイカを与えても大丈夫なのか?とお悩みの方の参考になれば幸いです。

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目次
猫はイカを食べると腰を抜かす?
猫にイカは食べさせても大丈夫なのか
猫にイカを与えない方が無難なのは何故?
でも必要な栄養素も含んでる!猫にイカを与えるときは?
猫にイカを与えることについてのまとめ

猫はイカを食べると腰を抜かす?

イカは猫に与えてもいいのか

日本の食卓で広く親しまれる「イカ」。刺身でおいしくいただくこともできますし、いろいろな調理方法で様々な味付けにも対応する万能で優れた食品です。

そんなイカですが、猫には食べさせてもいいのでしょうか?"猫がイカを食べると腰が抜ける"なんていう言葉をよく耳にするくらいですので、一般的に考えると猫にイカを与えることはあまり良くないことと思いがちですし、犬猫にあたえてはいけないものとして広く知られていますよね。しかし、実際はどうなのでしょうか?本当に猫はイカを食べるだけで腰なんてぬかしちゃうんでしょうか?

そこでこの記事では、イカの成分についてや、猫にイカを食べさせると健康にどのような作用があるのか、食べさせる時はどのように食べさせるべきなのか、などを説明させていただきます。「愛猫にイカを与えても大丈夫かしら?」と考えている時の参考になれば幸いです。

猫にイカは食べさせても大丈夫なのか

エサを食べる猫

さて、猫にイカを与えることは大丈夫なのでしょうか。愛猫の健康を損ねたりはしないのでしょうか。結論を言うと「猫はイカを少量であれば食べても大丈夫、でも与えない方が無難」です。絶対に食べてはいけない!というわけでもないのですが"猫がイカを食べると腰が抜ける"という逸話も見方によっては本当のことなので、猫にイカを与える際は注意が必要になってきます。

イカに含まれる「チアミナーゼ」という成分が猫にとって良くない

まずは加熱していない生のイカに多く含まれる成分である「チアミナーゼ(別名:アノイリナーゼ)」というものについて知る必要があります。チアミナーゼとは、ビタミンB1を分解するという反応の速度を促進させる酵素であり、生のイカに多く含まれる成分です。

もちろん生のイカ以外にもチアミナーゼを含む食材はたくさん存在し、主に魚などの魚介類に多く含まれていると言われています。加熱後のイカにもほんの少量ではありますが、チアミナーゼが含まれるので頭に入れておきましょう。

猫のビタミンB1欠乏症

では、猫がイカを摂取して体内のビタミンB1が分解されてしまうとどうなるのでしょうか。
ビタミンB1は猫にとっても様々な効果があり、とっても大切な栄養素です。ビタミンB1によって日々の疲れを回復させているおかげで、愛猫の元気な姿が拝めているといっても過言ではないでしょう。

そして、猫は人と比較すると、なんと700%のビタミンB1を摂取する必要があるなんてことまで言われているようです。このことから、猫にとってビタミンB1がどれだけ大切かということがわかっていただけるかと思います。

そんな大切なビタミンB1を分解してしまうチアミナーゼを、猫が"過剰に"摂取してしまうと「ビタミンB1欠乏症」という病気に陥ってしまうのです。ビタミンB1欠乏症は、ビタミンB1の不足により誘発される、もしくは上記で説明した「チアミナーゼ」の過剰摂取により引き起こされます。その症状として、

  • 食欲が無くなる
  • 目がうつろになり、ふわふわしたような動きを見せる
  • 瞳孔の反応が鈍る
  • うなだれてしまう

このような症状が「猫がイカを食べると腰が抜ける」という風に見え、世間への浸透へとつながったのではないかと思います。これらの症状がさらに悪化すると、異様な鳴き声を発したり、身体に異変が現れる(普段しないような反り方をするなど)、ぼーっとして動かなくなる、などへと発展していきます。最悪の場合、死亡してしまうなんていうことも考えられますので、注意が必要です。

今回のテーマである、イカを猫に与えるということ以外でもこのビタミンB1欠乏症というものは引き起こされますので、猫の病気の知識として覚えておいても損は無いでしょう。

猫にイカを与えない方が無難なのは何故?

こちらを見つめる猫

数々の書籍やネットの情報などで「犬猫が食べてはいけない食材」として書かれることも多いイカですが、先ほども書いたとおり、猫にイカを絶対に与えてはいけないなんていうことはないし、与え方を間違えなければ猫はイカを食べても大丈夫です。でも「食べてはいけない」という世間的に広まっている解釈も、あながち間違ったものでもありません。

なぜなら、チアミナーゼやらももちろんそうですが、そもそもイカは消化が悪く、消化不良により猫が嘔吐や下痢を引き起こしてしまう、なんてこともあるのです。なので一般的に言われている「猫にイカは与えてはいけない」という言葉の中には「猫にイカを与えない方が"無難"ですよ。猫に与える食材としてはあまり向いてないですよ。」という意味が含まれているのですね。

でも必要な栄養素も含んでる!猫にイカを与えるときは?

寝転がる猫

ここまでイカのネガティブな要素を書いてきましたが、実は猫にとって必要な栄養素もイカは含んでいるのです。
それは「タウリン」という栄養素。タウリンの主な働きとして、心臓などの機能を向上させたり、眼の組織を作ってくれたりと、身体の小さな猫にとって非常に大切な栄養素なんです。このタウリンが不足してしまうと、数々の弊害が身体に現れてきます。さらに、タウリンは「食物」でしか摂取できないため、必ず食事で蓄える必要があるのです。このことから、猫がイカを食べるということがデメリットだらけではないということが伺えます。

では、猫にイカをどのように与えるのがいいのでしょうか?

猫にイカを与える時は「少量」「加熱」を守ってください。

まずは大前提のルールとして、猫に与えるイカの分量は必ず「少量」にしてください。大量に摂取させてしまうと、先ほど解説した「チアミナーゼ」によって「ビタミンB1欠乏症(別名:チアミン欠乏症)」を引き起こしてしまう原因になりますし、消化に悪いので少量で与えるのがベターです。

そして「加熱」も必ず行うようにしてください。生のイカに大量の含まれているチアミナーゼは「熱に弱い」という性質も持っています。ですので、チアミナーゼを無くすのに加熱は必要不可欠な行為なのです。加熱されたイカを愛猫に与えるのであれば、大抵問題はありません。(しかし食べ過ぎは厳禁ですよ。何事も適度が一番です。)

猫にイカを与えることについてのまとめ

手を舐める猫

最後に「猫にイカを与えてもいいか」ということについておさらいしておきましょう。

  • 猫にイカは与えない方が無難
  • 「生のイカ」は絶対与えないように
  • 生のイカに多く含まれる「チアミナーゼ」の過剰摂取が問題
  • しかしイカには猫に必要な栄養素も含んでいる
  • 猫にイカを与える際は"少量で加熱"を守る

私の見解としては、やはり猫にイカは与えないようにするのが一番安全かと思います。ビタミンB1欠乏症や嘔吐・下痢などを考慮すると、無理に与える必要はありません。さらにイカに含まれるタウリンは、市販のキャットフードでも多く含まれているため、タウリン摂取のためにイカを与えるのはリスキーです。

愛猫に手作りご飯などを与える際にトッピング等で活躍しそうなイカ。猫にとっては決して油断してはならない食材です。猫に与える際には分量と調理に注意してくださいね。

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  • 女性 むに

    イカやその他の魚介類に含まれる、チアミナーゼの量を示した資料を見たことがあります。
    それによると、チアミナーゼの量が1番多いのはハマグリで、次いでマグロ、カツオなどです。イカは8種類中、下から2番目でした。
    と言うことは、イカよりも遥かに危険度が高い魚介類がある、ということです。
    なるべく、猫が好むマグロやカツオなどは、生で与えない方が良いのですね。とは言え、スルメイカなども大量に与えるのは良くないようです。

    参考までに、チアミナーゼがほとんど含まれない食材はマスやフグ、ヒラメ、アジ、タイなどです。
    猫は口にしない方が良い食材が意外と多いですから、不用意に人間の食べ物を与えるのには、注意した方がよいですね。

    愛猫が欲しがるとつい与えてしまいそうになりますが、充分に注意した方が良いな、と思いました。
    ちなみにマグロやカツオなどは、夕飯にお刺身で食べようと準備していると、愛猫たちが寄ってくるので少量与えてしまったことがあります。
    これからは加熱して与えるか、心を鬼にして与えないようにしようと思います。

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