猫のアンモニャイト(ニャンモナイト)とは?丸くなって寝る理由

猫のアンモニャイト(ニャンモナイト)とは?丸くなって寝る理由

猫の寝姿のひとつ「アンモニャイト(ニャンモナイト)」についてご紹介。実は猫がアンモニャイトになって寝るのには理由があります。くわしい理由と注意すべきポイントとあわせて、アンモニャイトの名前の由来についても解説します。

猫のアンモニャイト(ニャンモナイト)とは?

アンモニャイト

そもそもアンモニャイト(ニャンモナイト)ってなんだろう?という人もわかるようにアンモニャイトの基本について解説します。柔軟性の高い猫はくるりと体を丸めることができ、さらにその形のままでぐっすり眠ることも可能です。

そのかわいい寝姿を見た飼い主さんたちはそれぞれ特徴で呼びやすい名前をつけているため、アンモニャイト以外にもたくさんの呼び方が存在します。それではアンモニャイトの特徴と別名について詳しくご紹介します。

猫が丸まって眠る姿を指す言葉

アンモニャイトとは猫の寝姿のひとつで、頭からしっぽまでくるりと丸くなっている状態をいいます。

前足も後ろ足も床につかずに顔の前やお腹の中におさめられていて、きれいな丸い形を保ったまま長い時間眠ることが可能です。体がやわらかい猫だからできる寝方です。

別名は「ニャンモナイト」

アンモニャイトと同じく、ぐるぐると渦を巻いた化石の「アンモナイト」に形と猫の寝姿が似ていることからつけられた造語です。呼び方は違いますが、ニャンモナイトもアンモニャイトと同じ寝姿を指しています。

「の」の字、うずまき寝、まんまる寝など呼び方は多彩

「の」の字、うずまき寝、まんまる寝はすべてアンモニャイトと同じ寝姿です。このようにアンモニャイトだけではなく、飼い主さんにとってイメージがしやすく呼びやすい名前で呼ばれることが多いので別名は多彩。

しかし不思議なことに「うずまき寝ってもしかしてアンモニャイトのことかな?」と猫を飼っている人にはすぐに理解できるわかりやすい名前が多いのが特徴です。

猫がアンモニャイト(ニャンモナイト)になって寝るのはなぜ?

眠る猫

猫がアンモニャイトになって寝るのには意味があります。その理由は寒いとき、そしてリラックスしているときです。

くるりと丸くなったあの形は猫の気持ちが表現されています。今後愛猫がアンモニャイトで寝ていたら寝姿にこめられた猫の心理を読みとってあげましょう。

寒いので体温を逃したくないから

アンモニャイトをよく見ることができるのは寒い時期です。というのも、あの独特の形は体温を逃がさないための寝姿です。そのため暖かい季節や体の熱を放散したいときにはアンモニャイトで寝ることはありません。

アンモニャイトで寝ていたら猫は寒く感じている可能性があるので室温や寝床を暖かくしてあげましょう。

丸くなることで安心するから

猫が丸くなって寝るのは急所のお腹をガードできるためです。そして急所が安全なので安心して眠ることができます。また猫は狭い場所も大好きです。丸くした体は狭く囲われた場所に似ています。

このアンモニャイトの形はかわいいだけではなく、猫にとっては安心できる形と安全な状態を兼ね備えた万能な寝方なのです。

リラックスしている証

アンモニャイトで寝ているときの猫はとてもリラックスしています。実は外で暮らす猫は普段から外敵に襲われたときにすぐ対応できるように、寝ているときでも地面に足をつけて寝ています。

アンモニャイトの寝方はどうかというと、全く逆の状態で前足も後ろ足も地面につけていません。とっさに逃げる必要がないと判断しているため、緊張をといてリラックスして眠ることができているのです。

また、アンモニャイトと同じくらいかわいい寝姿「ごめん寝」は、前足を使って顔を覆っていたり、香箱座りのときのように体の中に折りたたんだりしているのでリラックス状態といえます。

しかし後ろ足はしっかり地面についた状態です。こちらの寝方はアンモニャイトにくらべるとなにかあったときに即座に動ける状態といえます。

アンモニャイト=信頼の証です。今寝ている環境がとてもリラックスできているよといっているということですね。

アンモニャイト(ニャンモナイト)画像7連発

猫が丸まって寝ている姿がたまらないとアンモニャイト画像はTwitterなどのSNSを中心に大人気なのです。それでは今話題のアンモニャイト画像8連発見ていきましょう!

アンモニャイト(ニャンモナイト)1発目

アンモニャイトとはまさにこの形!お美しいレッドの被毛が輝かしい猫ちゃんのアンモニャイト。顔は見えないので美猫だろうというのはあくまでも私の想像です。

アンモニャイト(ニャンモナイト)2発目

こんな洋猫風の美しい猫ちゃんでもアンモニャイトになるのです。かわいいです。気持ちよさそうに寝ています。

アンモニャイト(ニャンモナイト)3発目

美しい白猫ちゃんがダンボールの爪とぎにすっぽり収まってニャンモナイト中。これは我が家の愛猫もよく見せてくれます。幸せそうなお顔で寝ていますね。

アンモニャイト(ニャンモナイト)4発目

4匹まとまってアンモニャイト!寒い冬も4匹で固まっていれば温かいもんね。それにしても見事なアンモニャイトですよね~!

アンモニャイト(ニャンモナイト)5発目

こちらは2匹でニャンモナイトで寝ている姿がハートの形になっている何とも縁起のいいニャンモナイト画像。待ち受けにしたら恋愛運アップするかもしれませんね。

ニャンモナイト6発目

こちらは本当にきれいな形をしたアンモニャイトです!コロコロと転がしたらそのまま転がっていきそうです。

アンモニャイト(ニャンモナイト)7発目

ベンガルもアンモニャイトしています。超かわいいですけど、ベンガルはアンモニャイトしていてもワイルドなんですね。

アンモニャイト(ニャンモナイト)を見つけた時の注意点

丸まって眠る猫

可愛い寝姿のアンモニャイトですが、飼い主さんはその寝姿を見つけたら注意してほしいことがあります。

まずは猫にとって寒い可能性があるので暖かくしてあげること。そしてリラックスをして眠っているのでそっとしておいてあげましょう。ここではアンモニャイトを見つけたら飼い主さんにやってほしい行動についてご紹介していきます。

室温が低い時は保温グッズを増やす

アンモニャイトになるときは猫は寒いと思っている可能性があります。あまり低すぎると猫に負担がかかっている場合があるので今一度室温に気を配ってみましょう。

とくに注意が必要なのは、自分で体温調節のできない子猫や、体の弱っている老猫、病気を抱えている猫です。寒すぎる室温は体の弱い猫にはとても辛く健康に影響が出ることもあるので、アンモニャイトで寝ていたらまずは室温をチェックしましょう。

冬の場合、室温が20度以下なら暖房器具を利用してさらに猫の寝床に暖かい毛布をセットするなど、猫が寝ていても起きていても負担のない状態に保ってあげましょう。

猫の睡眠時間を邪魔せず見守る

飼い主さんがいる近くでアンモニャイトをするのは安心している証です。かわいくてついつい触れたくなりますが、リラックスをして寝ている状態なのでそっとしてあげましょう。

猫の睡眠時間は平均16時間程、子猫や高齢の猫はさらに多く必要です。猫の健康のために、触れたい気持ちをぐっと我慢して邪魔せずに見守るようにしてくださいね。

SNSや猫グッズでもアンモニャイト(ニャンモナイト)は話題!

丸くなって眠る猫

キャットフードを扱うヒルズペットジャパンは、2020年にツイッターやフェイスブックを使用して「生きた化石といわれるアンモニャイトの発見により癒される人が続出しているため、アンモニャイト目撃情報を投稿してほしい!」と画像を集め、ヒルズアンモニャイト図鑑を作成しました。

さらに第二弾まで刊行されていて、シロニャイトやニコイチニャイトなど種類別にまとめられています。

SNSの投稿写真で多いのは、土鍋の中にすっぽりとおさまっているアンモニャイトです。こちらはいわゆる「猫鍋」です。猫のための土鍋なの?というくらいジャストフィットしていて、ときには二匹一緒に入っていることも。

また、アンモニャイトになった猫の写真がプリントされたパーカーや、アンモニャイトの形を使って視力検査ができるTシャツ、アンモニャイト型のデスクピローなど遊び心あふれるグッズも多く販売。

ニャンモナイト 猫 かわいい猫 おもしろ Tシャツ
コンテックス 今治タオル ニャンモナイト ブルー 約33×38cm

イラストや漫画などの投稿と閲覧が楽しめる「pixiv(ピクシブ)」には、美味しそうなアンモニャイトがたくさん描かれています。

たとえば伊達巻や明石焼きのひとつがアンモニャイトになっていたり、そら豆の中身がアンモニャイトになっていたり、バラエティに富んでいて見ているだけで可愛さが伝わってきます。

リアルでは見ることができない、イラストならではの美味しそうなアンモニャイトを楽しむことができます。

まとめ

猫鍋で眠る猫

かわいいアンモニャイトをみかけたらまずは室温を確認して寒すぎる場合は少し暖かくしてください。

寒さに問題なければアンモニャイトになって寝ているのは日々安心して暮らせている証拠です。居心地がよくリラックスしているので、できればそっとしておいてあげましょう。

とはいえずっと触れずに我慢を続けるのも辛いですよね。そんなときは動画であれば静かなまま猫のかわいい寝姿をおさめることができますし、猫もびっくりすることはありませんのでぜひ活用してみてください。

暖かい時期にはなかなかお目にかかれないので見守りつつかわいい姿を堪能してくださいね。