保護猫との出会い〜やんちゃ娘がわが家にやって来た

保護猫との出会い〜やんちゃ娘がわが家にやって来た

保護猫は過去があるからだめですか?譲渡条件のハードルが高すぎるからだめですか?保護猫にも魅力がたくさんあります。この記事ではわが家の保護猫新入りムスメをご紹介します。

保護猫とのご縁

ピンク色の被り物

子育ても少し落ち着き、子供達もだいぶ動物のお世話ができるようになった頃、子供達と相談しもう一匹猫を飼うことにしました。

猫を家族に迎え入れる前、心配なことが1つありました。わが家には先住老猫が2匹いるということでした。老猫達のストレスにならないよう、そこが一番の重要なところでした。

まずは保護シェルターへ

さあ、新しい猫さんをどこから迎え入れるか…まずはねこの保護シェルター、「東京キャットガーディアン」に夏休みを利用して子供達と一緒に行きました。シェルターにはたくさんの猫達がいました。どの仔も可愛くて、結局…わが家の長女候補は1匹も決められず帰って来ました。

地域で行っている猫の譲渡会へ

でもまだまだ諦めきれず、ある時近くの地域でやっている猫の譲渡会があることを知り、再び子供達と行きました。譲渡会当日、代表の方とお話し、後日保護シェルターに猫を見に行きました。シェルターには1匹の『三毛猫の女の子』(当時生後6、7ヶ月)がいました。

実は先日の『地域でやっている猫の譲渡会』でもらった里親募集中のチラシに1匹『違う三毛猫さん』が載っていて気になっていたのですが、その三毛猫さんとはこのシェルターでは会えなかったのです。

後で聞いてみた所その子は預かりボランティアさんのところに滞在中ということだったようです。

保護シェルターにいる『三毛猫の女の子』とのご縁でしょうか。子供達はシェルターにいる元気に遊んでくれた『三毛猫の女の子』(みけこ)が気に入り、お迎えすることに決めました!そうして『みけこ』がわが家に来ることになったのです。

『みけこ』の新しい生活

指に集中する猫

みけこは男の人より女の人の方が苦手だというのが最初の印象でした。仔猫の時から飼育していた代表さんが男性だったからでしょうか、わが家に来て暫くは子供たちや私に警戒していましたが、夫にはすぐに慣れ、手にじゃれ良く遊んでいました。

夫はわが家に来て初日から自分だけに慣れてくれるみけこがかわいくて仕方がないといった様子でした。動物1匹によって家族みんなが笑顔になり、癒しをたくさんもらえていると再び実感する瞬間でもありました。

そんなかわいい新入り『みけこ』ですが、いつもリビングで過ごすというわけにはいきません。わが家には老猫2匹がいるので、その子達の気持ちが最優先です。

先輩猫とみけこの相性は…

後ろ姿の猫2匹

先輩1匹は相性がいいようでした。怒ることもなく直ぐに『みけこ』を受け入れてくれました。もう1匹の先輩は、新入り猫が気に食わないようでした。

その日以来、みけこには子供部屋でしばらくの間過ごしてもらい、少しずつ先輩猫達に慣れてもらうようにしました。2週間もすると猫達はお互い慣れていきました。

みけこが来てから5年…

ハイタッチする猫

新入り猫「みけこ」がわが家に来て5年が経ちました。にゃんずの仲はというと…私達人間はもう癒される毎日です。

成猫になっても仔猫の時からのやんちゃっぷりは抜けず、1匹の先輩猫からは迷惑がられることもありますが、寒い日はからだを寄せ合い眠っていたり、日向で仲良くお昼寝したり、追いかけっこをしたり、隔離生活を卒業して3匹仲良く暮らしています。

先住猫と新入り猫が慣れるか慣れないかは猫によります。何年経っても人間にも慣れない子もいますし、先住猫にも慣れない子もいます。わが家の場合は運が良かったと思います。

子供達にとっては小さな妹ができた感覚なのでしょう。元気なみけこは子供達の良き妹分であり心を癒してくれる存在でもあります。

まとめ

バッグから顔を出す猫

ペットブームの昨今、メディアの影響で猫カフェや動物保護シェルターの情報が流れることにより、ペットショップで猫を購入するのではなく、‘保護猫を家族にという’選択肢が高まってきているようです。

保護団体の譲渡条件が厳しいという声もあり、その条件にそぐわないという理由からペットショップで犬猫を購入する人もいます。でもそ条件というのは決して厳しいものではなく、動物を飼う上で当たり前のことだと思うのです。

飼い猫として引き取られたのに不幸な目に合う事例もあり、そういう経験から保護団体は厳しいといわれる条件を設け、動物達が終生適した環境で幸せに暮らしていけるよう審査に慎重にならざるを得ないのです。

各団体によって譲渡条件も異なりますが、それらをクリアすることを承知の上で里親に申し込みをする、生き物を飼うということはそういう覚悟がいるということです。

保護団体の方々は里親さんの生活環境に合ったパートナーを必ず見つけてくれます。万が一譲渡条件に見合わなければ、それは縁がなかったということです。

‘猫を飼うなら保護シェルターから’という選択肢が当たり前の世の中になり、「全国の犬猫殺処分数年間8万頭以上」という現状を近い将来ゼロになることが私達の願いでもあります。

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