猫のドンスコイ|特徴/性格/体重/値段について

猫のドンスコイ|特徴/性格/体重/値段について

ドンスコイという猫をご存知でしょうか?インパクトのある名前と同じく、見た目も無毛で特徴的な猫です。ドンスコイがどんな猫なのかまとめました。

ドンスコイの特徴

ドンスコイ

歴史

ドンスコイの歴史は1987年にスタートしました。ロシアのロストフという街で発見された無毛のメス猫が始まりです。そのメス猫が産んだ子猫も無毛となりました。品種として公認されたのは2000年頃とまだまだ歴史の浅い猫です。

ドンスコイを含め「ヘアレスキャット」と呼ばる品種はとても人気となっています。ただ一つ間違えば、もしかしたらドンスコイという品種は誕生しなかったかもしれないのです。最初に発見された無毛のメス猫が生んだ子猫も無毛だったことから、「もしかしたら病気なのかもしれない」と処分を考えていたからです。しかし無毛であること以外は問題はなかったようで、その後あるブリーダーが引き取ったことで、新しい品種として認められるまでになりました。

体の特徴

大きな耳とアーモンド形の目は、宇宙人を想像させるような印象があります。そして足には水かきがついていることも、ドンスコイの特徴のひとつです。

被毛の特徴

ドンスコイは見た目は無毛の猫ですが、実は4種類の被毛があります。
「ラバーボールド」は無毛。「フロックド」は触ると起毛が分かります。「ベロア」は無毛ですが、頭の皮膚にスポットがあります。「ブラッシュ」は産まれてから3年ほどは被毛がありますが、抜け落ちて無毛になり、冬だけ胸や尻尾の先など体の一部分にだけ毛が生える特徴があります。

皮膚の特徴

一般的に猫は肉球しか汗をかきませんが、ドンスコイは全身に汗腺があり、汗をかくことができます。皮膚は深いシワが見立ち、皮膚の色は様々です。ヒゲや髪の毛のように見えることもあるようです。

お手入れの特徴

無毛なのでブラッシングの必要がなく、毛玉や部屋の掃除といった点ではお手入れの負担や心配がありません。ですが、全身に汗をかくことや被毛がないことで、皮脂によって体が汚れやすいという特徴があります。1日に1回以上は暖かい濡れタオル等で優しく体を拭いてあげるケアが必要です。皮膚病にかかりやすいため、こまめに体を清潔に保ちましょう。特にシワには汚れがたまりやすいので丁寧にふき取ります。

日焼けしやすいという特徴もあります。日焼けをすると、水ぶくれができたり皮がむけたりしてしまいます。室内で飼育をすること、日当たりに注意が必要です。直射日光を避けてレースのカーテン越しの日向ぼっこにしたり、動物用の日焼け止めやウエアを利用したりすることも有効です。ウエアはケガの防止にも役立ちます。

室温と湿度もドンスコイに合わせてチェックしましょう。冬は寒さ対策にウエアを用意し、夏はエアコンなどを使って温度管理をします。

「スフィンクス」との違い

無毛の猫でドンスコイよりも有名なのがスフィンクスです。ドンスコイは「ドンスフィンクス」と呼ばれることもあります。見た目が似ていますが、無毛に関する遺伝子に違いがあり、ドンスコイの方が無毛の出現率が高いのです。

体の違いでは、スフィンクスの平均体重は3kg~6kgとドンスコイよりもずっしりしています。目の形はドンスコイがアーモンド形と言われるのに対し、スフィンクスはレモン型と表現されます。またスフィンクスはヒゲがありませんが、ドンスコイのヒゲはあちこちに向かって生えています。
遺伝子や見た目の違いがありますが、お手入れ方法はどちらもほぼ同じで、皮膚を清潔に保つことや温度管理が必要です。

ドンスコイの体重

体重は2.5kg~4.0kgと一般的な猫の平均体重よりも軽いですが、筋肉質な体です。

ドンスコイの性格

寝ているドンスコイ
  • 好奇心旺盛
  • 穏やか
  • 人懐こい
  • 賢い

ドンスコイは飼い主の言うことを良く聞く性格でとても賢い猫です。遊びも好きで、人懐こいため飼いやすいとされています。
その反面、寂しがりやでもあるため、長時間の留守番はストレスとなってしまうことがあります。一人遊びができるように運動スペースやキャットタワーの設置などストレスをためない工夫が必要です。他のペットとも仲良くできる性格なので多頭飼いや、いつも家に家族がいる環境の方が向いているかもしれません。

ドンスコイを手に入れる方法や値段

ドンスコイの横姿

ドンスコイを日本で手に入れることは難しいようです。ペットショップやブリーダー、里親等、ドンスコイを販売や取り扱っているという情報がほとんどありません。手に入れるには、海外から個人輸入をすることになります。ドンスコイの値段はキャットショーで受賞しているなど血統によっては高くなり、輸入には猫の値段に輸送代等がプラスされます。費用やブリーダー探しなど十分な下調べが必要です。

まとめ

ドンスコイの親子

被毛がなく、名前もインパクトのある「ドンスコイ」いかがでしたか。猫というとフワフワとした被毛が特徴で、毛並みにそって撫でてあげたり、ブラッシングをしてあげたりと、猫とのコミュニケーションを想像しますよね。被毛がない猫の場合、ブラッシングでのコミュニケーションは取れません。しかし抱っこしたときに猫の温かいぬくもりが、直に伝わってきます。きっと猫も飼い主の体温を直接感じ、心地良く思っていてくれるでしょう。それが大きな魅力の一つでもあります。また、日焼け対策、寒さ対策としてドンスコイに服を着せてあげることができるのもかわいさのポイントではないでしょうか。穏やかで賢く飼育しやすい性格も魅力的ですね。

日本では手に入りにくいドンスコイですが、ヘアレスキャットの人気上昇とともに日本で見かけることが増えるかもしれませんね。

投稿者

40代 女性 はなび

ドンスコイを飼う場合、色々と気を付けなければいけませんね。
毛が少ないので、日焼けにも気を付けましょう。怪我をしないように服を着せた方がいいですよね。普段生活する、部屋の日当たりにも気を付けましょう。ブラッシングは必要ないですが、体を蒸しタオルなどで拭いてあげることが大切なのですね。しわの部分に垢や汚れがたまるので、良く拭いてあげましょう。普通の猫より神経を使ってあげないといけませんね

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