猫はほうれん草を食べられる?与える時の注意点

猫はほうれん草を食べられる?与える時の注意点

栄養価の高いほうれん草ですが、猫が食べても良い野菜なのでしょうか?猫がほうれん草を食べても良いのかどうかについて、また他にも猫が食べて良いものについて、ご紹介します。

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猫はほうれん草を食べられる?

ボウルに入ったほうれん草
  • 猫にほうれん草は与えない方がいい!
  • ほうれん草を猫が食べ過ぎると結石ができる原因になる

猫には、ほうれん草を与えない方が良いでしょう。ほうれん草の栄養価はとても高いのですが、猫にとって気をつけたい成分はシュウ酸です。猫は尿路結石になりやすい生き物です。

シュウ酸は、食べると体内でカルシウムや鉄分と結合して、カルシウム不足を招いたり、結石を作る原因になったりします。健康な人間の場合には、大量に毎日食べ続けない限りは、そのような危険性はないと言われています。

ただ、猫は人間よりずっと体も小さいので、少量でも食べさせることによって、尿路結石の原因を作る可能性が増えると考えられます。

猫にもミネラルは大切な栄養素ではありますが、過剰に摂取することで、体に害を与えてしまうことが考えられます。

猫にほうれん草をあげる時の注意

外にいる猫と野菜
  • 猫にほうれん草を食べさせる時は必ず水で茹でた物を与える
  • 猫にほうれん草を食べさせる時はフードに少量だけ混ぜる

どうしてもほうれん草を与えたい、という場合には、茹でて細かくしてから、少量を与えることをおすすめします。

ほうれん草を茹でる理由

ほうれん草のアクの成分がシュウ酸です。シュウ酸は水溶性なため、茹でることによって、半分から80%ほどまで減らすことができます。レンジで加熱しただけでは、シュウ酸はあまり抜けていません。面倒でも、必ず水で茹でる、ということが大切です。

ほうれん草を猫に与える方法

茹でた後にさらに水にさらして、アクを取り、熱を冷ましてから、細かく刻むなどして、フードに少量だけ混ぜると良いでしょう。大きいままでは猫にとって食べにくく、歯や器官につまってしまう可能性もありますので、必ず細かく刻んであげてください。

ほうれん草の栄養素

ほうれん草には、鉄分やミネラルなど確かに体に必要な栄養素が含まれています。バランスよく摂取すれば、猫にも栄養素が効果的に取れるように感じますね。しかし本来、猫は肉食動物なので、野菜は必要ありません。

猫にはお肉だけ与えていればいい?

ほうれん草を与えなくても、タンパク質をしっかり摂れていれば、猫にとって必要な栄養は取れるのです。それでは猫には肉だけ与えていれば良いかというとそうではありません。

猫が肉食動物といっても、それはネズミや小鳥、トカゲなどを捕まえて、内臓や骨などを丸ごと食べているから、肉だけ食べていても大丈夫なのです。自然の世界では、完全栄養食を食べているということです。

飼い猫は、そのような食生活は出来ませんから、キャットフードで栄養素を補ったものを与えて、バランスを取っているということになります。

ほうれん草以外で猫が食られる食べ物

キッチンの猫

ほうれん草は食べられない!猫が食べていい野菜とは

ほうれんそう以外にも、猫が食べてもいい野菜があるかどうか、確認してみましょう。

  • 水菜:泌尿器系の病気がある猫はNG
  • 小松菜:ほうれん草よりもシュウ酸が多いので与えない方が良い
  • キャベツ:猫にとって有害な食べ物ではないが与える理由は無い
  • アスパラ:腹痛やおう吐、痙攣をする可能性があるのでNG
  • レタス:与えても大丈夫!水分が多い
  • ブロッコリー:下痢やおう吐、甲状腺機能低下症の可能性があるので与えない方がいい

水菜

水菜

水菜はアブラナ科で、ビタミンC、Eが豊富で、抗酸化作用に優れています。カルシウムも多く含んでいます。猫草のように、好んで食べる猫もいるようです。カルシウムやカリウムが含まれていることを考えると、泌尿器系の病気がある猫に与えない方が良いでしょう。また大量には与えないようにしてください。与える場合には、少量を与え、毎日続けてあげることのないように気をつけてください。

小松菜

小松菜

小松菜もビタミンC、ビタミンEが含まれています。ほうれん草よりもシュウ酸が多く、カルシウムも多いので、尿結石になる可能性を考えれば、与えない方が良いでしょう。ただ、少量であれば食べてしまっても、すぐに健康に問題が起きるとは考えられないと言えます。ほうれん草と同じように、水で茹でることで、シュウ酸を減らすことができます。

キャベツ

キャベツにはビタミンB、ビタミンC、さらにカリウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。食べたとしても、猫の健康に即、害のあるものではありません。ただ健康のために猫が食べるべき、という理由もありません。与える場合には細かく刻んだり、湯通ししたりして、少量をフードに混ぜるなどして与えると、カサ増しがわりになると考えられます。

アスパラガス

アスパラガス

アスパラガスには、アルカロイドという成分が含まれています。アルカロイドは猫が摂取してしまうと、腹痛を起こして嘔吐したり、痙攣を起こしたりすることがあります。症状のひどいものでは呼吸器や腎臓に障害が出ることもあるので、食べさせないようにしてください。

レタス

レタス

レタスの栄養素としては、ビタミンC、ビタミンE、そして鉄やカリウムなどのミネラルが含まれています。ただ95%が水分と言われていますので、栄養価はあまり期待出来ないと言われています。

ブロッコリー

ブロッコリー

ブロッコリーにも、ほうれん草と同じくシュウ酸が含まれています。食物繊維も多く、食べ過ぎると下痢や嘔吐のおそれがあります。また、甲状腺の機能を低下させるものが含まれているので、甲状腺機能低下症を起こす可能性もあります。出来れば与えない方が良いと言えるでしょう。

猫が食べていい肉類

肉類は、生のものをあげないようにしましょう。寄生虫がいる可能性があることが一番の理由です。特に、豚や牛の生肉は危険ですので、あげないでください。

特に生の豚肉はトキソプラズマという寄生虫の感染源になります。トキソプラズマは人獣共通感染症なので、人間にも感染する可能性がありますから、生の豚肉は与えないようにしてください。

あげても問題ないとされるのは鶏肉です。味付けをしていない鶏肉を、加熱して与えることは大丈夫です。湯煎などで火を通し、細かくほぐしてから与えてください。骨付の鶏肉は、骨を取り除いてから、あげてください。

骨は喉に引っかかって窒息したり、器官や内臓を傷つけたりするおそれがあります。塩胡椒や醤油やタレなど、人間用に味付けされたものは与えないでください。猫にとっては塩分が強すぎるほか、タレにネギなどが含まれている可能性があります。

玉ねぎや白ネギなど、ネギ類は猫に最も与えてはいけない野菜です。猫の健康のためには、味付けのないものを与えてください。

猫が食べていい魚

猫の主食は、魚ではありません。猫には魚、というイメージがありますが、魚だけ食べていると猫は健康を害してしまいます。青魚は、あまりあげないほうがよい魚です。

青魚に含まれる不飽和脂肪酸は、採りすぎるとビタミンE不足を起こして、イエローファットという病気になることがあります。イエローファットとは、猫のお腹や胸に溜まった皮下脂肪が酸化してしまい、炎症を起こした状態です。

この病気になると、お腹に触られるのを嫌がり、下腹部にしこりが出来たり、発熱したりします。生魚は、寄生虫の危険もあります。寄生虫がいないかを確認し、少量であれば与えても大丈夫だと言えるでしょう。

与えるとすれば、白身の魚で脂身があまりないところを、できれば加熱して、味付けをせずに少量だけということになります。その際にも、硬い背骨やヒレ、小骨も取り除いてからあげるようにしましょう。

猫にほうれん草を与えることのまとめ

トマトとほうれん草を見る猫

今回はほうれん草は猫に与えてもいいのか?という事についてご紹介しました。

基本的に、猫はほうれん草などの「野菜を食べて消化吸収して生きて行く」というような生き物ではありません。野菜は、猫には食べさせる必要のないものと言っても良いでしょう。

ほうれん草など食物繊維が多い野菜は、猫がうまく消化できずに、下痢や嘔吐を起こす原因にもなります。

特にほうれん草など、シュウ酸を含み、猫がかかりやすい尿路結石の原因になりうる野菜は、あえて与える必要がありません。

「猫が野菜を食べても大丈夫」と言われるものがあっても、普段の餌やおやつとして日常的にあげても良いという意味ではないのです。

猫が置いてあった野菜をかじってしまった場合などに、健康に害はあるのか?ということに対して「そのくらいなら健康に害はないので大丈夫」という意味だと考えましょう。

市販のフードが信じられず手作りをしたい、という場合や、猫が病気なので手作りをしたい、という時もあるかも知れませんね。

手作りで野菜を与えても良いかどうかは、獣医さんに内容を話して、それから判断してもらうと良いでしょう。

軽い気持ちで、猫が好むからあげる、食べるからあげる、ということであれば、与えないようにしましょう。

猫には、ほうれん草などの野菜の甘さやえぐみなどは、味覚としてはわからないと言われています。食感がシャキシャキして興味がある、飼い主さんが手からくれる、などの理由から、かじってしまうのでしょう。

基本的に猫にとって必要のない野菜類をあえて与える時には、猫の健康に害はないのか、なぜあげるのかを、よく考えてから与えてくださいね。

そして野菜の管理、保管をしっかりして、猫が勝手にかじって食べてしまわないように気をつけましょう。

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