猫が過呼吸になっている時の症状と原因や対処法

猫が過呼吸になっている時の症状と原因や対処法

猫の過呼吸とは息が早く、荒くなる症状のことを言います。大切な愛猫が苦しそうにハァハァと息をしていたら誰だって心配になりますよね?愛猫が過呼吸になった場合どのような原因が考えられ、どのような対処法をとればいいのでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫が過呼吸になっている時の特徴

口を大きく開ける猫のアップ
  • 呼吸が早い
  • 口を開けて呼吸をしている
  • 横隔膜が激しく上下して呼吸をしている
  • 鼻を世話しなく動かし息をしている
  • 苦しそうにしている

猫は過呼吸になりにくい動物です。通常の呼吸では見られないこのような症状が出ている場合、何らかの病気の可能性を疑うべきです。

呼吸器系の病気の他、心臓疾患も呼吸器の異常が伴う場合があります。さらに過呼吸のような症状が出ている場合、病状はかなり悪化している可能性が高いです。

いつもと違う呼吸をしている、身体全体で息をしている、ハァハァと口を開けて息をしているといった症状が見られたら早めに動物病院に駆けこみましょう。

  • 息をするたびに鼻腔がピクピクする
  • 呼吸をすると首の付け根がへこむ
  • 香箱座りから横になりにくそうにしている

呼吸意外にもこれらの症状が起きている場合も同じく何かの異常が起きています。早めに動物病院に行くようにしましょう。

実際の症状の動画を見つけましたので参考にしてください。

↑呼吸をするたび鼻腔をピクピクする猫

↑お腹を上下させ苦しそうに呼吸をしています

このような呼吸が見られたら注意をするようにしてあげましょう。

猫が過呼吸になる原因

ストレスで怒っている猫

猫が過呼吸になる原因は主に4パターンが考えられます。

  • ストレス
  • 興奮
  • パニック
  • 病気

順番に猫の過呼吸の原因を見ていき予防できるものは予防するようにしましょう。

ストレス

猫はストレスに弱い動物です。ストレスがたまると様々な病気を引き起こす他、問題行動を引き起こす原因にもなります。

ただストレスを与えただけでは、早々に呼吸に異常が現れることはありませんが過度なストレスにより過呼吸のような症状を引き起こす事例は度々見かけます。

例えば長時間の車移動、見知らぬ人に過度に接触する、怖い思いをするなど、いつもと違った状況に長時間さらされると過呼吸になりやすいようです。

猫にとって過度なストレスは死の原因になることもあります。愛猫にはストレスを極力与えないようにしましょう。

興奮

運動したあとなどの興奮状態の時にハァハァと息をする場合があります。これは興奮したことにより心拍数があがったり、上がった体温を下げようとするときに見られる症状です。

心拍数や体温が戻れば症状も自然と戻ります。呼吸が戻るまでソッとしておいてあげましょう。

パニック

怖い思いをしたり、何かに驚いたり、トラウマになるようなことが起こると猫もパニックを起こし過呼吸になります。きっかけはその猫ちゃんによって様々ですがパニックになったときは、飼い主様が触れる状態なら優しく撫でてあげ声をかけて落ち着かせる。
手を触れられない程のパニックなら安全な部屋に閉じ込めて様子を見る。落ち着いてきたら優しく声をかけてあげる。
落ち着いたのを見届けたらパニックになった原因が何か考えて対策を取ってあげるようにしましょう。

病気

呼吸に異常が出る病気は呼吸器疾患がもっとも多く、肺炎や肺水腫が考えられます。そういった場合、咳や鼻水、嘔吐や下痢といった症状も見られますので、呼吸の異常と共に見られたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

その他にも心疾患も呼吸に異常が見られます。動くとすぐに息が切れる、ぐったりしている場合は獣医師に相談しましょう。

猫が過呼吸になっている時の対処法

聴診器と猫

では愛猫が実際に過呼吸になった場合、どのような対策をとってあげればいいのでしょう?病気の場合は言わずもがな獣医師に相談します。場合によっては酸素吸入をするように指示が出ます。あとはその病気にあった治療を進めて行くことになります。

一時的な過呼吸であれば、刺激を与えず症状が落ち着くまで静かに見守るようにしましょう。あまりにも長時間治まらない、明らかに異常である場合は獣医師に相談をするようにしましょう。重大な病気が隠れている可能性があります。

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呼吸だけではありません。
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実際に使用された方のレビューにも

「元気に走り回るようになった!」
「散歩に行くようになった!」

などの反響があります。


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有料ですが設置サービスや首都圏だと翌日配送も行っているのが特徴です。

初期費用が上乗せされるのでリーズナブルとは言えませんが緊急性が高い場合は候補に入れたい酸素室業者です。

まとめ

仰向けに寝転がった猫

猫の過呼吸は希な症状な分、症状がでた場合は重篤な病気が隠れている場合があります。少しでも呼吸に異変を感じたら獣医師に相談するようにしましょう。

また過度なストレス、不要なパニックを与えないように普段から穏やかな過ごしやすい環境を用意してあげるようにしましょう。それが愛猫に長生きしてもらうコツでもあります。皆様素敵な猫LIFEを!

投稿者

30代 女性 すもも

私は実際この前シェルターで、白血病を発症してしまった猫の過呼吸の現場を体験しました。それはとても荒く、見るからに苦しそうな呼吸でした。時々声を出して何かを訴える姿は本当に心が痛く、辛い現場でした。この子はかなり症状が悪化してしまった状態だったので、もう何をしてあげられることも出来ず、出来ることはただ側にいてあげることだけでした。それでも、背や頭に手を添えると少し安らいだような表情を見せることがありました。ほんの少し、気持ち程度かもしれませんが、辛い症状が和らいでくれるようにただ願いました。
猫は痛いよ、辛いよ、を声に出して伝えることができません。私たち人間側が気づいてあげることが何よりも大事なことですね。
投稿者

40代 女性 さな

猫ちゃんも過呼吸になりますね。
我が家の猫ちゃんも、従兄弟の子供に驚かされて過呼吸になりました。すぐに、獣医さんに診ていただいて処置をしていただきました。
すぐに治りましたが可哀想でした。過呼吸になったときには、優しく声をかけてあげて撫でながら時が経つのを待ちます。暗い部屋に入れてあげるのもいいみたいです。興奮していたら、むやみに触らないようにしましょう。常に優しく声をかけてあげることは、続けてあげましょう。
投稿者

30代 女性 まつこ

昔、猫ちゃんを飼い始めた頃に、初めて動物病院に連れていこうとして洗濯ネットにいれると興奮してシャーシャー言っていましたが、そのまま、猫ちゃん用のカバンにいれて動物病院へ向かいました。着いてから見てみると興奮したまま狭い中に入れていたので、過度のストレスから過呼吸になっていました。私たちは何がどうなっているのかわからなくて、獣医師に診察をお願いしました。すぐに過呼吸の治療をしてくださり、普段の猫ちゃんに戻りましたが、私たちはかなり反省しましたしドキドキしました。今でも、そのときの事がトラウマのように残っているので、動物病院につれていくときには、あまり興奮させないように自然なかたちで、動物病院に連れていっています。

投稿者

40代 女性 アンチョビーナ

2年前に11歳で亡くなった愛猫は、寝ている時、鼻で息をし、お腹がポコンポコンといつもと違う呼吸をしているのに気付き、病院へ連れて行きました。同時期に、ケホケホと毛玉を吐く仕草をしても何も吐かない事が一日何度もありました。診断結果は、「ただ毛玉をうまく吐かずにいるだけ」と言われ、毛玉を吐きやすくなるお薬を処方されました。容態はだんだん悪化していき、過呼吸で横たわる事もありました。それでも獣医師に「過呼吸で死ぬ事はありません。」と言われ、「大丈夫、良くなってます」と言われ続け、「(多分)肺炎」と診断された頃にはもう手遅れ。2週間もしないうちに亡くなりました。猫は我慢強い動物だといいます。少しでもいつもと違う仕草をしたら、すぐに信頼できる獣医さんに診てもらってください!!でも、病院へ行く事事態ストレスに感じるコも多いので、その時は相談だけでも良いと思います。愛猫の死を決して無駄にしないよう、皆さんにお伝えしたいです!!
投稿者

20代 女性 まーな

たまに過呼吸みたいな感じになり少し時間が経つと治ります。
病院に連れて行くか迷っています。、
投稿者

50代以上 男性 デビ父ちゃん

 猫散歩できるかリードをつけたところ過度なストレスになったようで名前を呼びかけてて背中をさすりごめんなさいと謝りました。
 しばらく過呼吸は続いたのですが次第に治りました。
 この子が嫌がることは今後注意してやらないようにしたいと思います。
 常日頃からの信頼関係は必要不可欠だと思います。

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