猫に塩分はどれぐらい必要?与えすぎた時の排出方法

猫に塩分はどれぐらい必要?与えすぎた時の排出方法

塩分を摂りすぎてはいけないのは人間も猫も一緒なのでなんとなくわかりますが、塩分をまったく摂らないのも問題ですよね。猫にとって必要な塩分量は果たしてどれくらいなのか?また猫が誤って大量の塩を食べてしまった場合の対処法はどのようなものがあるのでしょうか?

470view

猫が1日に必要な塩分の量

おやつを嗅ぐ猫
  • 「3.1mg(ナトリウム量)」×「1日の必要カロリー」=「ナトリウム摂取量」
  • 「ナトリウム摂取量」× 2.54 ÷ 1,000 =「猫が1日に必要な塩分の量」
  • 1日400キロカロリー必要な猫の場合:1日に必要な塩分量は約3グラム

猫が1日に必要な塩分(ナトリウム)量は1日あたり<b>【3.1mg(ナトリウム量)×1日の必要カロリー】という計算式で計算できます。

ナトリウム摂取量から食塩(グラム)に換算する方法は<b>【「ナトリウム摂取量」× 2.54 ÷ 1,000 】になります。

たとえば1日に400カロリー必要である猫ちゃんの場合、3.1mg×400カロリー=1240mgのナトリウム摂取量となります。

1240mgのナトリウムは食塩でいうと3g程、つまりこの猫ちゃんでいうと3g程度の塩分が許容範囲となります。

計算式がわかったらまずは愛猫の必要な塩分量を計算してみましょう。意外と摂りすぎていることに気付いたら要注意です。

猫が塩分をとりすぎたときの対処法

お水を飲む猫

猫があやまって塩分を多量にとってしまった!塩辛いものを食べてしまった!そんなときに出来ることはとにかく<b>水を飲ませることがもっとも有効な対処法となります。

人間も塩分を摂りすぎると喉が乾きますよね?それは猫も同じで身体の中で急激に上がってしまった塩分濃度を薄めるために水を多量に飲むようになります。

猫も同じです。とにかく新鮮な水を用意して飲ませてあげるようにしましょう。

猫が塩分を取り過ぎた際の致死量

ちなみに猫の塩分の致死量は1Kgあたり4g以下と言われています。

  • 体重4Kgの猫:16g以下の塩分が致死量
  • ティースプーン3杯分

平均的な体重の猫が4Kgなので、平均で16g以下の塩が致死量となります。これはティースプーン3杯分にあたります。

もちろんもっと体重の軽い猫ちゃんや子猫、元々持っている免疫によっても致死量は変わりますので猫が誤って塩を舐めてしまった!なんてことはないようにしましょう。

猫が塩分を取り過ぎた時の症状

頭に手を乗せる猫

腎不全

猫が塩分を摂りすぎるとどういった弊害が起きるかというと、一番最初にあげられるのが腎臓への負担です。猫は元々腎臓が弱い動物で、猫の死因の上位には腎不全がいつもあげられています。

なぜ塩分を取り過ぎると腎臓に影響が出るのか?

塩分を摂りすぎると、身体の中の塩分濃度を下げるため多くの水分が必要になります。そのため多くの水分を身体に蓄える必要が出てきます。

水分を多く蓄えようとすると血圧が上昇し、結果腎臓に多大なる負担をかけることになり、腎不全を併発してしまうのです。

猫は特に塩分であるナトリウムの排出量が少ないので塩分の摂りすぎによる腎臓の負担は顕著に現れます。塩分の摂りすぎにはくれぐれも注意してあげるようにしましょう。

猫は塩分をあまり摂らなくていいのはなぜ?

ビーチに居る猫

猫は人間より塩分摂取量は少ないです。理由としては猫は汗をかかないということがあげられます。

汗は塩分であるナトリウムを排出する働きがあるのですが、猫は人間のように身体全体から汗をかくことはなく、肉球と鼻にしか汗をかきません。

汗をかかないということはナトリウムの排出もしないということなので、塩分の摂取量も少ないということにつながるのです。

そもそも野生の世界では塩分などで味付けをするという概念はないので、味付けをしたほうがおいしく食べられるという人間の考えを猫に当てはめる必要はありませんしわざわざ猫に塩辛く味付けしたものを与える必要もありません。

猫にとって塩分の多い食べ物

ウインナーを突っつく猫

猫にとって塩分の多い食べ物はズバリ人間の食べ物です。人間の食べ物には塩分が大量に含まれており、中には猫にとって致死量になりかねない塩分量が含まれているものもあります。

加工品

特に注意したいのがかまぼこ、ソーセージ、ハムなどの加工食品です。加工食品はその行程でかなりの塩分が使われています。人間用の食品や料理は猫に与えないようにしましょう。

猫用のおやつ

人間用だけではなく猫用のおやつ、ジャーキー、猫用のキャットフードにも塩分が多量に含まれているものはあります。猫用だから、ペット用だからと油断はせずに適正量を守って与えるときは与えるようにしましょう。

猫の塩分過多により引き起こされる病気

おしっこをする猫

塩分の摂りすぎにより引き起こされる病気は腎臓病のほかにも様々な病気を引き起こします。

  • 腎臓病
  • 心臓病
  • 尿結石

特に尿結石はナトリウムが尿道に結石となって詰まってしまう病気で猫の気をつけたい病気として名前がよくあがります。腎臓病や心臓病のリスクを考えてもとりすぎはいいことがありません。

最近では腎臓病や尿結石が心配な猫ちゃんの為に、成分の配合バランスが調整された品質の高い専用キャットフードも各メーカーから販売されています。

塩分であるナトリウムのバランスも考えられています。飼い主様は是非愛猫にあったキャットフードを選んであげるようにしましょう。

まとめ

子猫とお皿

今回は猫と塩分の関係をご紹介しました。猫にとって塩分過多はとても危険で死に至る場合もあります。

ちょっとぐらい人間と同じものを与えても大丈夫だろうと油断していると、塩分が日々蓄積されていき病気の原因となってしまう可能性もあります。

猫に塩分を多量に与えることがないように注意しましょう。

人気のキーワード