猫にとってユリが危険な理由とその対処法

猫にとってユリが危険な理由とその対処法

猫には口にしてはいけない草花が多く存在します。そのなかでもユリ科はもっとも気を付けたい植物だということをご存じでしたか?ユリを生け花で、ガーデニングで楽しんでいる愛猫家様もそうでない方も是非ご覧下さい。

733view

猫にユリはどうして危険なのか?

猫とユリの花束

まずはじめに、ユリ科の植物を口にするユリ中毒はとても危険で時には死に至る恐ろしい中毒だと理解しておいて下さい。今、ユリ科の植物を生け花で楽しんでいる方やガーデニングで楽しんでいる方は、誤って猫ちゃんが口にしないような場所に移動して下さい。

ユリ中毒の主な症状

ユリ中毒の恐ろしい症状からご説明します。

  • 腎臓の損傷と壊死
  • 嘔吐、下痢、脱水
  • おしっこが出ない

ユリ中毒の恐ろしいところは、ユリを致死量口にすると腎臓が壊死し機能しなくなることです。しかもユリを口にしてから機能しなくなるのはわずか1日。少しでも早い治療を行うことが大切です。

腎臓が機能しなくなると尿毒症に陥り1週間程で死に至ります。死を免れたとしても、一生腎臓の病気を抱え生きなければなりません。愛猫にユリは絶対口にさせてはいけません。もう一度言いますが、ユリをお部屋に置いている方はすぐに片付けましょう。

ユリの危険な成分

ユリの葉、茎、花弁を噛む、食べるなどの行動だけではなく花粉を舐める、ユリを入れた花瓶の水を舐めただけでもユリ中毒はおこります。しかしその毒の成分は実はわかっていないのです。

またユリだけではなくカサブランカ・オリエンタルリリー・イースターリリーなどの花もユリと同じ症状を引き起こします。ユリ中毒は毒の成分が不明のため解毒剤が存在せず、対処療法しかありません。とても危険な植物は口にさせないようにしましょう。

致死量

個体にもより致死量は様々ですが、ユリを生けていた花瓶の水を舐めただけでも症状がでるので、少量でも死に至る可能性はあります。

中にはユリの歯を好奇心で一噛みしただけで重篤な症状に陥った猫もいます。目安としてはティースプーン1杯と言われていますが、少しでも口にしていたらとにかく獣医師の指示をあおぎましょう。

猫がユリをかじってしまった時の対処法

医者と猫

ユリを誤って口にした場合、まずは病院に1秒でも早く向かい猫がユリを口にしてしまったことをつたえましょう。

ユリを口にしていることがわかっているなら、胃洗浄と点滴によるユリの排出が即行われます。「ユリを食べたけど元気そうだし様子を見てみよう」なんて悠長なことは言っていられません。ユリ中毒は口にしてすぐに症状がでる場合もありますし、1日後にでる場合もあるからです。

取り返しがつかなくなる前にユリを口にしたなら必ず獣医師に相談しましょう。

もっとも気を付けたいユリの種類

テッポウユリ

ユリはとても種類が多く、なんと100種類ものユリが存在します。そのなかでも気を付けたいユリの種類は5つ。

  • テッポウユリ
  • オニユリ
  • コオニユリ
  • 鹿の子百合
  • キスゲ各種

もちろんユリ自体が危険なのはまちがいないのですが、その中でもこの5つはもっとも致死率が高い種類です。少量でも絶対に口にさせないようにしましょう。

ユリ中毒の危険な事例

ユリの花束

ユリ中毒に陥った猫はどのような状況で口にすることになってしまったのでしょう?今までに多かった事例をいくつかあげてみました。

花束の中にユリ科の植物があった

退職や何かのお祝いで貰う花束。とても綺麗で受け取ったら本当に幸せな気持ちになりますよね?でも花束の中にはユリ科の植物が使われていることが多いです。ユリ科の植物だと気づかず飾っていて猫ちゃんがかじったというパターンが多く見られます。花束は猫の届かない場所に飾るようにしましょう。

家族が知らずにユリを生けていた

ご自身では気を付けていても、家族の誰かが猫にユリは危険だという事実を知らずに生けている可能性もあります。

特に今は本物と見分けのつかない造花も多く、いつも造花を飾っているから生花が飾っているなんて思わなかった!なんてこともあります。愛猫が大切なら危険なものは家族で周知するようにしましょう。

ユリが危険だと知っていたが飾っている

我が家の愛猫は植物を噛んだりしないから大丈夫!そんな風に言ってユリを飾り愛猫がユリ中毒を起こしてしまう事例もよく見ます。猫は好奇心が旺盛な動物です。

我が家の愛猫は大丈夫なんてことはありません。愛猫が本当に大切なら危険なものは片付けましょう。

まとめ

猫とユリ

ユリ中毒により死に至る飼い猫は多く、その原因の多くは飼い主がユリ中毒の存在を知らなかったというものです。ユリ中毒はほんの少しの量で死に至ります。愛猫の命を守れるのは飼い主だけです。正しい知識を身につけて愛猫の健康と命を守るようにしましょう。

人気のキーワード