猫の天敵と言われている動物9選

猫の天敵と言われている動物9選

家の中でぬくぬくとうたた寝している姿からは想像がつきませんが、猫にも最警戒しなければいけない、天敵と言われる動物がいるのです。しかも、9種類も!実際にはもっといるかもしれませんが、主たる猫の天敵をご紹介します。

猫の天敵となる動物

猫の天敵の蛇

猫の天敵である動物には、カラス、蛇、キツネ、タヌキ、サル、アライグマ、イタチ、猛禽類、コヨーテなどが挙げられます。ある意味、人間も天敵かもしれません。野良猫や迷子猫にとっては、自分たちを捕まえて殺処分してしまう動物ですから。

それでは猫の天敵となる9種類の動物について一つづつ紹介していきます。

カラス

カラスは子猫を襲って食べてしまったり、猫のご飯を横取りしたりする天敵です。くちばしが鋭く、飛べる所も憎いですね。猫にとってみればどこから飛んで来るか分からない、恐ろしい敵だと言えるでしょう。

砂漠に住んでいたイエネコの祖先、リビアヤマネコの時代から、蛇は天敵のようです。砂漠では蛇に遭遇する事が多く、獲物を取り合うことやお互いにやり合うことがあったのでしょう。その為、今でも深くDNAにその記憶が刻み込まれており、蛇を天敵と本能的に感じるのではないか、と思われます。毒のある蛇に噛まれたら、命を落とす可能性もある訳ですし。

猫に気づかれないよう、きゅうりを猫の背後に置くことが流行った時期がありましたが、きゅうりに気がついた猫が驚いて思いっきり飛び上がるのは、きゅうりが蛇に見えたからではないか?と推測されています。本当の所は分かりませんが、きゅうりが蛇に見えたからというよりも、突然見慣れないものがあったから驚いたのでは?という説もあります。

猫と蛇が対峙する動画が、インターネット上に多く上がっていますが、意外と猫から蛇をけしかけている事が多い気がします。蛇は猫から遠ざかろうとしているのに猫がそれを許さず、猫パンチをしたり噛み付いたりして、終いには咥えてどこかへ持ち去る猫もいました。

ただこれは、小型の蛇の場合です。ニシキヘビのような巨大な蛇の場合は、さすがの猫も負けてしまうようです。実際にアメリカで誰かが捨てたニシキヘビが、辺りの猫を呑み込んでしまった事件が発生しています。ですから、猫の天敵となり得るのは、比較的大型の蛇、と言った方が良いのかもしれません。

キツネ

日本では神聖視される事もあるキツネ。真っ白な雪の中にたたずむ姿が美しい一方で、ずる賢いなどのネガティブなイメージもあります。基本的に肉食で、ネズミやウサギ、小鳥などを食べます。野生下では、猫と捕食する動物がバッティングする為、餌や縄張り争いで猫とケンカすることがあるようです。お互いにケガさせたりさせられたり、という事がありますので、近所にキツネがいて外出する猫さんの場合、注意が必要です。室内飼いでも、うっかり閉め忘れた扉から侵入することもあります。キツネは狂犬病ウイルスを持っている可能性もあります。

タヌキ

タヌキは昔から日本にいる動物ですが、割と都会にも住んでいる事が多いです。夜な夜な餌を求めて、活動しています。タヌキは子猫を襲うことが報告されており、猫の天敵と言えるでしょう。また、狂犬病ウイルスの媒介をすることも。成猫であってもタヌキに噛み付かれたり引っ掻かれたりすると危険ですので、充分注意しましょう。

サル

サルは猫を食べる事はないようですが、縄張り意識が強い動物なので、うっかりサルの縄張りに侵入してしまった猫を追い出そうと、攻撃する可能性があります。人間にも襲いかかってくる事がある位ですから、体の小さな猫など、怖くないのかもしれません。

アライグマ

可愛い外見のアライグマですが、実は意外と凶暴な天敵です。日本にもアライグマは住んでいます。子猫や小さめの成猫を捕食することがあるとか。餌の取り合いで猫とケンカに発展することもあるそうです。狂犬病ウイルスを持っている事もあるので、危険です。アライグマは危害を加えられなければ襲ってこないので、見かけたからといって不用意に攻撃することは避けましょう。

イタチ

イタチは意外と人間の生活圏に近いところに住んでいる動物で、自分よりも大きな動物にも平気で襲いかかります。猫の戦闘能力にもよりますが、イタチに負けてしまう猫もいるそうです。ケガをさせられる可能性もゼロではありません。家のちょっとした隙間から侵入してくる事があるようです。イタチが入ってこられないように隙間をふさぎましょう。場合によっては仲良くなってしまう事もあるようですが、注意するに越した事はありません。

猛禽類

タカやワシ、フクロウ、ミミズクなどの猛禽類は猫を襲って捕食することがある天敵です。猛禽類を都会でみかけることは少ないですが、農村部では気をつけた方が良いでしょう。全ての猛禽類が猫を捕食する訳ではありません。イヌワシやハクトウワシなどの大型のワシや、アカオノスリ、オオタカといったワシは猫を襲うと言われています。オオタカは日本にも生息しています。フクロウとミミズクでは、アメリカフクロウとワシミミズク、アメリカワシミミズクが猫を捕食します。ですが、日本に彼らは生息していません。

コヨーテ

北アメリカが主な生息地で日本にはいないコヨーテですが、猫を良く捕食するまさに天敵です。アリゾナ州で行われた研究では、3匹のコヨーテが食べたものの約4割が猫だったそうです。この結果はたまたま、コヨーテがいた地域に猫が多かったからかもしれませんが、「コヨーテは猫を捕食する」という事実に変わりはありません。

猫が天敵に「シャー」という理由

シャーと言う猫

猫は天敵などに威嚇する際、「シャー」と言いますが、これはなぜなのでしょうか?一説には、蛇の真似をしている、と言われています。猫の祖先のリビアヤマネコは砂漠に住む動物ですが、砂漠で1番恐れられていた生き物が蛇でした。その為、相手を威嚇する時に最強の蛇の真似をして、遠ざけていたのではないでしょうか?

猫は実は、物まねが出来る動物だという研究結果もあります。正確にはイエネコでの研究ではなく、野生のマーゲイというネコ科の動物の話ですが、小型のサルを捕まえる際に、サルの鳴き真似をして狩りをしようとした現場が捉えられています。

まとめ

猫とカラス

自然界に生きる動物たちには、必ず天敵がいます。室内飼いの猫ならば、天敵に遭遇することは少ないかもしれませんが、万が一脱走してしまった場合や天敵が家の中に侵入してくる可能性もあります。日々充分に注意して、愛猫を守りたいものです。

投稿者

40代 女性 かな

実家の長男猫ちゃんが、カラスに狙われたことがあります。
ベランダでいつもどうりぼーとしていた長男猫ちゃんがあっという間にカラスの大群に囲まれていました。母が、抱きあげて家の中に逃げ込み扉を閉めました。カラスは去っていきましたがしばらくは、長男猫ちゃんと母はボーゼンとしていました。まだ長男猫ちゃんも体が小さかったので、カラスに襲われてたかもしれません。助けることができて良かったです。それからは、自由にベランダを出入りをできなくしました、それからはカラスも来なくなり、平和になりました。
投稿者

20代 女性 茶々

1番の天敵は人間ですよ。
私みたいな厳しいのも厭だと思いますが、あまあまなのも後々のことを考えると如何なモノか。

って感じではないでしょうか。
投稿者

30代 女性 みきこ

うちの近所の猫ちゃんが1年前に、カラスに襲われました!
子猫は亡くなってしまい、母猫は重症を負いました。手術をして3日後に意識を取り戻して、治療が本格的に始まり里親も探し始めました。
傷は深くて大変でしたが、縫っていただき傷がひっつきはじめていました。自分で餌も食べられるようになったので、傷の治りも早かったのです。栄養も体にいきわたり、元気になっていきました。結局、退院後は残りの子猫と一緒に飼って下さる里親さんに引き取られていきました。今も親子共々元気に仲良く過ごしているようです。カラスはくちばしが鋭いので気を付けなければ行けませんね。
投稿者

40代 男性 匿名

案外犬とは仲がいいのか。
投稿者

男性 匿名

逆にですが、
毎年春になると自宅車庫軒下の巣にツバメが帰ってきて卵を産んで子育てしますが、過去に2回残念ながら雛共々、猫に襲われました。
巣は崩壊し周辺四方には猫の足跡が多数ありスゴく悲しい思いをしました。
なワケで、私は猫が大嫌いです。
猫自体が天敵にもなるので、飼っている方は外に出さないようお願いします。

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