猫に関することわざと言葉

猫に関することわざと言葉

ことわざで「猫に小判」「窮鼠猫を噛む」「猫も杓子も」など、日本には猫が登場するものが沢山あります。しかし猫飼いからしてみると、その意味にはむしろ異論を唱えたくなってしまうものばかり。そんな猫にまつわることわざを集めてみました。

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猫のことわざ1 猫の手も借りたい

箱に入る猫
  • 意味:役に立たない猫でも誰かに手伝ってほしい!

このことわざは、あまりに忙しすぎて人手が足りず、誰でもいいから手伝ってほしいという時に使われるこのことわざです。

あまり役に立たないと思われる猫でもいいから、とにかく誰かに手伝ってほしいということわざの意味ですが、猫飼い的にはむしろ猫の手だけは借りたくない!

うっかり猫の手を借りたりしたら、片付けをしようと出したダンボールは猫に占領され、畳んでまとめた荷物の上を駆け回り…想像するだけで恐ろしい状況が浮かびます。

猫のことわざ2. 猫を被る・借りてきた猫

座っているアメリカンショートヘアーの子猫
  • 意味:普段とは違い大人しくしている様子

慣れていない場所に行った際、普段とは違って大人しくしている様子、他人の家から借りてきた猫が、体を小さくして警戒し、大人しくしている様子を表すことわざです。昔から猫は臆病な生き物で、慣れない場所に行くと、大人しくすると言われていたようです。確かに、我が家の猫たちも、病院に行くために車に乗せたり、抱っこして外に出たりすると、とっても大人しくなります。

しかし実際の借りてきた猫は、それぞれの性格で全く別の顔を見せてくれます。大暴れする猫もいれば、警戒心MAXであっという間に姿を消して、姿を見せない猫も。

無理に見ようとすれば、大人しいどころか「シャー!」と応戦。猫をかぶった猫を見るのは、ことわざに反して、実はなかなか困難といえるでしょう。

猫のことわざ3 猫に小判

小判を持つ招き猫
  • 意味:価値のあるものでもそれがわからない相手には何の値打ちもない

価値を知らない猫にとって、小判は何の意味もないことから、どんなに素晴らしいものも、価値がわからない相手には何の値打ちもないものだという意味で使われることわざ。

猫は勝手に新しい価値を見つける天才

しかし、価値がないどころか、勝手に新しい価値を見つけてしまうのが、猫というもの。猫にとって意味のないはずの家具や電化製品、大事にしている服やグッズに、勝手に猫が別の価値をつけ、自分のものにしてしまっているのではないでしょうか。

ことわざ通り、猫に小判を与えたら、きっとおもちゃにすることでしょう。

猫のことわざ4 猫の逆恨み

  • 意味:助けてくれた人のことを逆に恨む事

せっかく怪我した猫を助けても、ひっかかれたり、噛まれたりしたことがある人もいるのではないでしょうか?猫の逆恨みということわざは、助けてもらったにも関わらず、助けてくれた人のことを逆に恨むような人を表します。

猫のことわざ5 ネズミとらぬ猫

頭に鼠を乗せた猫
  • 意味:何の役にも立たない

このことわざは、元々ネズミをとる目的で猫が飼われていた時代もあるため、何の役にも立たないことの意味に使われます。

猫が役に立たないとは何ごとでしょう。パソコン作業中のマウスにじゃれついてきたり、テレビの前に陣取って画面を見えなくしてしまったり、掃除している足元に絡みつき、全くはかどらなくしてくれたりと、役に立たないどころか邪魔をしまくることも多い猫たち。けれど、ただそこにいるだけで、飼い主を癒している猫たちは、私たちの毎日に大いに役立っています。ことわざのようにネズミをとらなくても、猫は十分に役立ちますよね。

イギリスに伝わることわざ「猫はクリームを盗む時に目をつむる」

本にのる猫
  • 意味:悪いことと分かっているのについやってしまう事

実は、猫の登場することわざは世界中にあります。たとえばイギリスのことわざ「The cat shuts its eyes when it steals cream.(猫はクリームを盗む時に目をつむる)」は、「悪いこと」と分かっているのに、ついやってしまうような状況を表しています。

もちろん、これも猫飼い的には「目なんか閉じないよ!むしろこっちを見ながらイタズラするよ」という声が聞こえてきそうですね。

猫のことわざというと、どちらかといえばネガティブな意味を持つものが多いですが、それは猫の究極のマイペースさからきているのかもしれません。

そのマイペースさこそ、猫飼いにとっては最大の魅力といえますよね。

猫のことわざ以外にもある身近な言葉

猫に関することわざをいくつか紹介しましたが、実はことわざだけではありません。猫の体からつけられた言葉も多くあるんですよ。

猫舌

この言葉は、知らない人の方が少ないのではないでしょうか?猫舌は、熱い物が食べられない人のことを言いますが、動物は古く昔から沢山いたはず。なのに、なぜ熱いものが食べられない=猫なのでしょうか?

少し調べてみたところ、はっきりとした理由はわからなかったものの、「昔、猫はネズミの駆除係として、他の動物よりも人間の近くで生活していたので、人間がよく餌を与えていた。そのため、動物は基本的に熱い物が苦手な場合が多いにも関わらず、熱い物が苦手とされる代表は人間にとって身近な”猫”になった」との説がありました。

猫っ毛

猫のように柔らかい、細い毛と言う意味です。

猫脚

よく”猫脚で歩く”等の言い方で使われている言葉ですね。名前の通り「猫のように静かに歩く」と言う意味です。猫は爪を自由に出したりしまったりできますし、肉球のおかげで物音ひとつ立てずに歩くことが出来ます。猫がこのように静かに歩けるようになったのは、狩りの際に役立つためだと言われています。

猫背

背中を丸めて歩く人を表す言葉ですが、由来はそのまま、猫の背中が丸まっていることからつけられたようですね。

猫の額

猫のおでこが狭いことから来た言葉。狭い場所を例える時に、「猫の額ほど狭い」等として使います。

猫が出てくることわざは100個以上!?

首をかしげる猫

人間にとって、猫はとてもなじみ深い動物です。奈良時代の文献や、室町時代の浮世絵などにも、頻繁に登場する猫。

人間と猫は、大昔から最良のパートナーだったことがわかります。だからこそ、日本のことわざにはよく猫が登場してきます。その数は、なんと100種類近くあるのだそうです。

とはいえ、猫が出てくることわざは、猫飼いにとっては「異議あり!」と叫びたくなってしまうものもありますよね。

まとめ

あごをなでられる猫

いかがでしたか?思わず異議を唱えたくなるような、猫のことわざを集めてみました。日本だけでなく、世界中でも多くのことわざにも登場するほど、猫と人間は親密な関係だということでしょう。

猫に関することわざは、ここで紹介しただけではなく、全部でおおよそ100種類前後あると言われています。私がよく使うなと感じたことわざや言葉は、「猫をかぶる」と「猫っ毛」でした。みなさんも「猫かぶってる~」なんてセリフ、1度は使ったことありませんか?

そして、猫に関することわざだけでなく、猫の体からきた言葉もたくさんあることがわかりました。ちなみに、猫舌という言葉でなぜ猫が使われているのか、今回記事を書くにあたり調べて、初めて知りました。みなさんも知ってはいるけど、由来や意味はよくわからないという猫に関することわざや言葉を1度調べてみてはいかがでしょうか。きっと「なるほど~」が止まりませんよ!

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