愛猫の死・・・ペットロスを読書で癒す「ビブリオセラピー」のススメ

愛猫の死・・・ペットロスを読書で癒す「ビブリオセラピー」のススメ

愛する猫が死んだのに、家族は自分と同じようには悲しんでくれない。温度差を感じる。それならば、他の誰かにこの悲しみを共有して欲しい。でも、「たかが猫」と思われたくない。そんな時、自分で自分を癒す方法をお教えします。

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「ビブリオセラピー」を利用して愛猫のペットロスを克服!

本を横に寝ている猫

皆さんは「読書療法」をご存知ですか?

読書療法とは英語でビブリオセラピー (Bibliotherapy)と言います。「Biblio」というのは、古いギリシア語で、「書物」または「聖書」のことを指し、Therapy =「セラピー」は日本語としても使われている 、「治療」という意味があります。簡単に言うと、「書物による病気の治療法」のことです。

「本を読んだくらいで、何がどう癒されるのだ?」と思ったそこのあなた。「読書にはたった6分で68%ものストレスを解消する効果がある」というイギリスでの研究結果があるのです。

16世紀のフランスでは、医師で風刺作家のフランソワ・ラブレーが、患者に与える処方箋に、文学書のタイトルを書き添えたと伝えられ、17世紀の医師、シデンハムは「良好ナル書ハ百ノ医薬ニ勝ル」という言葉を残しています。

アメリカでは20世紀(1930年代)に、軽度のノイローゼやアルコール中毒等のメンタルヘルス上の問題を抱えた人達の心理的な支援ツールとして、読書療法は活用されて来ました。また、 古代ギリシャの都市テーベにある図書館のドアには「魂の癒しの場所(心の薬局)」と記されていました。

読書療法は、主にうつ病に効果があると報告されていて、現在もイギリスの一部の州では、医療の代替策として活用されています。医師と地元の図書館司書がタッグを組んで、様々な病気を緩和させるための読書リストを患者それぞれに個別で作成するのです。アメリカでも、うつ状態の人たちに、精神科医の治療とは別に、読書療法を課題として与えるところが増えつつあります。

日本ではまだまだ普及していませんが、身近な人を亡くした人への治療法として効果が認められているように、私は愛猫を喪った飼い主にも充分な効果が見込める治療法だと思っています。

読書療法の効果とメリットとデメリット

積まれた本

読書には副交感神経を優位にし、心身ともにリラックスさせ、ストレスを軽減させる効果があります。
また、自分の状態を受け入れ、不確かな感情を整理し、表出させる側面があります。
ペットロスにおけるグリーフ(悲嘆)に関しては、同じ痛みを感じている人、それを乗り越えた人の存在を知ることが一番の励みになります。

幸いにも今はたくさんのペットロスについて書かれた本があります。その中には愛猫に向けたものもあるでしょう。

取りあえずは、ペットロスの本にこだわらず、気になった本を手に取ってみるのも良いと思います。
読書療法のメリットは「一人で出来ること」「自分の都合で出来ること」「知識が得られること」「感情の整理が出来ること」「書籍代以外の経費が掛からない」などがあげられます。

反対にデメリットは、1ヶ月に1冊も本を読まない「不読率」が上がっているように、元々本を読まない人や、活字を追うのが苦手な人にとっては、とてもハードルが高いことです。

また、自分で自分のメンタルケアするのには限度があります。本来は、援助を必要とする人には、カウンセラーと図書館司書が連携をして対処したり、本の知識にも精通しているペットロスカウンセラーに相談するべきですが、日本ではどちらの方法も、まだまだ普及していないのが現状です。

読書療法以外にセルフ・ヘルプをする方法

日記を書く男性と猫

日記を利用する

日記療法と言って、一般的にカウンセリングなどを受けると、指示されることが多い治療法です。
難しいことは何もなく、一日の出来事や、感じたこと、考えたことなど思いつくままに率直にノートに書き出します。死んだ愛猫への想いなどを綴るのも良いでしょう。
日記を書くことで、自分の状況を把握し、受容し、理解し、成長させる力があると考えられます。
要するに、自分自身の状態を受け入れるための1つの有用な方法となのです。

手紙を利用する

死んでしまった愛猫に手紙を書きましょう。自分の思ったこと、感じたこと、伝えたいことを全て手紙にしたためます。
気持ちの整理にもなりますし、客観的に自分を見ることが出来ます。

まとめ

本を読む人

薬物療法が主流の日本では、まだまだ読書療法は啓蒙活動が必要です。しかし、愛猫を喪い、どうしていいか分からない人、ただただ悲しい人、自分を責めて続けている人は、一度騙された、と思って、気になる1冊を手に取ってみて下さい。

もしかしたら、あなたと同じ感情を抱えた人に出会い、その心が救われ、癒されることがあるかもしれません。少なくとも私は、そうであって欲しい、と願っています。

もしも自分で自分を癒すレベルを超えてしまった人は、躊躇せずに、プロのカウンセラーに相談しましょう。カウンセリングを受けることは恥ずかしいことではありません。それどころか、あなたは自分を大切に出来る素晴らしい人だと思います。

愛する猫を喪ったのです。辛いに決まってるじゃないですか。それを恥じる必要は全くないのです。
むしろ、気軽に相談して欲しい、とカウンセラーの資格を持つ私は、心より思います。

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