秘密結社「ねこねこネットワーク(NNN)」は実在するのか?

秘密結社「ねこねこネットワーク(NNN)」は実在するのか?

密かにその存在を囁かれる秘密結社「ねこねこネットワーク」。一体どんな組織なのかを探ってみました。何度も猫を拾う人は優良物件と認められた人!?世間ではどんな活動がなされているのか。様々なエピソードを拾い集めて、組織の秘密に近づいてみました。

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ねこねこネットワークとは?

箱に入った猫

あなたの身近に、何度も猫を拾う人はいませんか?

拾わない人間は全く拾わないまま人生を過ごしているのに、一度猫を拾ってしまうと、その後、何度も猫を拾わなくてはならない状況に追い込まれる人。いるんです、そういう人が。

私の友人Aは7匹、友人Bは総勢12匹の猫を拾って飼っています。3匹目を拾ったくらいに、2人とも「もうこれ以上無理」と思ったそうですが、それでも次々と捨て猫、野良猫と出会い、引き取らざるを得ない状況に陥っています。放っておけばいい、と思われるかもしれませんが、放っておけないんです、彼女たちは。

この出来事の裏に、私はある秘密結社が絡んでいるのではないか、と密かに思っています。

ネットをやっている愛猫家の中で、密かに噂になっている「ねこねこネットワーク」。通称NNNをあなたは知っていますか?(某大手無記名掲示板では「ぬこぬこネットワーク」)

猫好きの人間の元に主に野良猫を派遣し、飼い猫として幸せに暮らせるように暗躍している謎の組織だと言われています。

一度この組織に優良物件(飼い主候補)としてマークされた人間は、最高のタイミングで猫が派遣されて来て、そのまま飼い主となるケースが多い、と言います。その猫が死んだ場合や、多頭飼いを考え始めた矢先には、また絶妙のタイミングで、偶然を装った猫が派遣されて来るのです。

「ただのネタでしょ?」「都市伝説でしょ?」と思ったそこのあなた。

果たしてそうなのでしょうか?私はねこねこネットワークが存在していた方がしっくり来るような、猫と飼い主の出会いをいくつも知っています。そのいくつかをご紹介しましょう。

エピソード1:友人・知人編

こちらを見る子猫

先程とは別の私の友人は、今までに何匹かの子猫を拾っては離乳まで世話をし、里親を見つけて譲り渡すということをして来ました。先日もこんなことがあったそうです。

ホームセンターでの買い物を終え、車に乗り込もうとしたところ、「みゃーみゃー」と声がし、辺りを見渡すと、なんと自動販売機の商品が出て来るところに子猫が押し込まれているのを見つけたそうです。

慌てて取り出し、そのまま動物病院へ。彼女は犬を飼っていますが、家に連れて帰り、それはもう手厚く世話をしていました。暫くして離乳をしたタイミングで、里親を探したら、運良く名乗り出てくれた方がいて、なんとか引き渡すことが出来、ホッとしたのも束の間、その帰りにまた別の子猫を拾う、という神業をやってのけました。

これはもうねこねこネットワークが彼女の行動を見ていた、と思っても不思議ではありません。

エピソード2:芥川賞作家編

本と猫

芥川賞作家の町田康さんは、行き場のなくなった犬や、捨て猫や保護猫をびっくりするくらい引き取ってお世話しています。犬は現在4匹?猫は多いときには10匹いたこともあったと思います。犬猫は勿論、保護活動を夢見る愛犬家、愛猫家にとっては、まさに「神」のようなお方。

東京を拠点に暮らしていた町田さんですが、猫が増え過ぎたことを理由に引っ越しをされることを決意しました。そして下見にいった家で、また2匹の子猫を拾う、という神業を披露されました。このエピソードを町田さんの著書(『猫のあしあと』『猫とあほんだら』『猫にかまけて』『猫のよびごえ』)で読んだ時に、「ねこねこネットワークって本当にあるんだな」と私は心から思いました。

エピソード3:高野山真言宗僧侶の場合

お寺に猫

犬猫の保護活動もされ、心理カウンセラーなどとしても幅広く活躍されている塩田妙玄さんは一日の殆どを犬猫の保護活動に費やされています。

「ねこねこネットワーク」に目をつけられているのは、この妙玄さんではなく、彼女が手伝っている保護施設の代表のアイさんです。妙玄さんは保護活動を通して関わった犬や猫のエピソードを、エッセイやらコミックエッセイとして発表されています。

その中の1冊、『ペットがあなたを選んだ理由』の中で、妙玄さんは「ねこねこネットワーク」について言及されています。「猫には猫のネットワークというものがある」と。そして、このようなエピソードも紹介されていました。

誰がみても先が長くはない猫が、アイさんを待ち伏せるように目の前に現れたり、仕事で海外出張に行ってもこの手の猫に遭遇したり、仕事先では獣医探しに翻弄されている、と。そして、妙玄さんはこうも言っています。

「ああ、なんて恐ろしい。こうして、アイさんの保護施設の子はなかなか減らない」と。

この本を読んだとき、やっぱりねこねこネットワークは絵空事ではない、と私は改めて感じたのです。

エピソード4:ミュージシャン編

ギターケースに入る猫

2009年4月に放送された『笑っていいとも』の中で、ミュージシャンのトータス松本さんがこんな話をされています。「2月に14年生きた猫が死んだんですよ。僕の猫がね」

名前は沖田総司から取って「総司」。司会のタモリさんに「猫、一匹?」と聞かれ、松本さんは「今ね~。代わりにまた新しいの来て〜」とのこと。

それが大変不思議な縁だったそうです。総司くんが死ぬ一ヶ月ちょっと前に、その新しい子猫をどこからともなく連れて来たとか。暫く様子を見ていると、去る気配もなく「ウチで飼われたいの?」と思ったそうです。

その時、総司くんはその猫を警戒することもなく、まるで「おっ、来た来た!」と言いたげな反応だったそうです。もしかしたら自分の死期を悟って、身代わりの猫を総司くんが置いていったのではないか、と松本さんが仰っていたのが、とても印象に残っています。

このエピソードも今になって思うと、ねこねこネットワークの仕業なのかもしれません。

まとめ

扉から出てくる猫

うちの愛猫のケースを考えてみました。うちはずっと犬を飼っていたので、いくら近所が野良猫無法地帯でも、猫を飼うという選択肢は全くありませんでした。

でもある日、我が家の庭を通り抜けようとした猫が、門をくぐり抜けようとして、おしりが引っ掛かりもがいている場面に遭遇しました。私は慌てて、その猫を助けました。その時は猫はダッシュで逃げて行きましたが、それを機にその猫は度々私の目の前に現れるようになりました。

えさをあげているわけではないのに、いそいそと姿を見せるようになったその猫に、次第に愛着が湧き、いくつかの出来事を経て、生涯お世話をさせて頂く決意をして、現在に至ります。

あれから8年。星になった犬たちの穴を埋めるように、私を癒してくれている愛猫ですが、最近ふと思うのです。もしかしたら、これはねこねこネットワークの仕業なのではないだろうか、と。

なぜなら、愛猫の他にも何匹もの猫が、うちの門をくぐって行きますが、誰もおしりを引っ掛けるようなドジっ子はいません。愛猫が特別太っているわけではありませんし(むしろ痩せている)、運動神経が悪いわけでもありません。今でも180センチの本棚に「ぽんぽーん」と飛び上がる姿は惚れ惚れするくらいです。

それらのことから鑑みても、昔の少女マンガのように、私との出会いを愛猫は演出しただけなのかもしれません。もしかしたら、私もねこねこネットワークに優良物件と認められた飼い主なのでしょうか。しかし、今は少し取り込んでおりますので、どうか二匹目の派遣は、今暫くお時間を頂きたく存じますが。

さて、皆さん。ここまで読んでいかがでしたか? ねこねこネットワークは本当に実在するのでしょうか?誰も名言出来ないことですが、軽い気持ちで「猫飼いたいね」などと言ったら、すぐに派遣されて来るかもしれないので、言動には充分にお気をつけ頂きたいと思います。

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