猫のエコー検査、いくらかかる?気になるその費用や特徴

猫のエコー検査、いくらかかる?気になるその費用や特徴

人間もそうですが、猫もエコー検査を必要とする場合があります。妊娠だけでなく、病気の疑いがあるときに、気になる部位をエコーで見ることがあります。今回は気になるエコー検査の費用や特徴をまとめてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫がエコー検査を受ける理由

エコー検査中の猫

超音波検査とも呼ばれるエコー検査ですが、エコー検査と聞けば妊娠の時、というイメージが強いのですが、エコー検査を受ける理由は主に心臓や腹部の検査に使われます。

心臓に問題がある猫ちゃんの場合、レントゲンですべてを確認するのは難しく、心臓の内部を確認するためにもエコー検査が用いられます。

そのほか、癌等の腫瘍を見つける為にもエコー検査をすることがありますし、もちろん胎児の確認をする時にもエコー検査が行われます。

また、膀胱炎の時になかなか良くならない為、膀胱をエコーで見たところ腫瘍が見つかった、というケースもあり、エコー検査はレントゲン等よりも、もっと正確に体の内部を知ることが出来る検査だと言えます。

猫のエコー検査の費用

お金と電卓とボールペン

動物病院は自由診療な為、病院により料金は大きく異なると言われていますが、腹部のみの場合2500円から10000円と、想像以上に幅広くなっています。

エコー検査は一般的に同じ方法で行われる為、安い病院だから安心できない、ということではありません。一度エコー検査をし、病気等が見つかると定期的に検査をする場合もある為、エコー検査の費用は比較的良心的な所へ通うことをオススメします。

掛かりつけ医が決まっていない場合は、まず近隣の病院数件へ電話し、エコー検査を受けたい部位と気になる症状を伝えると、大体の診察料の目安を教えてもらえます。

我が家では動物病院へ掛かるとき、必ず前もって掛かりつけ医へ連絡し、「こんな症状が出ていてこの病気かな、と思うんですけど、検査費用含めていくらあれば足りますか?」と確認しておきます。

大体が「1万円あれば大丈夫です、もしも1万円を超えそうな時は、どうするかお尋ねするように先生に伝えておきますね。」と言ってくれますよ^^

念の為初診料や他にするべきであろう検査費用の確認もし、通いやすい場所を選ぶことがオススメです。

猫のエコー検査の特徴

エコー検査の器具

猫にエコー検査をする場合の特徴は、

  • 痛みがない
  • 麻酔は必要なし
  • レントゲンではわからないことが分かる
  • 検査結果がその場ですぐに分かる

等が挙げられます。

そのため、愛猫にも負担は少なく飼い主さんもすぐに病気の有無がわかる等、メリットは多いように感じます。

臓器の内部や体液を見ることが出来ると言われているエコー検査ですが、膀胱や子宮等の部位の場合、稀に見えないこともあるそうなので1度だけのエコー検査では安心することが出来ません。

その場合は、多くの獣医師が期間を開けてもう1度エコー検査を行うことが多いようです。

愛猫のエコー検査をスムーズに行う為のポイントは、「肥満を防ぐこと」になります。太っている猫ちゃんの場合、深い場所まで確認できないこともあるようなので、愛猫の健康維持の為にも標準体型を守り抜きましょう!

まとめ

エコー検査を受ける猫

今回は気になる猫のエコー検査について調べてみました。長い間猫を飼育していると、妊娠だけでなく病気等により、エコー検査を受けることになる日が来るかもしれません。

動物病院は自由診療の為、検査費用が病院により大きく異なるというのが難点ですが、病院へ掛かる前にしっかりと確認しておくことで、飼い主さんも「どのくらいかかるんだろう」と不安な気持ちになることもなく、安心して検査を受けさせることが出来ます。

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