【妊婦は注意】トキソプラズマってどんな寄生虫?

【妊婦は注意】トキソプラズマってどんな寄生虫?

妊婦さんは猫を飼うと危険だ、と言われているのを耳にしたことはありませんか?今回は妊婦と猫の寄生虫、トキソプラズマについて徹底調査!妊娠中の飼い主さん、これから妊娠の予定がある飼い主さんには、ぜひ目を通していただきたいと思います。

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妊婦さんと猫の寄生虫トキソプラズマの関係性

妊婦と猫

猫の寄生虫としてよく知られている”トキソプラズマ”をご存知でしょうか?

トキソプラズマは、猫の便に排せつされたトキソプラズマのオーシストが、手やハエ・ゴキブリを介して食品に運ばれ、人の口に入ってしまうことで感染してしまうと言われています。そのほか、豚やヤギなどの肉を加熱不十分のまま摂取してしまうことでも感染する恐れがあります。

このトキソプラズマは、猫にはほとんど影響はないと言われていますが、稀に胎児には影響が出る場合があると言われています。そのことから、妊婦さんは猫を飼うと危険だと言われることが多いようです。

昔から言い伝えられていることなだけあって、妊娠がキッカケとなり「飼い猫を里親に出した方が・・・」と両親や祖母から言われてしまった、という妊婦さんも多くいます。

今回は、妊婦さんがトキソプラズマに感染してしまった場合、

  • どのような症状が出るのか
  • 胎児への影響
  • その感染率は高いのか低いのか

という、気になるポイントについて調べてみました。

トキソプラズマに感染した場合

赤ちゃんと子猫

健康体な妊婦さんが感染した場合は、無症状のまま気づかないことが多いと言われています。

症状が出た場合、

  • リンパ節の腫れ
  • 発熱や筋肉痛
  • 疲労感
  • のどの痛みなど

これらの症状がでることがあり、大体の場合は風邪だと思うことが多いようです。また、潜伏期間は1週間程度で、その後症状が出はじめ、完治までも1週間程度だと言われています。

胎児への影響

妊婦さんへの影響はさほど重症なものではなく、そこまで心配はいらないと言われていますが、問題となっているのが胎児への影響です。

妊婦さんが妊娠中にトキソプラズマに初感染した場合、

  • 水頭症(すいとうしょう)
  • 精神発達障害
  • 脳室拡大

等、胎児が様々な病気を抱えてしまうリスクがあると言われており、更に重症の場合には、流産や死産のケースも見られる為注意が必要とされています。

妊娠中の赤ちゃんへの感染率ですが、週数によって異なります。

妊娠初期に感染した場合、流産や死産を起こしやすく、生存したとしても重症例となるケースが多いようです。特に妊娠24週から34週あたりの感染が、先天性トキソプラズマ感染症としての後遺症を残す可能性が高いと言われているようです。

逆に妊娠後期の感染では、無症状のこともあります。

これらのデータを見ると心配になってしまいますが、感染率はそこまで高くないと語る獣医師は多くいます。しっかりとした予防を行えば、ほとんどの場合が感染を防ぐことが出来るそうです。

トキソプラズマの感染予防

アルコール消毒

上にも書いた通り、トキソプラズマに感染しない為には、しっかりと予防をすることが大切です。適切な予防方法として、

  • 猫のトイレは清潔に保つ
  • トイレ掃除の後には消毒をする
  • 猫に生肉、生骨、生の内臓を与えない
  • 未殺菌のミルクは与えない
  • ハエやゴキブリを食べさせないよう気を付ける

等が効果的だと言われています。

これらは人間への感染を防ぐために必要な予防の為、赤ちゃんが生まれる前も生まれた後も続けることをオススメします。

妊婦さんが注意するのは”初感染”の場合だけ

ちなみに、過去にトキソプラズマ感染症にかかったことがある場合には、何ら問題ないといわれています。免疫機構により増殖が抑えられ、血中に虫体が出てこないことから、胎児に影響はないそうです。

ですから、胎児に影響が出る可能性がある場合の感染は、妊娠中に初めてトキソプラズマ感染症にかかった場合のみだと言われています。

まとめ

2人の子供に抱かれる猫

今回は女性にとってはとても気になる”トキソプラズマ”についてご紹介させていただきました。しっかりと予防をすることでほとんどの感染が防げますし、妊娠中は排せつ物の処理を家族の方にお願いすると、より安心だと思います。

猫と赤ちゃんは兄弟であり、友達のようでもある、そして時にはライバルとなる良い関係になることが多いです。愛猫と赤ちゃんを良い環境で育てていく為にも、普段からトキソプラズマへの感染予防は必要だと感じます。

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