猫を賃貸で飼う時に気を付けたい4つのポイント

猫を賃貸で飼う時に気を付けたい4つのポイント

現在ペットを飼う人も多い事から、ペット可の賃貸住宅は増えてきています。しかし残念ながら、猫は賃貸で嫌われがち。その理由と賃貸で飼育する際のポイントをまとめてみました。

猫が賃貸で嫌われる理由

壁のひっかきあと

ペット可の賃貸住宅でも、犬は良くて猫はダメだという所も少なくはありません。なぜ犬は良くて猫はダメなのでしょうか。その理由としては、主に

  • 爪とぎ
  • ニオイ
  • 発情の鳴き声

等が挙げられます。

猫は急に思い立ったように爪をガリガリ研ぎ始めます。用意してある爪とぎで研いでくれれば良いものの、爪とぎで研いでと猫にお願いしても、時には伸びたついでに床をガリガリ・・・、壁をガリガリ・・・、ドアでガリガリ・・・。そんな事も多々あるのです。

そして猫のニオイが強い事が原因で猫がOKされない賃貸もあります。猫が無臭だと言う事は、飼育している人にしかわかりません。実は猫はおしっこのニオイが強く、体臭は無臭。しかし、おしっこのニオイがきつい事からか、昔から猫自体が臭いというイメージが強いのは確かでしょう。

実は私も猫を飼育するまでは、猫に触れる時は自然に息を止めていました。やはり猫は臭いというイメージが強かったからです。実際に猫を飼育してみると体臭は犬よりも目立ちません。ニオイがきついなと感じるのはおしっこやウンチだけ。それも大体はトイレして数分も経てば、砂が消臭効果を発揮してくれてニオイを消してくれます。

発情時の鳴き声は、やはり飼育している人でも睡眠の妨げになる程ですから、同じ賃貸のマンション・アパートの方からのクレームの原因にもなってしまいます。これらの様々な理由により猫は賃貸に嫌われやすいと言えます。

猫を賃貸で飼育する際のポイント

床でくつろぐ猫

しかしながら猫を飼っている人はみんな持家なのかと言われればそうではありませんよね。では猫を賃貸で飼育する際、どのような事に注意すれば良いのでしょうか。

  • 外に出さない
  • 躾をしっかりする
  • 避妊去勢手術
  • 修理代も頭に入れておく

様々な注意点がありますが、今回はこの4つのポイントに注目してみましょう。

まず、外に出さない。これは絶対ともいえる重要なマナーだと言えます。自分は良くても同じ賃貸住宅の住民で猫が苦手な人がいるかもしれません。そして猫が外出した際、別の部屋のベランダに入り込み、植木鉢を荒らしてしまった!なんてケースもあるようです。

もちろん外出する猫の場合、糞尿のトラブルも少なくはありませんよね。自分の猫を信用するのも大切ですが、このような事が原因で賃貸住宅で近隣トラブルになってしまう事も。近隣の方々の気持ちや迷惑もしっかり考えるようにしましょう。

又、猫には難しいと思われがちですがそんな事はありません。我が家の猫たちもそうですが、「ごはんだよ」、「おいで」、「寝るよ」、「ダメ」、等の簡単な言葉は理解しています。

壁などの不適切な場所での爪とぎや、障子に穴をあけてしまう等の行為はしっかり躾をしてダメだと教える事が大切です。初めはどうしてもやってしまう事が多いので、もしも壁で爪とぎをした際には「ダメ!」と言いながらその場から離します。

動物を叩いて躾をする事は虐待だと思われがちですが、私は叩いて躾をするのも場合によっては必要だと思います。叩くと言っても痛みを感じる程強く叩くのではなく、ダメな事をした時に背中等を軽くポンと叩く事を繰り返すと猫もこれをやったら叩かれてびっくりする!と学習します。

そして発情期の鳴き声に関しては、これにより飼い主だけでなく賃貸住宅の近隣の方々も迷惑になりますし、発情中の猫はスプレーと呼ばれるマーキング行為をします。このスプレーは普段のおしっことは違い、猛烈なニオイを放ちます。

そのため一度ニオイが付くとなかなか取れません。スプレーは布団やカーテン等、自分の持ち物ならまだしも、壁やドア、窓等にもする場合があります。そのニオイを取るのにはとても苦労しますし、やはり賃貸住宅の場合、避妊去勢手術をするのが1番だと言えます。

又、賃貸住宅を出る際に猫の爪とぎの跡があった場合、修繕費を求められる可能性もあります。そうならないためにも猫の躾はしっかりしておきましょう。

まとめ

棚の上に乗る猫

猫は賃貸住宅において嫌われがちな動物ですが、嫌われてしまう主な理由は賃貸住宅の大家さんが猫に対しての知識の問題だと言えますね。完全室内飼いで、爪とぎやマーキングの対策をしていれば心配なトラブルは避けられます。

しかし猫もOKな賃貸住宅を探す際は、障子が無い事は1番に考えたほうが良いでしょう^^;あっという間に穴だらけになってしまう事が予想できます(笑)

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