捨て猫が外界で生きていくことは難しい?その理由や見分け方について

捨て猫が外界で生きていくことは難しい?その理由や見分け方について

捨て猫とは、人の手によって遺棄された猫たちのことをいいます。野良猫との区別は難しいものではありますが、元々野良猫である場合と、人の手によって育てられた後、遺棄された捨て猫では大きな違いがあります。野良猫よりも、外界で生きていくにはたくさんの問題を抱える捨て猫についてまとめました。

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目次
捨て猫は生きていくこと自体厳しい
飼い猫を捨てることは罪になる
捨て猫と飼い猫の見分け方
捨て猫を拾ったときにするべきこと
まとめ

捨て猫は生きていくこと自体厳しい

白い野良猫の写真

野良のお母さんから生まれ、兄弟たちと共に育ち、狩りの方法や、コミュニケーションの取り方、危険なことや、安全な場所の見つけ方を教えてもらうことができた野良猫でさえ、外での生活は決して楽なものではありません。ましてや、暖かい寝床を与えられ、食べることにも何不自由なく生活をしてきた飼い猫や、まだ目も開いていないような生まれたばかりの子猫が、突然外に放り出されうまく生きていける可能性は格段に低いといえます。見慣れないものに驚いて道路に飛び出してしまうかもしれませんし、空腹に耐えきれず危険なものまで食べてしまうかもしれません。

また、猫は縄張り意識の強い動物です。新参者の捨て猫は、地域の猫にいじめられ大怪我をする可能性だってあります。実際に、人が恋しくなった捨て猫が、知らない人にも不用意に近寄り、悪い人に捕まってしまった結果、酷い虐待を受けたケースもあります。野良で強く生きていく猫はたくさんいるのだからと、安易に飼い猫を捨てる人がいますが、元々野良の猫と、生まれたときから人の手によって育てられた猫では、外界で生きていく能力がまるで違うのです。

飼い猫を捨てることは罪になる

パトカーランプの写真

動物の遺棄は立派な犯罪です。動物の愛護及び管理に関する法律が制定された当初から、罰則があり、愛護動物を遺棄した者は、五十万円以下の罰金に処するとされています。実際にペットを遺棄したとして、逮捕や書類送検が行われ、その内容が報道されたこともありました。ただ、まだまだ日本では動物を捨てることが犯罪であるという認識は薄く、実際に逮捕、書類送検されたのも、ごく一部であるということも事実です。

海外では、動物虐待や遺棄などに対し、日本よりも重い罰則を処される国が多く、アニマルポリスと呼ばれる、動物を虐待から守るための活動をしている公的団体もあります。まずは、国民の皆さん、一人ひとりの認識を変えることで捨て猫を減らす事ができるのかもしれません。

捨て猫と飼い猫の見分け方

首輪をしている猫の写真

近所でよく見かける猫が、捨て猫なのか外飼い猫なのか、判断が難しく保護を迷っているという話をよく耳にします。あくまで目安にしかなりませんが、主な見分け方をご紹介します。

首輪

これは、一番分かりやすい目印だと思いがちですが、首輪をしているがガリガリに痩せている場合や、いつも怪我だらけの場合、捨て猫の可能性が高いといえます。首輪をつけたまま、猫を捨ててしまう人も多いので首輪をしているからといって、必ずしも飼い猫だとは限りません。むしろ、首輪がついている場合は野良の可能性はないことから、保護に緊急性がある場合も多くあります。

捨てられている時期

不妊手術をせずに、猫を外飼いしている場合に生まれた子猫を捨てる飼い主が後を絶ちません。特に4~6月にかけて、まだ目も開いていないような子猫のそばにいつまで経っても母猫が戻らない場合は、人間の手によって遺棄されたものだと判断してもいいでしょう。

人懐っこさ

もちろん、野良猫でも地域猫としてエサをもらう家がたくさんある場合などの理由で、人懐っこい猫もいます。ただし、あまりにも警戒心がなく、初めて会った人間に対しても体を擦り付け、お腹を出して甘えるなどの行動がみられる場合、元飼い猫の可能性が高いといえます。

体型、怪我

あまりにガリガリに痩せ細り、いつも他の猫から虐められて怪我をしている猫は、捨て猫の可能性も高く、また捨てられて間もない場合が多くあります。それだけ傷ついた状態で、人に助けを求めるのであればその可能性はまた各段に上がります。そのような状況の猫は、外界でそう長く生きてはいけません。急いで保護団体への通報など、何らかの処置を行ってあげてください。

捨て猫を拾ったときにするべきこと

ミルクを飲む子猫の写真

上記のように、明らかに人間の手によって捨てられた猫を緊急保護する場合、最低限以下の3つを取り急ぎ行うようにしましょう。

  • タオルや毛布などで体を保護、温める
  • 動物病院へ連れていく
  • 子猫なら子猫用のミルクや砂糖水を与える

成猫なら、猫用缶詰やフードを与える

外で暮らしていた猫は、ノミやダニ、何らかの感染症を持っている可能性がありますので、タオルや毛布で包み、できれば箱か何かにいれ、そのまま動物病院を受診することが望ましいです。ただ、時間帯や曜日によってすぐに受診できない場合もありますよね。そんな時、特に子猫の場合は体が冷えてしまったり、低血糖になってしまったりすることで命に危険が及びます。すぐに体を温め、乳糖が分解されている牛乳とブドウ糖液や砂糖水を飲ませましょう。成猫である場合も同様に、体を温め栄養補給に努めてください。

ただし、捨て猫を保護する際には、最終的に自宅で引き取ることができるのかを、しっかり考えて行動に移してください。里親探しをするつもりで保護したとしても、万が一里親が見つからなかった場合、自宅で引き取ることができなければ殺処分、または保護前と同じように路頭に迷う結果になってしまいます。手を差し伸べるということは、その猫の一生に責任を持つということです。

まとめ

たくさんの子猫の写真

我が家の愛猫も、人の手によって母猫から引き離され遺棄されたところを保護されました。無責任で身勝手な人間が減らない限り、外界でうまく生きていけず命を落とす捨て猫は増える一方です。飼い猫を捨てるということは、殺すも同然だということや、動物の遺棄は犯罪であることが一日も早く、ひとりでも多くの人に認識されることを願っています。

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