老猫ホームの特徴とその費用についてい

老猫ホームの特徴とその費用についてい

「老人ホーム」ならぬ「老猫ホーム」、皆さんは耳にした事がありますか?今回は、この老猫ホームについて詳しくご紹介したいと思います。

老猫ホームとは

日向ぼっこする猫

老猫ホームとは、様々な理由で飼育困難になってしまった老猫を預かってくれる施設です。少し前から、老犬ホームの存在を耳にする事はありましたが、最近では猫を飼育する世帯は犬を飼育する世帯を上回っていると言われており、その影響もあってか、老猫ホームという施設も多く存在するようになりました。

老猫ホームでは、定期的なトリミング、健康診断に加え24時間体制でお世話をしていただけるので、自宅での飼育が難しくなってしまった飼い主さんからすると、老猫ホームの存在はとても有り難いものだと言えます。

又、老猫ホームによっては、こまめにメールや電話で老猫の様子を知らせてくれる施設もありますし、会いたい時にすぐ会えるよう面会ルームが用意されている所もあります。中には人口芝生が敷いてあり、猫たちの日向ぼっこスペースが作られている老猫ホームもあるんだとか。

老猫が体調を崩し、緊急の場合には夜間救急病院に連れて行ってくれる老猫ホームがほとんどで、そこを考えると自宅でお世話をするよりも預けた方が安心できる場合もあるのでは無いのでしょうか。

老猫ホームに預ける事が出来る猫とは

老人と猫

では、上で紹介した”様々な理由で飼育困難になってしまった老猫”とはどんな老猫かと言うと、

  • 徘徊(はいかい)をする
  • 寝たきり
  • 排せつのコントロールが不可になった
  • 夜泣きがひどい
  • 飼い主の事情により世話が困難

等。猫も人間同様、認知症になる場合があります。そんな時、猫は

  • 飼い主に懐かなくなる
  • トイレの失敗
  • 食欲不振
  • 夜泣き
  • 急に唸る、噛みつく

等の症状が出やすくなります。今まではとても懐いてきた可愛い猫が、急に自分に対して唸ったり、噛みついたり、さらにはトイレを失敗する等の異常行動が続いた場合、どれだけ可愛がっていた猫であっても、飼い主さんは疲れてきてしまう事があります。

そのような理由から、一時的に老猫ホームを利用する方も居ますし、そのまま猫の幸せを願い終身預かりを選択する飼い主さんも少なくはありません。その他にも様々な理由により飼育が困難になってしまった老猫を預かってもらえる場合もあるそうなので、問い合わせてみましょう。

老猫ホームの利用料金

お金を広げて持つ人

料金は老猫ホームにより様々ですが、「入居金(入所金)」と「預り金」を支払う施設が多いようです。また、1年更新と終身預かりを選ぶ事ができ、それにより費用も変わってきます。料金の平均は以下の通りです。

入居金(入所金)

10万円から26万円程。この入居金(入所金)は、1年更新でも終身預かりでも金額は変わらない場合が多いです。

預り金

1年更新で預ける場合、年間36万円から52万円程。又、終身預かりの場合、88万円前後だそうです。1か月預かりをやっている老猫ホームもあり、その場合、月8万円から10万円程。

この入居金(入所金)、預り金のほかに、認知症等にかかり重度とみなされた老猫の場合は、介護費1日1500円から2000円程かかる場合も。その他、老猫に掛かる必要な治療費等も別で支払いする場合が多いようです。お悩みを抱えている方はお近くの老猫ホームへ連絡して、料金を聞いてみてはいかがでしょうか。

多くの老猫ホームでは、入居金(入所金)や、預り金の分割払は不可とされているようです。なお、終身預かりで預けた場合、想定より早く亡くなった時は返金してくれる老猫ホームが多いようです。

まとめ

くつろぐ猫

老猫ホームの利用料金は、とても安いとは言えない値段ですが、残念ながら自分の手に負えなくなってしまった老猫のお世話をしてくれる施設です。老猫ホームによって、猫たちの1日の暮らし方も変わってきます。

老猫ホームへの入居を考えている場合、様々な老猫ホームへ見学に行き、自分の猫にあった場所、面会の行きやすさ、そして料金等もしっかり考え、大切な猫を預ける為の信頼できる老猫ホームを見つけましょう。

スポンサーリンク