猫が狩りを好む、その変わらない狩猟本能とは

猫が狩りを好む、その変わらない狩猟本能とは

ペットになっても猫が狩りをする事はごく自然な事です。普段何気なく見ている猫ちゃんの行動が、実は狩りの練習だったりする事も。元々、優秀なハンターですので、それはペットになっても変わりません。そんな猫の狩猟本能からくる行動について、ご紹介します。

猫と狩りの本能

おもちゃのネズミを手に、舌なめずりをしている猫

ペットショップなどで目にする子犬や子猫達。そんな子猫達を扱っているペットショップでは最近、数匹一緒に展示しているペットショップも多くあります。

その目的は、同じくらいの年齢の子猫同士で遊ばせる事によって、引っ掻いたり噛まれたりしながら遊ぶ時のチカラ加減を覚えたり、猫同士のコミュニケーションを学んでいきます。そして、新しい家族に対する、コミュニケーションの取り方も学べるという目的があります。

じゃれ合いながら狩りを学ぶ

実際の親兄弟でも、猫はじゃれ合って遊ぶ事があります。理由の一つに、狩りの練習という目的があります。誰に教わるでもなく本能的に狩りをして生きることを知っているからです。

じゃれ合いながら、相手を獲物と例え、急所など弱点を攻める事を覚えていきます。同時に同じ事を相手からされる事によって、痛さなどを学んでいきます。

猫にとって飼い主さんも狩りの獲物

ジャンプしている猫

猫は物陰の後ろや曲がり角などから突然飛び出して来て、飼い主さんの足などに飛びつく事があります。この行動も狩りの延長で、飼い主さんを獲物に例えて狩りをしているのです。

決して「びっくりさせてやろう!」などと飼い主さんをおちょくっている訳では無いので、怒ったりしないで下さいね。猫は、動くものにはどうしても反応してしまうという事も関係しています。

飼い猫も狩りが好き

伏せている猫とおもちゃ

飼い主さんのことを好きすぎる猫は、どこにでもついていきたがります。トイレのドアを閉めてしまうと、気になる猫は、ドアの隙間から足を入れてガサガサ。初めのうちは、それが不気味で怖く感じるかもしれませんが、ドア越しに足をチョンチョンと触ってあげると、それが遊びになり、狩りの練習にもなります。

また、外を自由に行き来できる猫は、実際に狩ってきた戦利品を持ち帰る事があります。過去に、朝起きたら枕元に鳥やもぐらやネズミの死体があった事もあります。勿論猫に悪気はありません。

狩りもできない鈍臭い?飼い主のために、獲物のおすそ分けをしてくれているので、怒ったりしないでそっと片付けて下さいね。(今は室内で飼うことが殆どなので、めったに無いかと思いますが)

まとめ

ネズミを見ている猫

元々、優秀なハンターの猫。それはペットになっても変わらず、個人的な意見ですが、狩りをする姿はとても美しく、生き生きとしている所が猫の魅力の一つだと思います。猫は小さいけれども、そんな気高いハンターの為、飼い主さんも一緒に遊んであげたり、時には見守ってあげたりして、楽しい狩りライフ?を過ごして下さい。

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