猫島ってどんなところ?猫島が抱える問題とは

猫島ってどんなところ?猫島が抱える問題とは

猫好きの方なら一度は「猫島」という言葉に、心惹かれた経験があるのではないでしょうか。のどかな島で、たくさんの猫たちがのびのびと暮らす様子を写真家などが紹介したことから全国の猫好きのなかで有名になりましたよね。ただ、多くの観光客が訪れるようになった今、猫島はある問題を抱えています。猫島へ行かれる前に、是非一度読んでみてください。

252view

目次
猫島ってどんなところ
猫島が抱える問題
猫島への観光客が及ぼす被害
猫島「男木島」は日本一猫に優しい猫島
猫島へできる協力
まとめ

猫島ってどんなところ

104126504 猫島の猫たちの写真

テレビや雑誌でも多く紹介されている「猫島」とよばれる島は、南は沖縄、北は宮城まで全国に20ヵ所以上あります。特に猫の数が多く、代表的な猫島は、沖縄県の竹富島、宮城県の田代島、愛媛県の青島でしょうか。

特に青島は「島民17に対し猫100匹」という、何とも驚きのワードで話題になりましたよね。猫島とよばれる島では、猫が自由に堂々と暮らし、住民と共存しています。人慣れしている猫が多く、たくさんの猫と触れ合うことができることから、猫好きにとってはまさに「楽園」と呼ぶに相応しい場所だといえます。

そして何故、猫島とよばれる島にはこんなに多くの猫が暮らしているのでしょうか。これは昔、大量発生したドブネズミ退治のために、ヘビやイタチ、何千にも及ぶ猫を島へ迎え入れ、そこで猫が生き残り、繁殖し続けたという説があります。また、交通量が少なく、漁が盛んなことから、猫たちが暮らしやすいのかもしれません。

猫島が抱える問題

158320005 田代島の猫の写真

猫の楽園などとよばれることから、猫たちにとっては何不自由ない、幸せにくらせる場所というイメージばかりが世間に浸透しています。ただ、昨今では猫の増えすぎや、近親交配によって生まれつき身体が不自由な猫も多くいることで問題を抱えている島も少なくありません。

また、猫島とよばれるようになってから、島へ飼い猫を捨てにくる人が増えたといいます。島のなかでも、上下関係は厳しく縄張り争いに敗れたものは、飢えに耐えながら生活する場合もあるというのに、そこへ突然放り出された飼い猫が幸せに暮らしていけるわけがありません。猫島で暮らす猫たちは、縄張り争いや、生きていくための食事の補償などと引き換えに自由を手に入れているのです。

猫島への観光客が及ぼす被害

122858030 島猫にエサをあげている写真

猫島とよばれるようになり、観光客が増えるということは、猫にとっても、島民にとっても良いことばかりではありません。観光客によるポイ捨てなどのゴミ被害や、島民の敷地への侵入、猫目的で訪れた観光客のエサやりなどが、猫と島民の共存を脅かしているのです。

特に、猫島としての観光を目的に訪れる人が増えてから、たくさんの猫と触れ合いたいと思うばかりに、猫に人間の食べ物を与えたり、エサを大量にばらまいたりするなどの問題行動が後を絶たないといいます。

「野良猫はお腹をすかせているだろう」という思いから良かれと思ってしてしまう行動なのかもしれません。しかし、猫島の猫は「野良猫」ではなく「島の猫」なのです。その地域の島民や、ボランティアさんが猫の健康状態を考慮し、ある程度の食事の管理もされているのです。

また、外で自由に暮らす猫は「食べられるときに食べられるだけ」食べようとしてしまう習性もあることから、慣れないものを食べすぎてしまうことで、嘔吐や下痢、悪化すれば大きな病気に繋がる可能性もあります。

多くの観光客が訪れたあとは、猫が体調を崩すことが多く、フン被害も増えるそうです。またエサのばらまきがカラスを呼び、子猫が連れ去られることが増えることだけではなく、島の環境をも悪化させることから、島での猫のエサやり自体が禁止されてしまったという例もあります。猫島が本来の姿で、島民と共存するために、猫が可愛いと思うならば、勝手なエサやりは絶対にやめましょう。

猫島「男木島」は日本一猫に優しい猫島

132724318 男木島の街並みの写真

香川県男気島も、島民よりも猫が多い猫島として有名です。この男木島も、猫の増えすぎによって、フン被害や、発情期の鳴き声などに島民は頭を悩ませていたといいます。

また、近親交配が原因とみられる障害を持った猫が増えていることや、島での冬の寒さは厳しく、秋生まれの子猫はほとんどが冬を越せないことなども問題となっていました。そこで、殺処分という選択をしないため、猫と人の共存を守るためにある活動を決意しました。

それは、200匹以上にも上る島猫全頭への不妊手術の実施です。「さくらねこ活動」などで知られるどうぶつ基金の協力もあり、香川県で活動するNPO法人「BONにゃん」が実行に踏み切りました。

また、猫たちへの負担を減らすため、栄養状態や猫の数、手術を受ける猫の生活場所などを調査し、不妊手術に耐えられる体力をつけるため、食べ物が行き渡るような配慮までされたそうです。

対策後、発情期の鳴き声、喧嘩やマーキングなどの被害も減っており、今後は殺処分予定の猫たちを不妊手術後に、島で引き取る計画もしているそうです。

猫島へできる協力

104125877 おもちゃで遊ぶ島猫の写真

どうしても、猫島で暮らす猫たちになにかしてあげたいという場合は、その地域を管轄するボランティア団体や島民の方へ、猫のエサなどの物資を渡してみるのもいいかもしれません。

また、上記で紹介した猫への不妊手術にも、莫大な資金を要するため、団体への寄付も離れた場所からでもできるボランティアのひとつです。何よりも、猫島を訪れたときは猫たちにストレスを与えないよう注意して接すること、島民への配慮、ゴミの持ち帰りなどを徹底することが、猫島とよばれる島が今一番求めていることかもしれません。

まとめ

104126519 海と猫の写真

私自身も、一度は猫島とよばれる島へ行ってみたいと思っていました。ただ、猫島のなかでも、商業施設が立ち並ぶ観光地である場合や、昔ながらの街並みを大切にしているのどかな島である場合など、在り方は様々ですよね。

後者では、突然観光客が増え戸惑っている島民の方も多いといいます。どこで観光するにおいてもマナーは必要ですが、猫島での観光では島民の方へはもちろん、猫に対しても十分な配慮が必要です。

島を汚さないことはもちろん、島で暮らす猫たちは野良猫ではなく、島の猫なのだということを頭に置いておかなければいけませんね。

スポンサーリンク

おすすめ記事

飼い主の声を書き込んでください

あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛猫の為にもなる情報をみんなで書き込んで、猫と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

写真を付ける

この記事への書き込みは編集部が確認・承認した後反映されます。

書き込みに関する注意点

この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除処理、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

  • ・過度と捉えられる批判的な書き込み
  • ・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
  • ・荒らし行為
  • ・宣伝行為
  • ・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。

『ベンガル』を知ろう!

「ベンガル」はヒョウ柄でワイルドな見た目が特徴のねこちゃん。その姿はまさに小さなヒョウ!なのに、性格はその見た目と違って甘えん坊というギャップの持ち主。遊ぶの大好き!おしゃべり大好き!とても可愛いベンガルの魅力をたっぷりご紹介します♪

ベンガルについてもっとみる

『マンチカン』を知ろう!

「マンチカン」はなんと言っても短い足が特徴的!短い足でトコトコ走る見た目の可愛さから「猫のダックスフンド」という異名を持っています。また見た目の可愛さも然ることながら、穏やかで優しく人懐っこい性格でとても人気の高い猫種です。

マンチカンについてもっとみる

『アメリカンショートヘア』を知ろう!

「アメリカンショートヘア」は、元々ネズミ捕りとして育てられていた名残で、好奇心旺盛で活発なねこちゃんです。運動能力が高いことに加え、優雅な毛並みと頭の良さが人気の理由。そんなアメリカンショートヘアの魅力を余すことなくお伝えします!

アメリカンショートヘアについてもっとみる
ポチライター
人気のキーワード