子猫を育てる母猫との付き合い方

子猫を育てる母猫との付き合い方

猫が大人になり、赤ちゃんを生んで母猫として過ごす過程に、人のサポート力は良くも悪くも、とても大きな影響力があります。自然に任せる事が基本ですが、時には母猫に手を差しのべ、手助けしてあげる事も大切です。ここでは、母猫に手をさしのべるタイミングや、どのように手助けをしたらよいのかをお伝えします。

356view

母猫を基本は見守ってあげましょう

仔猫をなめる母猫

猫が子猫を出産して、母猫として育児に奮闘する場面は、多くのドキュメンタリーで取り上げられています。外猫であれば天敵に見つかりにくい場所で、飼い猫であれば家の産箱で出産をして、母猫としての役目を本能で開始するのが普通です。

飼い猫が多くなった近年、外で子猫を引き連れて歩く母猫の姿を昔ほど見かける事はなくなりましたが、繁殖シーズンになると猫同士のメス争奪戦を1度は見かけます。

基本的に、猫の出産や育児に人が手を出してしまうのは良くないとされていますが、時と場合によって、臨機応変に対処してあげることで出産も子育てもスムーズにいくのではないでしょうか。

母猫の育児放棄の原因

生まれたての仔猫

母猫の出産や子育てに人が手を出してしまうと、母猫は子猫を育てるのを止めてしまう場合があります。自分と違う匂いが付いてしまう事が原因の1つと言われていますが、それ以外にも、育児放棄してしまう原因がいくつかあります。

  • 子猫の生命力が弱い
  • 病気や疾患がある
  • 子猫の数が多すぎて育てきれない
  • はじめての事で育て方がわからない

自然界で考えると、母猫は自分の育てられる範囲で効率良く子育てをする為、弱い子どもを育てないのが当たり前の世界です。母性が生まれずに育てない事や、育て方がわからない等、理由は様々です。
そこで、唯一手を差し伸べてあげられるのが、人です。母猫の様子を見極めて、育児のバトンタッチしてあげる事も時には必要となります。

母猫の行動の変化を観察

母猫と仔猫たち

”お母さん”になった母猫は、とても神経質です。生まれた子猫達を育てる事に専念する為、むやみに近づいたり、可愛いからと頻繁に覗いたりすると負荷がかかり、良くありません。

また、子猫達にとって初めて飲む母猫の初乳(産後28時間以内の母乳)は、免疫を付けるためにとても重要です。体温調節ができないので、母猫に寄り添って暖をとりますが、早々に産箱から母猫が出てしまい、子猫達の元に戻らない等の変化があった時には、人の手助けが必要かもしれません。

母猫の手助けの仕方

哺乳瓶でミルクを飲む仔猫
  • 母乳を飲む手助け
  • 人工哺乳
  • 体温調節の確保
  • 排泄の補助

子猫が母猫の初乳を飲めていない時は、子猫を母猫の乳首まで誘導してあげたり、くわえさせてみましょう。
初乳には免疫を高める成分と、成長を高める大事な栄養素が含まれています。
免疫を持たない生まれたばかりの子猫にとって、初乳は必要な食事となるので、どうしても飲めない時には人工哺乳へ切り替えてあげます。

母猫の初乳は免疫をつける為に必要ですが、免疫は約1ヶ月弱で切れていくのものなので、それまでを乗り切れば安心です。人工哺乳にする場合は、人の赤ちゃんを育てるのと同じく、飼い主さんのガッツも必要です。

猫用のミルクを、猫用の哺乳瓶やスポイトを使って与えるのが鉄則となり、ミルクの目安量は1日に3~5CCを3時間置きに与え、徐々に量と回数を増やして様子を見ます。

排泄も人工哺乳とセットでしてあげましょう。排泄方法は、濡れたティッシュで肛門などのお尻周りを刺激してあげるのがコツです。
そして、食事の後はたくさん睡眠をとってもらいますが、体温調節もポイントです。25度~30度の室温がベストな為、気温の低い季節には、ペット用のホットカーペットやアンカ、湯たんぽ等を利用すると安心です。

まとめ

母猫の首元で寝ている仔猫と抱いている母猫

状況に応じて母猫を手助けすることは、判断が難しい時もあります。母猫が完全に育児放棄したのではなく、飼い主さんに甘えたかっただけの場合や、小休憩をしていただけ等、飼い主さんが育児放棄と勘違いをすることもあるかもしれません。

迷った時には近くの動物病院へ連れて行ってみたり、電話で問い合わせて適切な対処をしてあげれば、子猫達はきっとトラブルなく元気に育ってくれる事でしょう。

スポンサーリンク

人気のキーワード