眠り猫のいる日光東照宮をご紹介

眠り猫のいる日光東照宮をご紹介

豪華けんらんな世界遺産、見事な色彩と彫刻で彩られた日光東照宮。その見事な彫刻には様々な動物たちがモチーフにされていますが、中でも有名なのが猫をモチーフにした「眠り猫」。今回はこの眠り猫にスポットをあててご紹介します!

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眠り猫がいる「日光東照宮」

144131625眠り猫の画像

日光東照宮は関東北部、栃木県日光市に所在する神社。江戸幕府の創設者でもある徳川家康を祀(まつ)った神社で、境内には陽明門をはじめとした国宝や五重塔をはじめとした重要文化財が数多くあります。

眠り猫はどこにいるのか

そんな日光東照宮にはたくさんの立派な門や社殿などの建造物があるのですが、その中の東回廊に眠り猫の彫刻があります。写真などでみると大きな彫刻に見えますが、実際には小さくてとても可愛らしいサイズ。

現地には案内板が用意されているので眠り猫の場所がわかりやすくなっていますが、周囲の豪華けんらんな彫刻とあいまって、案内板がなければ見逃してしまうんじゃないかと思えるほどの可愛らしさです。

眠り猫の作者は左甚五郎

この眠り猫は江戸時代に実在した左甚五郎という彫刻家の作品といわれています。この左甚五郎が彫った彫刻には魂が宿るといわれ、その彫刻が夜な夜な動き出すというような噂が出るほど腕の立つ彫刻家だったそうです。

ちなみにこの左甚五郎の作といわれる彫刻は全国に100以上あるのですが、その製作年間は安土桃山〜江戸時代後期頃までと300年間もあるため、左甚五郎とは一人の人物ではなく、代々受け継がれた名前であるとか全国各地で腕を振るった、彫刻家たちの代名詞である等様々な説があります。

眠り猫なわけ

89958537眠り猫

こういった神社や寺院の彫刻といえばおめでたい鶴や亀、龍、鳳凰(ほうおう)などがモチーフとして選ばれることが多い中、なぜ「眠っている猫」がモチーフとして選ばれたのでしょうか?

その理由としては様々言われがあるようですが、この眠り猫が奥宮の入り口に飾られていることから「不浄なものはネズミ一匹たりとも通さない」という意味が込められている、又はその花に囲まれて日の光を浴びて穏やかに眠っている姿からきているとか。

また、日光という土地にちなんで彫られたという説、家康が開いた江戸幕府が猫がすやすや眠れるほどに長く平和に続くことを祈念する意味がこめらたという説もあります。

他の神社・寺院にも猫の彫刻はあるけれど・・・

日本全国にある神社・寺院には猫の彫刻がないわけではありません。むしろ身近な動物の中ではモチーフとして多く取りあえげられている方ではありますが、そのほとんどは獲物を狙っている姿、あるいは招き猫のようなキャラクター性を加味してあるものが多くあります。

猫が丸くなりすやすやと眠る姿は見慣れた姿ではありますが、こうした彫刻としては非常に貴重なものなんですね。

眠り猫の裏側

106394348木に止まる雀(すずめ)

この眠り猫、実は裏側には雀の彫刻があるのをご存知でしょうか。眠り猫の裏側には、竹林で遊ぶ2羽の雀が彫刻されています。本来ならば猫は雀の天敵。その雀が恐れるはずの猫の近くで遊んでいる。

このことから江戸時代の平和を意味し、そのシンボルとしてこのような彫刻がされたといわれています。ですがこの彫刻は取り外すことができ、移動が可能とのこと。なので長い歴史の中で移動された可能性もあり、本当の事は、まだ分かっていないそうです。

まとめ

89700599日光東照宮 廻廊と本地堂

日光東照宮といえば陽明門が有名ですが、つい先日長い間の修理を終えてきらびやかな姿が公開されました。青々とした木々に囲まれた日光東照宮、眠り猫をはじめとした、可愛らしい動物たちの彫刻探索がてら、広い境内をのんびりお散歩に出掛けてみてはいかがでしょうか。

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