捨て猫は保健所でどのように扱われるのか?

捨て猫は保健所でどのように扱われるのか?

捨て猫はすぐ保健所に連絡しますか?捨て猫を見つけた場合、あなたならどうしますか?自分で飼う、もしくは他に里親を探してみるなど、いろいろ方法を考えますか?最終的に、苦渋の選択で捨て猫を保健所に持ち込んだ場合、猫は保健所でどうなってしまうのか。調べてまとめてみました。

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捨て猫と保健所の役割

座っている子猫

保健所は地域住民の健康や衛生を支える公的機関の一つです。様々な業務の中に野良犬・野良猫などの管理及び殺処分、引き取り先の募集(里親募集)という業務があります。

それ故に、捨て猫を保健所に持ち込めば、もっといい里親を見つけてもらえるだろう、安楽死させてくれるから苦しまずに死ねるだろう、といった安易な考えを持っている方が多いのも現状です。

捨て猫を保健所に持ち込んでも、返還・譲渡数は25.6%(環境省)くらいです。そして、捨て猫は保健所に収容されれば、ほとんどが殺処分されます。環境省自然環境局が発表した、平成27年度の猫の殺処分数は67,091匹です。以前よりは少なくなりましたが、それでも膨大な命の数字です。

しかも、世間一般に保健所では安楽死させてくれると思われていますが、現実では猫たちはガス室で苦しみながら死に、そして焼かれてしまうのです。中には、ガスで死にきれず、生きたまま焼かれるという、耳をふさぎたくなるような惨い最期を迎える猫もいるそうです。

捨て猫を保健所に持ち込むケース

箱に入っている子猫

もし、段ボールなどに入っている捨て猫を見つけた場合、保健所や動物愛護センター、行政、警察などに相談しましょう。通報者の名前や住所、連絡先場所や時間、猫の状況、身元が分かる首輪はあるか?怪我はないか?など捨て猫の状態を保健所に報告します。

保健所へ捨て猫を持っていく前に、引き取り手はいないかどうか、今ではSNSに情報を発信して運良く里親を見つける場合もあります。それでも保健所に捨て猫を持ち込むケースが後を絶たないのは、身勝手な理由で猫の飼育を放棄する飼い主たちがいることです。

「病気になって世話が大変になったから」や「赤ちゃんが生まれるから」、「大きくなって可愛くなくなったから」等々、腹に据えかねるような理由です。しかし、保健所では捨て猫を引き取る法的義務があるため受け入れざるを得ません。

捨て猫を保健所から引き取りたい時

手の中で寝ている子猫

まず、各自治体の保健所で捨て猫の譲渡会をするのか、動物愛護センターでするのかを事前に確認してください。また予算や人手不足などの理由で、猫の譲渡会をしていない自治体もありますので、そこも確認して下さい。

捨て猫を保健所や動物愛護センターから引き取りたい方は、里親に応募します。都道府県の保健所によって違いがあると思いますが、一つの県の譲渡申し込み条件を紹介致します。

申し込み条件

  • 県内に住んでいる18歳以上の方
  • 非営利の目的で譲り受ける方
  • 家族全員の同意が得られている方
  • 終生飼養できる方
  • 不妊去勢手術またはこれに代わる確実な繁殖制限措置を行える方
  • 飼育場所が集合住宅又は借家の場合は、動物の飼養が承認されている方
  • 適正に飼養できる環境である方
  • 誓約書の内容を理解し遵守できる方
  • 調査指導に協力できる方

持参するもの

  • 印鑑
  • 本人確認できる書類(運転免許証など)とその写し
  • 猫を連れて帰るために必要なもの(キャリーケースなど)

譲渡されるには、様々な条件がありますね。それだけでなく経済的な面も考慮しなければなりません。去勢または不妊手術費、健康診断費用や毎日のエサ代、病気になった場合の医療費など多額の費用がかかります。

ペットを飼うには相当の覚悟が必要だという事です。よくペットを飼うと、子ども一人分のお金がかかるといわれていますよね。捨て猫を保健所から救い、愛情をかけて育てていって欲しいと思います。

捨て猫の保健所への持ち込みを減らすために

猫の家族

保健所にて猫を持ち込むのは、身勝手な飼い主の他にも、捨てられている子猫を見つけ、どうしようもなくて、保健所に持っていく場合もあります。おそらく、野良猫に餌を与えている人がいる為に野良猫が集まってきている事が考えられます。

ほとんどの野良猫がそうだと思いますが、去勢・不妊手術をされていないので、自然に任せていれば、どんどん子猫が生まれます。そして、どうすることもできなくなって、捨てているのかもしれません。もしかすると、誰かが見つけて飼ってくれることを願いながら・・・。

保健所では「捨て猫や野良猫に餌を与えないで下さい」と注意しているようですが、なかなか守られていないのではないかと思います。かわいそうに思って餌をあげてしまうのかもかもしれませんが、最期まで面倒をみられないなら、心を鬼にして言いますが、中途半端な情けをかけないで欲しいと思います。

でも、これはただ一人や二人の責任ではなく、隣近所や地域社会全体で考えなくてはならない問題ともいえると思います。多くの人に、気の毒な命を増やしてしまう現実を知って欲しいです。

保健所は捨て猫を持ってこられたら、当然義務ですから受け入れます。殺処分数67,091匹のうち幼齢個体(離乳していない個体を示す)は44,068匹です。約68%が生まれたばかりの子猫です。捨て猫を保健所に持って行くことのない世の中に、いつかなるのでしょうか。

まとめ

寄り添う二匹の猫

捨て猫の問題は、他人事ではないと思います。私も猫が好きですが家では飼っていません。一人が好きでも、家族全員の同意がないと飼う事は難しいです。こんなにも捨て猫が殺処分されている現実に唖然としました。

もし、捨て猫を見つけたとしたら…と考えますと、ものすごく、悩んでしまうでしょう。エサをあげたくなる気持ちも分かります。でも、そうしてはいけないですよね。最期まで面倒をみることができないのに、ほんの気まぐれで餌付けをしてはいけないと思います。

できれば、猫に限らずペットを簡単に繁殖させたり、捨てたりしないで欲しいです。責任を持って面倒をみて欲しいと思います。そして、どうしても猫を飼いたいと思っている方は、ペットショップに行く前に、保健所や動物愛護センターでの譲渡会も選択の一つに入れて頂きたいと思います。年々、殺処分の件数は減っているとはいえ、0ではありません。不幸な命をこれ以上増やさない世の中になって欲しいと思います。

女性 tonakai

猫の殺処分に関しては以前から問題視されていましたが、解決するにはまだまだ時間がかかりそうですよね。テレビでも特集されていて、捨て猫や野良猫を保護して新しい飼い主を探す方法の他に、地域の住民と話し合いをし地域猫とする方法が紹介されています。様々な方法がありますが、地域によって猫の問題は違うので、その地域に合わせたやり方を探す必要もありますよね。自分が直接保護活動に参加できなくても、寄付や募金など他の形で猫をサポートすることもできます。ですが、猫を捨ててしまう人がいるというのは、そう簡単に減らないのではとも思います。猫を飼育するということがどれだけお金がかかるのか、どれだけ大変なのかをもっと知る機会を増やしたり、今までとは違った方法で伝えることが必要だと感じました。

20代 女性 若葉

最近はたくさんの保健所で殺処分ゼロ運動もおこなわれているけれど、まだまだ現実は厳しいんですね。お話を読んで、ココロがとても痛いです。

うちのにゃんこは、譲渡会で2匹お迎えしました。
たくさん、たくさんのにゃんこがいて、うちに来てくれた2匹も、迷いに迷ってお迎えしました。
保護猫ちゃんみたいに、うちではたくさん飼ってあげる事ができないのが、とても切なくて仕方なかったです。

ガスって、苦しい。残酷だなって思いでいっぱいです。
海外ではガスじゃなくて、お薬を使って安楽死させてるそうです。でも、お薬は高くつくから、日本ではガス…
保健所でたくさんの命が天国へ、それも人の手で逝ってしまう現実は、本当に胸が痛い…

少しでも、幸せに一生を暮らしていける子が増えてほしいと思いました。

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