猫のイタズラとの向き合い方

猫のイタズラとの向き合い方

猫のイタズラで困る人も少なからずいることでしょう。しかし,猫もただやみくもにイタズラをして,飼い主を困らせようと考えているわけではありません。猫がイタズラをするときは,飼い主に伝えたいことがあるのですが,中には危険が伴うこともあり放置することはできません。猫がイタズラをしたとき,どのように対処すれば良いでしょうか。

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猫がイタズラの特徴

カーテンにじゃれる猫

猫がイタズラをするのは,一般的にいろいろなことに興味を持つ,遊ぶことが好きな性格のためです。「猫じゃらし」は猫が関心を持ちやすいものの1つですが,動くものに反応する猫の本能があるために,つい猫じゃらしの動きを目で追ってしまうのです。

また,それ以外にも猫が本能的にやってしまうのが「爪とぎ」です。猫は至る所で爪をとぐ習慣がありますので,家具や家の壁を傷つけたくない場合は専用の爪とぎ板を用意する必要があります。

猫のイタズラといっても,猫が持っている本能からやってしまう習性は道具で解決できるケースがあります。他にも猫がやってしまう行動があります。高い所によじ登ったり障子などに穴を開けたり,電気系のコンセントを噛む,ごみ箱の中身を周辺にまき散らすなどの,困った行動を取ってしまうことがあるのです。

イタズラをするときの猫の心理

ふだんから自由気ままに行動をして,気が向けばおもちゃで遊んだり寝転がったりしている姿を見ていると,余り想像できないかも知れませんが,実は猫もストレスを抱えることがあります。

  • 飼い主が仕事などで,大抵家にいない
  • ふだん過ごしている部屋の環境では運動できる状態とは言えない

猫がストレスを抱えているときは,様々な行動をとります。飼い主とコミュニケーションを取ろうと飼い主の後を追う,気持ちを自分に向けてほしいと言う気持ちから飼い主を見ている,中には粗相をする場合もあります。このように,猫のイタズラにはただ構ってもらいたいときやストレスを抱えているために行動に移すときがあるのです。

猫がイタズラしないための接し方

キッチンを歩く猫

猫のイタズラには,いろいろなものに興味があって遊ぶ場合と,ストレス発散のためにやってしまう場合の2通りがあります。そのストレスの要因の1つに,飼い主の不在が頻繁にあることです。それが仕事で家を空けがちなら,長時間不在というのも仕方がありませんが,家にいられるときは,猫の気持ちをくんで,そばにいたりするなどし,猫の方からよってきたときは,一緒に遊んであげましょう。

特に室内飼いの猫なら,キャットタワーやキャットウォークなどの興味を持てるものを用意してあげ,気が向いたときに遊べるように,幾つかおもちゃをおくだけでも良いでしょう。このような工夫で猫のストレスを感じにくい環境にします。

たかがイタズラでも危険なこともある

猫がするイタズラにはテーブルの上の物を落とす,ごみ箱のごみを散らかしたりするような,かわいいものがありますが,中には,猫のイタズラであっても危険なことがあります。

お風呂場

本来猫は水が苦手です。浴槽に水が入っていることが多ければ,水を抜く習慣をつけた方が賢明です。万が一水の入った浴槽に猫が落ちた場合,そこから出られないこともありますから猫にとっては危険です。また,家族でお風呂に入る際に「追い炊き機能」を使っているなら,水が熱くなっている可能性があります。どちらにしても事故につながりかねませんので,浴槽に専用のフタをしておくか浴室に入れないように対処します。

クローゼットなどの収納

意外と見落としがちになるのが「クローゼット」のような収納です。特に押し入れは布団などを収納しておきますので,猫が好んで入り込んで寝ることがあります。それを知らずにドアを閉めてしまうと猫が出られなくなります。それがまだ短い時間で発見できたら良いですが,もし何時間も気づけないまま出かけてしまったら大変です。

キッチン

猫は犬とは違って高い所に簡単に上がることができますから,もしキッチンで調理中に猫が飛び乗ってきたら大変です。特に,鍋に火をかけているときや,包丁で食材を切っているタイミングであれば,飼い主も猫もケガをする恐れがあります。

洗濯機

猫が洗濯機の上に飛び乗るつもりが,洗濯機のフタが開いていてそのまま洗濯槽に落ちることもありますし,あえて中に入って寛(くつろ)いでいる猫もいます。それに気づかずに洗濯機を回して事故にならないように,利用しないときはフタを閉めておきましょう。

猫のイタズラに適したしつけのコツ

猫を叱る女性

猫のイタズラなど困った行動に対して「ダメでしょ!」「コラッ!何してるの」などと叱っても直ることはありません。なぜなら猫にはこの言葉の意味がわからないからです。大きな声を出して叱れば猫も驚きますし,飼い主さんとの信頼関係を揺るがしかねません。

猫のイタズラに対して私たちがするべきことは,叱ることではなくそのような行動をさせないように工夫をすること。イタズラをさせないような環境作りをし,イタズラしそうな現場に遭遇したら猫の気を他にそらすようにしましょう。

猫は警戒心が強い

猫は人が思うよりも,警戒心が強いです。そのため,猫がイタズラをしたときに「悪いこと」と認識させるために叩(たた)くなど,痛みで教えてしまうと警戒してそばに近寄らなくなることがあります。それに気づかずに何か悪いことをしたときにいつも叩(たた)いていれば,飼い主を嫌な存在として覚えてしまいます。

猫はマイペースで生きる動物

猫は単独で生活する動物なので,自分のペースを乱されることが大嫌いです。ですから構われたくないときに,構われるストレスは私たちが想像するより大きなものなのです。猫がよってきたときに遊んであげ,それ以外のときはしつこく撫(な)でたりせずそっとしておくのが理想と言えます。

もちろん全てを猫のペースに合わせて生活することは不可能です。ふだんから猫の態度を見ながら,今,猫がどんな気持ちでいるのかを考えるようにしましょう。猫の気持ちを読み取り,大切することが猫との信頼関係をより深めます。

まとめ

猫と遊ぶ人

猫のイタズラには手を焼くことも多いですが,飼い主がじっくりと向き合って教えることが大切です。また,一言で猫のイタズラと言っても,興味本位でやってしまうこともあれば,ストレスが原因でイタズラしてしまうこともあります。万が一家を空けることが多いなら,家で過ごせる日を選び,猫がよってきたら構ってあげストレスを緩和してあげましょう。

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